駄温鉢とは?素焼鉢との違いやその特徴を詳しく解説!

駄温鉢って何?と思った人もいるでしょう。しかし、案外気付かなかっただけで使っているかもしれない鉢植えなのです。かなり身近な存在なのですが、いちいち鉢の特徴を考えて購入する人と言うのは案外少ないもの。そこで、今回は駄温鉢の特徴や向いている植物をご紹介します。

駄温鉢とは?素焼鉢との違いやその特徴を詳しく解説!のイメージ

目次

  1. 1駄温鉢の基本情報
  2. 2駄温鉢と素焼鉢の性質を比較してみよう
  3. 3駄温鉢・素焼鉢・プラスチック鉢の性能比較
  4. 4駄温鉢に向いている植物例
  5. 5水を欲しがる植物と相性抜群の駄温鉢

駄温鉢の基本情報

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駄温鉢はどんな鉢なのか、まずは読み方・特徴・駄温鉢と素焼鉢の違い・テラコッタは何なのかをご紹介していきます。駄温鉢は名前を知られていないだけで身近にある鉢です。

まずは読み方から

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まずは、読み方からご紹介していきます。駄温鉢は、ダオンバチと言われており、正式名では駄温室鉢(ダオンムロバチ)と呼ばれています。この駄音鉢の「駄」は、安いという意味で、昔から安価で手に入ったことからこの漢字が入っているようです。

 

駄温鉢の特徴

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駄温鉢の特徴として、まず安価で手に入れやすいということがあります。また、約1,000度という高温で焼くので耐久性が非常に高く割れにくいです。また、鉢の表面には目に見えないほどの小さな穴が開いており、水を与えた鉢の表面から水が染み出してきます。

しかし、高温で焼き固めると、その分表面にある無数の穴は小さくなってしまうので通気性などは余り優れておらず、土壌から比較的水が抜けていきにくいです。逆に言いますと、土壌の保湿性に優れており、湿った地面を好む植物を育てるのに向いています。

駄温鉢と素焼鉢の違いは?

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駄温鉢と素焼鉢の違いと言えば、まずは通気性です。焼く時の温度の差で駄温鉢は小さい穴が無数に作られ、素焼鉢は大きな穴が鉢の表面に無数に作られます。また、穴が大きいと水はけも良くなるので乾燥ぎみで通気性の良い土壌を好む植物は素焼鉢。

湿気に強く、湿った地面を好む植物には駄温鉢を使用するようにすると良いでしょう。また、焼く温度が高い駄温鉢は、素焼鉢よりも固くなり、耐久性が素焼鉢よりも優れています。

よく聞くテラコッタは駄温鉢と素焼鉢のどっち?

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テラコッタは、素焼鉢のことを言います。正確には、イタリア産の赤土で作られた素焼鉢の事をテラコッタと言います。しかし、駄温鉢と素焼鉢の違いを考えると殆ど同じものと言えてしまうでしょう。違いが焼く温度と耐久性程度なので、殆ど同じと言えるのです。

因みに、テラコッタは、イタリア語で焼いた土という意味があります。現代では、オレンジ色の鉢のことを漠然とテラコッタと呼ぶようになっているようで、テラコッタの定義は薄れつつあるのかもしれません。

駄温鉢と素焼鉢の性質を比較してみよう

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次に、駄温鉢と素焼鉢の性質をそれぞれまとめていきます。上記で紹介した性質も含めて比較することでより明確に駄温鉢と素焼鉢の違いが分かるはずです。

駄温鉢の性質とは

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まずは、駄温鉢の性質からまとめていきます。駄温鉢は、1,000度という高温で作られており、固く焼き固められているので耐久性が素焼鉢よりもあり、割れにくいというメリットがあります。反対に、素焼鉢よりも通気性や水はけが劣っており、地面が湿った状態を保ちやすいです。

多湿で湿った土壌を好む植物の栽培に向いており、安価なので手に入れやすく、大量に購入することも可能です。

素焼鉢の性質とは

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素焼鉢は、駄温鉢よりも低い温度で焼き固められており、通気性と水はけの良さが駄温鉢よりも優れています。乾燥した、湿気の少ない土壌を好む植物の栽培に適しています。しかし、低温で焼き固めているので駄温鉢よりも耐久性が劣っており、扱う際には割れないように少し注意が必要です。

イタリア語で焼いた土という意味のテラコッタは、オレンジ色の素焼鉢の事を言うものの、現在では定義が曖昧になってきています。

駄温鉢・素焼鉢・プラスチック鉢の性能比較

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次は、駄温鉢と素焼鉢に加えてプラスチック鉢の性能を比較していきましょう!どの性能にどの鉢が一番特化しているのかご紹介します。特化している性能を比較し、知ることで植物にとって快適な環境作りに役立てることもできます。

性能比較①通気性

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通気性に一番優れているのは、素焼鉢です。素焼鉢は低温で焼いているので非常に通気性に長けており、土の中にも空気が良く行き渡ります。土の中に酸素が行き渡っていると植物は根からも酸素を吸収することができるので生育が良くなります。

また、土中の微生物も酸素を使用して活発に活動するので、大豆などの植物を育てる時は、根粒菌という植物の肥料にも含まれていいる窒素を効率良く摂取させてくれる菌の働きで更に生育が早くなる効果もあります。

性能比較②吸水性

鉢の吸水性。こちらも素焼鉢が一番優れています。吸水することで、土中の余分な水分を取り除き、水はけをよくする効果があります。具体的には、多肉植物やハーブ等が乾燥を好む植物として有名で素焼鉢での生育に向いています。

また、水はけが良いという事は加湿対策にもつながるので、オーストラリアンローズマリー等の湿気に弱い植物に使用すれば、梅雨や秋雨等の雨が長引きやすい時期に湿気での根腐れや病気を防いでくれます。

性能比較③撥水性

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撥水性は、プラスチック製の鉢が一番特化した性能を持っています。撥水性の高さ故に、通気性や吸水性は他の素焼鉢や駄温鉢には劣りますが、絶対に水を通さない素材なので鉢の受け皿としても良く使用されています。

水分をはじくので泥などの汚れがついても簡単に洗い流すことができ、メンテナンス性にも長けています。室内で観葉植物を育てる際は、非常に重宝することでしょう。

性能比較④強度

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駄温鉢が強度には、いちばん特化しています。高温で焼き固めているのもですが、販売品によっては釉薬が一部につかわれている物もあり、余程の衝撃を与えない限り割れることはありません。値段も安いので、まだ植物を扱いなれていないビギナーにおすすめです。

とにかく、頑丈な鉢が欲しいという人や鉢が複数欲しいという人は、駄温鉢の購入を検討してみてはいかがでしょうか。

駄温鉢に向いている植物例

次は、駄温鉢での栽培に向いている植物例をご紹介していきます。駄温鉢は保湿性の高い土地を好む植物に向いているということを覚えておくだけでも、ここで紹介する植物以外でも駄温鉢での栽培に向いている植物を見分けることができます。

駄温鉢向きの植物①バラ

バラは、良く水を吸う植物なので、駄温鉢にもぴったりな植物です。特に生育期のバラには細目に水を与えましょう。具体的には、初夏から夏は1日に朝と夕方に1回ずつ与えるのが良いでしょう。1日水やりを怠るだけでも、茎が垂れ下がり、一気に元気が無くなります。

応急処置で腰水を行う際も、駄温鉢ならしっかりと鉢自体も吸水するのでバラも元に戻りやすくなります。しかし、腰水は応急処置なので頻繁に行うと根腐れをおこします。水が足りずに枯れそうになったら試してみましょう。

駄温鉢向きの植物②アジサイ

梅雨の代名詞ともいえるアジサイ。水切れには非常に弱いのでバラ同様に1日に2回の水やりを欠かさないようにする必要があります。保湿性の高い駄温鉢なら数時間程度の違いですが水を与えずとも素焼鉢よりも水切れを起こしにくく、アジサイが快適な環境を保ってくれます。

しかし、アジサイでも休眠期は水やりを少なくする断水が必要なので水やりを季節ごとに切り替えて生育する必要があります。また、日光が当たる場所でアジサイを生育することが花の付きも良くなるのでその点にも気を付けて生育しましょう。

駄温鉢向きの植物③カキツバタ

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カキツバタは、水辺に生息する植物です。周年水という方法があり、鉢ごと水につけて育てます。特に、開花期の初夏は水やりに気を配る必要があります。水を良く吸い、通気性が素焼鉢よりも劣る駄温鉢なら安定してカキツバタを育てることができるでしょう。

カキツバタの花は、青紫色で花の真ん中に明るい黄色が入っている花です。水芭蕉と良く一緒に覚えられる植物でもあり、初夏にはその涼しげな花の色合いが庭で映えることでしょう。

駄温鉢向きの植物④オランダカイウ

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南アフリカ原産のオランダカイウ。江戸時代に日本に渡来した花で現代ではかなり有名な花です。仏炎苞や葉の見た目が非常に美しく観賞用として育てられています。日当たりが悪く、じめじめした環境でこそ本領は発揮し、開花期には真っ白な花を咲かせます。

艶やかな葉と真っ白な花が非常に良いコントラストを作り、日当たりが悪い庭でも育てる事ができるメリットがあります。駄温鉢ならじめじめした土壌を作ることも簡単なので、鉢で育てる時は、是非とも駄温鉢を使ってみてください。

水を欲しがる植物と相性抜群の駄温鉢

今回は、駄温鉢の特徴と性能をご紹介しました。以外にも、湿った土地を好む観賞用の植物と言うのは多く、見た目が美しい物も多いです。駄温鉢は安いので、水気を好む植物を複数育てる時も重宝します。

また、日常生活が忙しくて頻繁に水やりができないという人にも保湿性の高い駄温鉢はおすすめです。水辺の植物を育ててみたい人や、日陰しか庭にない人は、駄温鉢をしようして植物の生育に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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kurogane40
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