ハーブを水耕栽培で育てよう!お家で簡単にできる水耕栽培を徹底解説!

「水耕栽培」は土を使わずに行う栽培方法です。特にハイドロカルチャーを用いたハーブ栽培は見た目が映えることから、室内ガーデニングにおすすめの手法です。ハーブを水耕栽培で育てる方法や、メリット・デメリットに加え、水耕栽培に適した植物についてもご紹介します!

 ハーブを水耕栽培で育てよう!お家で簡単にできる水耕栽培を徹底解説!のイメージ

目次

  1. 1ハイドロカルチャーと水耕栽培の違い
  2. 2ハーブの水耕栽培方法
  3. 3ハーブを水耕栽培で上手に育てるポイント
  4. 4ハーブの水耕栽培のメリットとデメリット
  5. 5水耕栽培でキッチンハーブを育ててみよう!
  6. 6ハイドロカルチャーやカラーサンドを使うとおしゃれに!

ハイドロカルチャーと水耕栽培の違い

園芸の世界では土などの固形培地を使用しない栽培方法を「水耕栽培」と呼び、また水耕栽培のなかでも「水栽培」「ハイドロカルチャー」といった細かい分類があります。

ハイドロカルチャーとは、水という意味の「ハイドロ」と栽培・耕作を意味する「カルチャー」が合わさった言葉です。水栽培とは異なり、ハイドロボールという石のような人工素材を培地として使用する点が特徴です。

ハイドロボールには透明なものやカラフルなものもあり、インテリア性が高く、観葉植物を育てることに向いているとされています。

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ハーブの水耕栽培方法

水耕栽培にはさまざまな育て方があり、植物に合わせて以下のような方法で栽培をします。
 

  • 養分の入った水(培養液)の中に植物の根を伸ばす
  • 培養液を霧のように根に直接スプレーする
  • 植物の根元に液肥を間歇的に点滴する

なかでも培養液の中に根を伸ばす方式には、培養液中に根の全体を浸す「DFT方式」と、培養液を浅く流して根の先端から養分を吸収させる「NFT方式」があります。

前者は葉物野菜を育てる工場で広く使われており、後者は観葉植物やキッチンハーブなど室内での栽培によく用いられる手法だそうです。

ハーブの水耕栽培①準備するもの

植物を育てるにはお金がかかるイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、実は簡単に手に入る素材のみで水耕栽培を行うことができます。
 

  • 栽培キット
栽培キットは種や肥料など素材の分量が予め調整されており、買ったあとそのまま育てることが可能です。初心者の方はまず栽培キットからスタートすると安心でしょう。

  • ペットボトル
市販キットでの栽培に慣れたら、次は水耕栽培キット作成に挑戦してみましょう。

キットはペットボトルの上部1/3ほどを切り取り、飲み口側を下に向け、残り2/3にはめたら完成です。株を飲み口に挿して使用しますが、切り口がどの程度培養液に浸かっているかを確認してください。

お手軽なペットボトル以外に、花瓶(フラワーベース)などでも栽培可能です。

ハーブの水耕栽培②種まきと苗植え

苗から育てることも可能ですが、種からの場合は発芽~成長株になるまで同じ環境で栽培されるため、安定した強い株になると言われています。

種は水を染みこませたスポンジやウレタンなどに蒔くとよいでしょう。土台には切り込みを入れてポケットを作り、その中に種を入れていきます。種の間隔は3cm~5cmほど空けてください。

ハーブの水耕栽培③水挿しで育てる

水の入った容器に植物を挿すことを「水挿し」と呼びますが、ハーブを水挿しで栽培する際には「水差し」にも気を配ってみましょう。

そもそも「水差し」はピッチャーのような取っ手付きの容器を指します。主に水やりで使用するものですが、素材やデザインによっては花瓶として様になるものもあります。

 

ハーブを水耕栽培で上手に育てるポイント

水耕栽培の方法について学んだところで、次は上手に育てるためのポイントについてご紹介します!

ポイント①日当たり

室内で水耕栽培を楽しまれる方に、まず注意していただきたいのが「日当たり」です。

適切な光量はハーブの種類にもよるため、栽培するハーブに合わせた環境を選びましょう。日当たりのよい場所を好む品種ならば窓辺に置くか、蛍光灯の光を駆使します。

人工的に光を与える装置もありますので、場合によっては購入を検討するのもよいでしょう。

ポイント②液体肥料を使用

植物の栽培に肥料は欠かせませんが、水耕栽培には液体肥料を使用します。また、土栽培用の肥料を水耕栽培に使用した場合、養分が不足する可能性がありますので注意しましょう。

中でも「ハイポニカ肥料」は農水省の登録を得ており、初心者の方でも安全に使用できると評判の製品です。

ポイント③害虫を駆除

水耕栽培は土栽培より虫が付きにくい点がメリットではありますが、場合によっては害虫の被害に遭ってしまう可能性は十分にあります。

もし虫を見つけた時は被害に遭う前に対処しましょう!

  • 手作業で取り除く(ピンセット、テープなど)
虫の数が少ない・サイズが大きい場合は手作業で取り除くのがおすすめ。薬剤を使わないため、小さな子どもやペットがいる家庭でも安心して行えます。

成長した植物ならばテープ類で取ることも可能。どちらにしても、茎や葉を傷つけてしまわないように気をつけましょう。

  • 天然素材のスプレーやトラップテープを使用
手作業で取りにくい虫には天然素材で作ったスプレーがおすすめです。なかでも唐辛子をアルコールに漬けた「唐辛子スプレー」や、酢と水を混ぜた「酢スプレー」が効果的とされています。

また「トラップテープ」をペットボトルに巻いたり、吊るしたりして使用する方法もあります。長期間の使用にも耐え、濡れても渇くと粘着力が戻る点が特徴です。

出典: http://www.maff.go.jp/index.html

  • 市販の害虫駆除剤を使用
虫が大量発生したり、これまで紹介した方法では効果がなかった場合は、市販の害虫駆除剤を使用してみましょう。駆除剤は「有機JASマーク」が付いたものを選ぶと安心です。

植物に使用する際は、必ず適量をスプレーしてください。重大な事故につながる可能性がありますので、培養液に薬を使用することは止めましょう。

ポイント④根腐り防止

水耕栽培において植物が枯れる原因のひとつが「根腐れ」です。根腐れは水の中で細菌が繁殖した結果、植物の養分を吸い上げる機能が弱まることで起こります。

茎や根をどっぷりと水に浸けていた場合、根腐れを引き起こす可能性が高くなってしまいます。水は根の先端が浸かる程度に収めると根腐れを防ぐことができるでしょう。

ポイント⑤水替えは毎日

水耕栽培をする上で、培養液を新鮮な状態に保つことはとても重要です。特に夏場は温度が上がり、水が濁りやすくなりますので入れ替えは毎日行いましょう。

また水替えの際、ハーブの根や容器にぬめりを感じたら軽く洗い流してください。

ハーブの水耕栽培のメリットとデメリット

ハーブは土栽培でも育てられますが、水耕栽培を選ぶメリットは何なのでしょうか?水耕栽培のメリット・デメリットについて解説します。

ハーブの水耕栽培のメリット

  • 虫が発生しにくい
水耕栽培は普通の土栽培と比べて虫が発生しにくいと言われています。
虫は有機物を含んだ土の表面や受け皿などに卵を産むことから、水耕栽培では繁殖する環境が無いため発生しづらくなるそうです。

 

  • 水やり忘れの心配がない
植物を水に浸らせて栽培するため、水切れが原因で枯らすことはほとんどありません。当然、水が無くなった状態で放置していれば枯れてしまいますが、水が多く入る容器を使用するなど工夫をすれば問題ないでしょう。

  • インテリアにもなる
通常の鉢植えと比べて、使う容器の自由度が高い点が特徴です。極端な話、水耕栽培は植物が問題なく水を吸える環境でさえあれば、容器の大きさにはあまり制限がありません。

容器の素材にもこだわることができ、インテリアとしても活躍します。

ハーブの水耕栽培のデメリット

  • 水が汚れやすい
室内が暖かい時期や日光が当たる場所に置いていると水が汚れやすくなります。特に緑藻は放置していても問題無いものの、ガラスなどの透明な容器では色がよく目立ちます。

対策としては週1回を目安に水を交換し、容器を洗うことです。それでも気になる場合は水交換の頻度を上げるとよいでしょう。

  • 徒長しやすい
水耕栽培では植物が常に水を吸収しているため、徒長しやすくなってしまいます。特に、多肉植物など乾燥に強い品種はそのデメリット傾向があるので注意しましょう。

水耕栽培でキッチンハーブを育ててみよう!

水や日の当たる場所を好むキッチンハーブは水耕栽培で育てることがおすすめです!しかし、ひとくちにキッチンハーブといっても種類はさまざま。

一体どんな種類のキッチンハーブが水耕栽培に向いているのでしょうか?

水耕栽培に向く植物

  • ハーブ類や葉物野菜
水耕栽培と言われると、窓際でキッチンハーブや葉物野菜を育てるイメージを浮かべる方もいらっしゃるかと思います。

水を好み、日の当たる場所でよく育つハーブや葉物野菜は水耕栽培にうってつけだそうです。しかし、中には当てはまらない品種もありますので、念のため栽培したい品種について確認しておきましょう。

  • 球根類の花
鉢植えでも育てられる球根類ですが、水中に根を伸ばして花を咲かせることも可能です。

秋植えの球根が水耕栽培に向いており、スイセンやヒヤシンスのほかチューリップ・クロッカス・ムスカリなども育てられます。春先になったら、色とりどりの花を楽しむことができるでしょう。

  • 多肉植物
サボテンのような多肉植物も水耕栽培で育てることが可能です。もちろん品種によって育て方は異なりますが、肥料があまり必要なく育てやすい傾向があります。インテリアとしても人気のある植物です。

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  • イチゴ、トマト
実の付く野菜を育てたい方におすすめです。しかし、両者ともイチから育てるには難易度が高く、おいしく食べられるような実を付けるのは難しいと言われています。

もし実を付ける野菜を育てたいのであれば、専用キットを購入するとよいでしょう。

  • エキゾチックフルーツ(パイナップル、アボカド、ライチなど)
パイナップルはヘタを水に浸けると根が伸び、またアボカドやライチは種から芽が出て、やがて苗となります。

熱帯・亜熱帯の環境で育つ植物であるため、実を付けるのは難しいようですが、根や芽が出た時のルックスに癒されると観葉植物として使われるそうです。

キッチンハーブを作ろう

キッチンハーブは葉物野菜のように水分量が多く、水耕栽培に向いているとされています。また、低木性のものよりも草本性のハーブの方が水耕栽培に向いている傾向があるそうです。

例. スイートバジル、クレソン、セージ、ミント、イタリアンパセリ

ローズマリー

ローズマリーは気温の変化に強く、初心者でも育てやすいとされる低木性のハーブです。しかし、水はけがよく乾燥気味の場所を好む点から、水耕栽培にはあまり向いていないと言われています。

水耕栽培システムを使用したローズマリーの栽培実績はあるようですが、ローズマリーは土栽培で育てる方が無難と言えるでしょう。

ミント

ミントは草本性のハーブで、こちらも初心者向けの植物とされています。よく生長し、生命力も強く、水耕栽培にも向いている植物です。

またアップルミント、スペアミントなど種類も豊富なため、用途を分けて栽培を楽しんでみることもおすすめです。

ハイドロカルチャーやカラーサンドを使うとおしゃれに!

土を使わない「水耕栽培」は室内で植物を育てる時に適しています。また、ハーブや葉物野菜だけでなく実のなる植物や球根類などさまざまな植物の栽培が可能です。

また選べる容器の幅も広く、インテリアとしても活躍します。ハイドロカルチャーやカラーサンドを使うことでおしゃれさもアップし、水耕栽培を更に楽しむことができるでしょう!

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この記事のライター
すみ すみこ
綺麗な景色と花が好きです。

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