葉焼けとは?その原因と対処法を詳しく解説!

直射日光を浴びて「日焼け」をするのは、人間だけでなく植物も同じです。それは屋内にいる観葉植物だって例外ではありません。そんな植物の日焼けこと「葉焼け」について解説します。原因と対処法を学び、葉焼けから植物たちを守りましょう!

 葉焼けとは?その原因と対処法を詳しく解説!のイメージ

目次

  1. 1葉焼けとは?
  2. 2葉焼けの原因
  3. 3葉焼けしてしまった時の対処法
  4. 4葉焼けしない為に【観葉植物編】
  5. 5葉焼けしない為に【庭木編】
  6. 6葉焼けは植物にとっての熱中症

葉焼けとは?

気温の高い季節になると肌の「日焼け」が気になる方もいらっしゃるかと思います。実は人だけではなく、植物も日焼けしてしまうことをご存知でしたか?

植物は日焼けしてしまうと「葉焼け」と呼ばれる状態になります。

植物は光合成をするイメージがあるため「とにかく日の当たる場所に置いていれば良いのでは?」と思いきや、そうとは限らないようです。

葉焼けは室内管理の植物にも起こる

葉焼けはその原因から、屋内で管理している観葉植物にも起こりうるものです。

また屋外でガーデニングを楽しんでいる方にとっては、テデトールなどメンテナンス時の負担が増してしまうことになります。十分に注意しましょう。

※テデトール:雑草や害虫を「手で取る」作業のこと。掲示板などで使用される造語。
       派生語に「ティッシュデトール」「ハブラシデコソギトール」などがある。

葉焼けするとどうなるのか

「葉焼け」をすると、葉の緑色部分が失われて茶色や黄色い部分が目立つようになります。

これは葉の温度が急激に上昇した結果、組織が壊死してしまったということです。つまり、葉焼けした部分は元に戻ることはありません。また葉焼けによって株自体も弱ってしまい、植物全体が枯れる原因となるようです。

植物に長く元気でいてもらうためには、葉焼けを防ぐことが大切だと言えるでしょう。

葉焼けの原因

例年夏場は暑さの厳しい年が続いておりますが、直射日光は浴びすぎると葉の組織を壊し、葉が壊死してしまうだなんて恐ろしい事態を招いてしまいます。

また「葉焼け」は葉だけでなく、植物全体が枯れてしまう原因にもなりえます。大切な植物を枯らせてしまう前に原因と対処法について知り、対策を施しましょう!

原因①真夏の直射日光は特に注意

春の日差しを浴びて育っていた植物も、真夏の直射日光には葉焼けを起こしてしまいますので注意が必要です。

屋内で管理しているから…と油断してはいけません。窓辺も真夏には葉焼けを引き起こすリスクが高い場所です。

日本は冬は亜寒帯並みに寒く、夏は熱帯並みに暑いという特殊な土地と言われています。葉焼けには十分に注意しましょう。
 

原因②水滴がレンズの役目を果たすことも

暑い時期に葉焼けと同様に気を付けることとしてよく挙げられるのが「水分不足」です。水分不足を引き起こさないためにも、水のやり方に気を付けましょう。

虫眼鏡などのレンズで光を集め、紙に穴をあける場面を見たことがあるでしょうか?あのように、葉っぱの上に落ちた水滴がレンズの役割を担ってしまい、太陽の光を葉に集めて葉焼けの原因となることがあります。

葉焼けしてしまった時の対処法

葉焼けの主な原因が直射日光であることは理解しているものの、もしかしたら気を付けていても葉焼けを起こしてしまうことがあるかもしれません。

もし大切な植物が葉焼けしてしまった時は、どのように対処すれば良いのでしょうか?

対処法①放置して大丈夫?

葉焼け部分には葉緑素がなくなっているだけで、病気にかかった時のように放置していると増えるというものではないので、そのままにしているというケースが多いのが現状です。

しかし非常に見た目が良くない上、葉焼け部分が大きい場合は、焼けた部分が腐ったり、またそこから病気が入り込む可能性もあります。

植物全体が枯れるリスクにつながってしまいますので、できるだけ切除したほうが良いでしょう。

対処法②復活の可能性

もし直射日光によって葉焼けが起こってしまった場合は、まず枯れた葉をキレイに切り落とします。その後はしばし日陰に移動させたほうがベターだそうです。

先述の通り、一度枯れてしまった部分が元に戻ることはありません。しかし、植物自体が枯れていなければ、再び葉をつけ増えていく可能性があります。植物のたくましさに感心しますね!

葉焼けしない為に【観葉植物編】

葉焼けの主な原因は直射日光ですが、これは屋外で育てている植物に限った話ではありません。夏場の屋内もガラス越しに直射日光が降り注ぎ、室内の気温も高くなります。

観葉植物を窓辺など日が入りやすい場所に保管している方こそ、部屋に降り注ぐ太陽の光に注意することが大切なのです。

急に環境を変えない

季節の変わり目は特に注意したい点です。冬場は室内に入れて管理していた植物を、4~5月にだんだんと気温が上がり、そろそろ外に出してもよいかな…と思った時、植物を屋外に放置してはいけません。

冬から春への切り替わりの時は、少しずつ外に慣らしていくようにしましょう。いきなり日光に当てることは「葉焼け」の原因になります。

気温の低い時期は休眠する植物も多いと言われています。最初から長時間、日が強く当たる場所に置くことは避けてください。

長時間の直射日光を浴びせない

植物は光合成をして、そのエネルギーで成長するもの。それなのに、日光で焼けてしまうなんて…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、植物が育つ場所はそれぞれ異なります。

ジャングルの中で育つものがあれば(※ジャングルの中にはあまり日光が入らないそうです)、木陰を生育場所としているものもあります。

いま育てている植物にとって直射日光は過剰であった、というケースは少なくないのです。
 

照り返しに注意

日差しが強い時に、直射日光に加えて注意したいのが「照り返し」です。コンクリートの上など日光の熱で熱くなる場所に直接置くことも、植物にとってよくないことのひとつと言われています。

照り返しによる下からの熱は、根っこを傷めてしまう可能性があります。植物を置く場合はスタンドを使うなどして、地面が熱くなる場所に直接置くことは避けましょう。

葉焼けしない為に【庭木編】

屋外でガーデニングを楽しんでいる方にとって「葉焼け」はメンテナンス時の負担が増えることにもつながります。特に庭木など背の高い植物は、太陽が近くなる分だけ葉焼けしやすくなります。

その上、真夏の炎天下で焼けてしまった葉を取り除く作業は、身体的に大きな負担がかかります。そうならないためにも以下の点に注意して、庭木の葉焼けを防ぎましょう。

土の保湿力を上げる

植物は光合成や暑さ対策のために、葉から大量の水を蒸散させています。また、同時に直射日光を浴びた地面からも大量の水が蒸発します。

意外なことに、地面からの水の蒸発量は葉の水分蒸発量より圧倒的に多いと言われています。植物を暑さから守るためには土の保湿力を上げることが重要なのです。

水の与え方に気を付ける

土の保湿対策として、蒸発を防ぐために水を多めに与えるという方法があります。その際は、大前提として水やりを早朝に行いましょう。

水分蒸発量の少ない間に根から枝葉に水を移動させておくことで、植物は暑さや乾燥に対する備えが出来るからです。

バーク堆肥の使用が効果的

水を多く与えることよりも更に効果的なのは、バーク堆肥(=樹木の皮を原料とした土壌改良材)を地表面に厚さ5cmほど敷き詰めることです。いわゆる「マルチング」と呼ばれる方法です。

このバーク堆肥を敷き詰めることで、土に日光が届かなくなります。その結果、地表面からの蒸発が少なくなるため、土の保湿力がグッと高まるのです。

また、マルチングは日光を遮る役割のため、雑草や害虫対策としても有効となります。

西日対策をする

もし葉焼けを起こしてしまった場合は、その樹木の西側にヤマモモやアラカシなど比較的タフさのある常緑樹を植えることも有効な手段だそうです。

日中にダメージを受けた樹木を西日からは守ってあげられるため、葉焼けを起こすリスクを多少なりとも軽減することができるでしょう。

幹巻きという方法

樹木は葉だけでなく幹も日焼けしてしまう場合があり、これを「幹焼け」と呼びます。幹焼けも葉焼けと同様、植物が枯れてしまう原因となる状態です。

幹焼け防止には「緑化テープ」を使用した「幹巻き」が有効です。緑化テープは黄麻(ジュート)で出来た包帯のようなもので、園芸専門店やホームセンターなどで購入できます。

使用方法としては緑化テープを幹の下から上に向かって巻いていけばOKです。幹の上部まできたら緑化テープを切り、麻ひもで固定しましょう。

この際、地際20cmまでは幹に虫が入る可能性があるので巻かないよう気を付けてください。
 

葉焼けは植物にとっての熱中症

日差しの強い季節、人間が暑い場所にいると熱中症になってしまうように、植物も長時間直射日光を浴び続けることによって「葉焼け」になってしまいます。

葉焼けは葉の組織が壊死するだけでなく、植物全体が枯れてしまうリスク要因となります。

枯れた葉は切除する、日陰など涼しい場所に移動させる、マルチングを行う…などご紹介した対処方法を参考に、大切な植物を葉焼けから守りましょう!

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この記事のライター
すみ すみこ
綺麗な景色と花が好きです。

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