パンダスミレ(タスマニアビオラ)とは?特徴や育て方などご紹介!

パンダスミレとは、その花の表面に浮かび上がる模様からパンダスミレと呼ばれるスミレの一種で、正式名称はタスマニアビオラといいます。かわいらしい見た目のパンダスミレの、特徴から育て方、増やし方、入手方法までご紹介いたします。

パンダスミレ(タスマニアビオラ)とは?特徴や育て方などご紹介!のイメージ

目次

  1. 1パンダスミレ(タスマニアビオラ)とは?
  2. 2パンダスミレの育て方
  3. 3パンダスミレの増やし方
  4. 4パンダスミレの苗は流通量が少ない
  5. 5パンダスミレは可憐でかわいいすみれです!

パンダスミレ(タスマニアビオラ)とは?

パンダスミレは流通上の名称で、正式名称を「タスマニアビオラ」といいます。和名は「ツタスミレ」で、常緑多年草です。ピンと直立した茎の先にかわいらしい花をつける四季咲きスミレでもあります。

原産はオーストラリア~マレー半島になり、茎がツル状に伸びて、横に広がります。開花時期は春から初夏ですが、周年開花性もあり、開花時の草丈は10〜15cm程度になります。真夏でも花を咲かせ、丈夫で育てやすい品種です。

マイナス5℃程度の耐寒性があり、霜や寒風の害がない地域は屋外で越冬できる比較的強い植物です。

パンダスミレの特徴

草丈が低く、グランドカバー(ガーデニングの際、地面を覆う植物)向きの植物です。根が横へと広がって伸びていくため、地面を覆うように成長するからです。また、寄せ植えやハンギング素材としても最適です。

気温5度以上で日当たりなどの条件が揃えば、春だけでなく、秋や他の季節でも花が咲きます。比較的寒さには強いですが、パンジービオラほど強くはありません。

環境が合えば、手間がかからず毎年咲き、地面を覆いつくすほど伸びます。

パンダスミレの開花時期

出典: https://item.rakuten.co.jp/hanaipn/10000958/

パンダスミレの開花時期は、3月~6月くらいです。しかし、環境さえ合っていれば、秋の寒くなってきた頃まで花を咲かせます。

気温が5℃位あれば花を咲かせることもあるようですので、よほどの寒冷地でなければ、冬の初めでも花を咲かせてくれます。

パンダスミレの育て方

パンダスミレの育て方①用土

出典: https://item.rakuten.co.jp/heiwa/

パンダスミレを植えるのに適した用土は、水はけの良い鹿沼土・火山レキ・軽石砂などになります。これらの用土を用いてパンダスミレを植えます。

または、市販されている花と野菜の土か、パンジービオラの専用土でも構いません。専用土というのは、その花に適した土の配分になっていて、肥料・水はけ・酸度(pH)も調節してあります。

初心者でパンダスミレを育ててみたいという方は、こちらの専用土を使うことをおすすめします。土を自分で配合する場合は、上記の水はけの良い土7:腐葉土3の割合で配合してください。

パンダスミレの育て方②植え付け

市販されている上記の土か、花と野菜の土、パンジービオラの専用土で植え付けを行います。植える時期は、真夏・真冬を除いた時期ならいつでもかまいません。

ただ開花時期が春からなので、冬の終わり頃、温度が常に5度以上になってきた頃に植えれば、開花初めから冬の頭頃まで、花を楽しむことができますので、おすすめです。

鉢やプランターに植え付ける場合は、鉢縁から2cmほど土を低く入れて、ウォータースペースを忘れずに作るようにしてください。

パンダスミレの育て方③水やり

パンダスミレの水やりでは、水のやりすぎに注意しなければいけません。土が乾いたら水やりをする程度で十分です。

水のあげすぎで、土が常時湿っていると根腐れを起こしてしまいます。日陰に植えた場合、土が乾く頻度も減るはずですので、時期によっては、ほとんど水やりの必要はありません。

特に気を付けるのは真夏と真冬です。真夏は高温多湿にならないように水を控え、真冬も同じように水やりを控えます。

パンダスミレの育て方④肥料

庭に植え付けるときに、原肥を与えておきます。そして、植え付けから1か月ほど経ったら、今度は追肥を与えます。

4月~6月、10月~11月は、だいたい2週間に1回、液肥を与え、夏は肥料を与えないようにします。夏以外の開花中は月3回以上液肥を与えて、肥料切れを起こさないようにします。

パンダスミレの育て方⑤管理場所

パンダスミレの管理場所ですが、パンダスミレは基本的に宿根で頑健、毎年咲きます。しかし他のスミレと同じく夏の暑さには弱く、特に直射日光を受ける場所に置いていると、傷んでしまいます。夏の間は日陰か半日陰で管理するのが無難です。

冬は少々の寒さなら平気ですが、あまりに寒いと根が枯れてしまいます。土が凍ってしまうような土地で栽培する場合は、軒下など少し暖かい場所に移すことをおすすめします。

出典: https://item.rakuten.co.jp/engei2/53316/

冬から春と秋は日当たりの良い場所か半日陰、夏は日陰か半日陰を管理場所にするのがベストですので、庭に植える場合は半日陰の場所に植えるのがおすすめです。しかし、基本的には移動できるように、鉢植えで育てるのが向いています。

また、ベランダや軒下に置き、夜間はビニールなどで覆ってやれば、寒冷地以外でなら冬でも花を咲かせてくれます。

パンダスミレの育て方⑥病気・害虫

パンダスミレが春になって葉を付け始めると、その葉を狙って湧いてくるのが「ツマグロヒョウモン」の幼虫です。冬に枯れて落ちた葉が新芽を出してくると同時に、パンダスミレの若葉を食べ始めます。

ツマグロヒョウモンの幼虫はスミレ類を食草とするため、基本的に年中葉をつけているパンダスミレを狙って親が卵を産み付けていくようです。

この幼虫、黒地に毒々しいオレンジ色の縞が入っていますが、毒は持っていません。他のヒョウモンチョウの幼虫は1年に1回のみの発生なのに対し、ツマグロヒョウモンは年に4~5回発生し、世代交代しています。葉を全部食べつくされてしまうと、花が咲きませんので注意が必要です。

農薬がかかった葉には幼虫が寄り付かないといわれています。虫の幼虫がどうしても苦手という方は農薬を散布することも選択肢の一つとして考えても構わないでしょう。

ただし、犬や猫などペットを飼っている方は、農薬を使ってもペットが大丈夫かどうか、調べてからご利用ください。

パンダスミレの増やし方

パンダスミレの株分け

パンダスミレは基本的に繁殖力が強い植物です。適した場所であれば、何もしなくてもどんどん増えていきますが、地下の根が混み合ってきたり、計画的に増やしたい場合は、株分けで増やすことが可能です。

細かく株分けしすぎると育ちにくくなってしまうので、ある程度大きく株分けをします。パンダスミレは丈夫ですので、土から根を引き上げたら、はさみで切って株分けをしても大丈夫です。

広げたい場所に株を挿しておくと、茎から根が生えてきて、そのまま根を広げていきます。

パンダスミレの繁殖力

パンダスミレに合った環境に庭植えした場合、パンダスミレはすごい速度で繁殖します。真冬はさすがに葉が枯れて地表に何も見えなくなる時期もありますが、春になれば新芽が出てきます。

しかしミントほど強い植物ではありませんので、環境に適さない場所だと、根が枯れたり、葉が枯れたりして、そのまま姿を消してしまうこともあります。

やはりどちらかというと、鉢植えで育て、株分けで管理して増やしていく方法をおすすめします。

鉢植えで育てる場合の増やし方は、株分けより簡単な方法があります。伸びてきたツルを他の鉢に誘導し、土にゼムクリップ等で固定して、ツルから根が出てくるのを待ちます。

根付いたら元の鉢と繋がっているツルを切ってしまいます。これで別の鉢で増やしたパンダスミレを育てることができます。

パンダスミレはグランドカバーにおすすめ

このようにパンダスミレは繁殖力にすぐれていますので、半日陰の場所であれば、グランドカバーとして、庭植えするのにも向いています。

グランドカバーとは、ガーデニングの際、地面を覆うようにして地面を見えなくすることです。パンダスミレは成長した丈もそれほど高くありませんし、横に伸び広がりますので、グランドカバーとして適しています。

隣地との塀や境界壁の下など、直射日光が当たりにくく、半日陰の場所でも、半年くらいは花も咲かせてくれますし、水やりもほとんど必要ありません。ツマグロヒョウモンの幼虫だけ退治していればいいので、とても手入れの楽なグランドカバーとして大活躍してくれます。

パンダスミレの苗は流通量が少ない

ネット通販で購入できる

パンダスミレは流通量があまり多くありません。またパンダスミレとは全く別の植物の「トレニア」がパンダスミレとして扱われている店舗もあります。ネットでなら購入も簡単にできますので、ネット通販で手に入れるのが一番です。

ただし、パンダスミレは「パンダスミレ」以外に「タスマニアビオラ」「パープルピコティ」「ウィンズビオラ」「クリーピングすみれ」と全く違う流通名で販売していることもありますので、これらの名称も頭に置いておいてください。

パンダスミレは可憐でかわいいすみれです!

出典: https://item.rakuten.co.jp/engei2/53316/

パンダスミレは白の下地に紫の模様がパンダの色分けのようなので、パンダスミレと呼ばれているかわいらしい花です。

同じスミレでもパンジーやビオラのように華やかな花は咲かせず、どちらかというと可憐で控えめな花をつけますが、そのさまも愛らしく優しい雰囲気を醸し出す花です。

しかも強くてグランドカバーにも適していますので、通販で購入し、軒先やベランダで可憐でかわいいパンダスミレの花を楽しんでください。

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この記事のライター
櫻 樹
神社巡りと刀剣鑑賞、カフェ巡りが好きなアニメ・ゲーム・2.5次元ヲタクです。

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