野宿するときの注意点は?ツーリングでおすすめの野宿スポットもご紹介!
ツーリングで野宿をする際の危険や注意点、おすすめの場所などをご紹介します。テントを張ることのできるキャンプ場や、手軽で快適に過ごせる道の駅など、野宿をする場所にも様々あります。また、法律上野宿のできない場所なども解説しています。ぜひ最後までご覧ください。

ツーリングで野宿する前の心構え
ツーリングで野宿をしようと考えたことはありますか?節約にもなりますし、なんだか楽しそうなイメージもあり、挑戦してみたいと考えるライダーさんも多いのではないでしょうか。しかし、ツーリング野宿には危険な一面もあります。挑戦する前に、しっかり知識をつけることが大切です。
これから、初心者の方にも挑戦しやすいようにおすすめスポットやおすすめ商品のご紹介もしますので、ツーリング野宿をする前に、こちらの内容を参考に知識を深めていただければと思います。ぜひ最後までご覧になってください。
野宿は室内よりも危険なことを意識する
野宿をするということは、室内で寝泊まりするよりも「危険度が上がる」ということは理解しておかなければなりません。どれだけ野宿に対する知識を増やしても、室内より危険ということには変わりはありません。野宿をするためには、それを承知した上で野宿をするという覚悟が必要です。
あなたの野宿をするための目的は、野宿をする上で隣り合う危険と釣り合うものでしょうか?万が一、何かあっても後悔しないという強い覚悟や思いはありますか?野宿をしていて襲われ、命を無くしてしまうような事件は世の中にたくさんあります。荷物を取られてしまったりすることもあるでしょう。野宿の知識に長けていて、経験豊富な人ですら怖い思いをすることはあるのです。
決して脅かしているわけではありません。野宿は危険と隣り合わせだということをしっかりと理解することは、万全の対策を取って野宿に臨むために必要なことです。危険が伴うことを理解して、それなりの覚悟を持って挑戦しましょう。
野宿をする際の事前準備
野宿を決断する前に、簡単にとれる食料を調達をしておきましょう。大型車も停められる広い駐車場のあるコンビニなら、買い出しついでに店員さんに駐車場で休んでもいいか聞いてみることもできます。すぐ傍に店舗がありますし、許可されている場所なら安心ですね。
また、困ったときは恥を捨てて周囲の人を頼ることが大切です。人の集まりそうな場所に行き、そこにいるライダー達に頼ってもいいでしょう。キャンプ道具を積んだバイクが見つかれば、今日このあとどこに泊まるのかを聞いてみてもいいです。運が良ければ同じ場所に泊まることもできます。誰かに助けられたときは、お礼の品も忘れないようにしましょう。
ツーリング野宿の魅力とは
野宿をする際には絶対に知っておくべき危険について、野宿をすると決める前の事前準備についてご紹介しました。野宿をするということの危険や心構えなどを知ったら次は、野宿の魅力についても知りたくなることでしょう。ここからは、ツーリング野宿の持つ魅力について解説していきます。
魅力①非日常的な刺激
ツーリング野宿の魅力、1つ目は「非日常な刺激」です。普段室内で多くの時間を過ごしている人にとって、野宿をするということはそれだけで非日常の連続です。周りは緑で囲まれ、空を見上げれば満点の星空が見えます。流れる雲や、吹き抜ける風・遠くから聞こえる動物たちの鳴き声など、そのすべては室内では感じることのできないものです。
また、野宿は場所を変えることも簡単にできます。毎日違う場所で寝泊まりをして、その場その場で感じる自然の魅力に酔いしれることは、野宿でしか味わうことのできない魅力です。
魅力②自由気ままに好きなところへ
ツーリング野宿の魅力、2つ目は「自由気ままに好きなところへ」です。ツーリングキャンプには、最低限のものしか必要ありません。バックパックを背負い、ポケットにお金を入れて、自由気ままに旅をすることができるのです。行き先も、スタイルも自由に決めて、自分なりに楽しむことができるのもツーリングキャンプの魅力です。
魅力③ツーリング旅の節約術として
ツーリング野宿の魅力、3つ目は「ツーリング旅の節約術として」です。旅行の際、一番重要視するのはどんなところでしょうか?グルメ・観光など様々ありますが、宿泊施設に関しては泊まることができればいいという方も多いのではないでしょうか?旅の費用を抑えるためには、宿泊費を抑えることは重要です。
そんな宿泊費を抑えるために、最も有効なのはお金をかけないことです。野宿ならではの魅力というものはたくさんあります。そんな様々な魅力を楽しみながら、宿泊費を節約できるというのは野宿ならではの魅力と言えるでしょう。
野宿する際の注意点
ツーリング野宿の魅力を3つご紹介しました。魅力もたくさんある野宿ですが、冒頭でもお伝えしたとおり危険も伴います。また、公共の場所で寝泊まりするということで周囲の人への気遣いやマナーを守るということも大切です。ここからは、野宿する際に気を付けるべき注意点について解説していきます。
注意点①法律上野宿してはいけない場所
野宿する際の注意点、1つ目は「法律上野宿してはいけない場所」です。野宿というのは、どこでもしていいというわけではありません。法律上野宿してはいけない場所というのがあります。私有地は、個人の所有する土地になりますので勝手に入ることは不法侵入となってしまいます。山は、必ず所有者がいます。私有地でなくても、自然保護エリアになっていることが多く、許可なく野宿することはできません。
山で野宿している人の様子を、SNSなどで見たことがあるという方もいるかもしれませんが、所有者に許可を得て撮影しているものになりますので許可なく真似することはしないようにしましょう。
注意点②道の駅で気をつけること
野宿する際の注意点、2つ目は「道の駅で気を付けること」です。道の駅を野宿の場所に選ぶ方も多いと思いますが、気を付けるべきことはしっかり守りましょう。道の駅は、日中は営業している施設になりますので、人もたくさん訪れます。訪れた人々の迷惑になりますので、営業時間中に寝転んだりシートを広げたりすることは避けましょう。夜遅くから早朝にかけてであれば、車中泊している人も多く人の出入りがほとんど無いので大丈夫です。
注意点③キャンプ場との違いとは
野宿する際の注意点、3つ目は「キャンプ場との違いとは」です。キャンプ場は、キャンプをするための施設ですから設備が整っています。水道やトイレも設置されており、火器を使用することもできます。テントを設営するための地面も整っていますし、困ることはあまりないでしょう。ですが、野宿となるとそうではありません。野宿する場所は、決して野宿をするための場所ではないため多くの場合設備は整っていませんし、退去を命じられる可能性もあることを頭に入れておきましょう。
注意点④場所を選ぶときは
野宿する際の注意点、4つ目は「場所を選ぶときは」です。野宿する場所を選ぶときに気を付けるべきこととはどのようなものでしょうか?
1つ目は、虫です。夏場は虫が多くなります。地域によっては毒を持った危険な虫がいることもありますので、向かう先で危険とされている虫についてはしっかりと事前に調べておきましょう。虫よけスプレーは必須アイテムです。また、夏場・川の近くでは必ずテントを使用しましょう。
2つ目は、寒さです。冬場は本当に冷え込むので、寒さ対策についてはしっかりと考える必要があります。場所選びの際は、寒くなる時期にコンクリートで眠ることのないように意識しましょう。木の葉の上などは寒さが伝わりにくくおすすめです。
3つ目は、水の確保です。日本は安全な国で、水に困るというイメージはしにくいですが、万が一のことを考えて、飲み水を確保してから床につきましょう。水が飲めなくなってしまうと本当に危険です。
注意点⑤マナーを守ろう
野宿する際の注意点、5つ目は「マナーを守ろう」です。マナーを守って野宿することは最も大切なことと言えるでしょう。具体的には、撤収・片付けに気を付けるようにします。撤収しやすいように、道具は最小限にとどめ、あまり荷物を広げすぎることのないようにしましょう。荷物をまとめた状態で寝袋に入るといいです。
片付ける際は、自分が来る前の状態に戻して返す気持ちで片付けましょう。ゴミを残したり、直火で焚火をしたり、利用した場所を汚すことは厳禁です。ツーリング野宿をしたあとは汚い、マナーがなっていないと思われるのは嫌ですよね。立つ鳥跡を濁さず、の気持ちで丁寧に片付けるようにしましょう。
注意点⑥持ち物の管理
野宿する際の注意点、6つ目は「持ち物の管理」です。寝ている間は無防備です。荷物を盗まれてしまっても気付くことができません。持ち物を危険にさらすことのないように、適切に管理しましょう。具体的には、寝ている間は荷物を枕にしてしまうことがおすすめです。荷物が大きければ、貴重品を枕にして他の荷物と繋げておくといいでしょう。
また、寝相の悪い人は枕にした荷物から頭が外れないようにしなければなりません。靴をぬいで寝る場合は、靴の管理も忘れないようにしましょう。財布などの貴重品は外側ではなく内側のポケットに入れます。荷物が動かされたら気が付けるように、何かしらの対策をしてから眠ることを心がけ、安全に朝を迎えられるようにしましょう。
ツーリングで野宿できるおすすめスポット
野宿する際の注意点を6つ、ご紹介しました。それでは実際にツーリングで野宿できるおすすめスポットを紹介していきます。一体どのような場所が、野宿するのにおすすめなのでしょうか?
野宿できる場所①道の駅
ツーリングで野宿できるおすすめスポット、1つ目は「道の駅」です。道の駅は、観光客向けの施設なので野宿をしていても違和感はありません。また、近隣住民を驚かせてしまうことや恐怖心を与えてしまうことも少ないと言えます。トイレや水道などの設備も整っています。更に、災害避難場所として指定されている道の駅も多く、安全性も高いでしょう。
野宿できる場所②キャンプ場
ツーリングで野宿できるおすすめスポット、2つ目は「キャンプ場」です。野宿とは少し違うかもしれませんが、やはりキャンプ場はおすすめスポットをご紹介するにあたって外せない場所と言えます。水道やトイレなどの設備が整っていることはもちろん、焚火など火気を使用することもできます。キャンプ場で過ごすことは快適ですし、野宿している感覚も思う存分味わうことができます。野宿の醍醐味を味わうならば、人が多く集まるキャンプ場は避けた方がいいでしょう。
野宿できる場所③海辺や湖畔
ツーリングで野宿できるおすすめスポット、3つ目は「海辺や湖畔」です。海辺のいいところは、なんといってもその景色でしょう。朝日や夕焼けを目の前にすることはとても気持ちがいいことです。地震の際の避難経路をしっかり確認した上で利用しましょう。
湖畔は、野宿する場所としてはかなりおすすめ度が高いです。安全面や快適さは、キャンプ場や道の駅に比べると劣りますが、湖畔の魅力はなんといってもその解放感です。野宿しているという感覚は、圧倒的に強く満足感も抜群です。トイレや水道など最低限の設備は整っていますし、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
野宿できる場所④バス停や無人駅
ツーリングで野宿できるおすすめスポット、4つ目は「バス停や無人駅」です。バス停や無人駅は、他の場所とは違い、より周囲への配慮が必要となる場所になります。待合小屋は屋根もありますし快適に過ごすことができますが、駅やバス停の利用者を不審がらせてしまったり、怖がらせてしまうことのないようにしましょう。
ヘルメットやジャケットを着用し、ツーリング旅の仮眠中であることをアピールするのもいいでしょう。また、バスや電車の運行時間は必ず確認し、その時間までには確実に撤収できるよう心がけてください。
野宿の必需品
ツーリングで野宿できるおすすめスポットをご紹介しました。ツーリング野宿について様々な知識を得ることができたのではないでしょうか?具体的なイメージが膨らんでいることと思います。ここからは、そんなツーリング野宿をする際に、おすすめの旅の必需品をご紹介していきます。
モンベル ホローバッグ キッズ
高い保温性とコストパフォーマンスで人気のモデルです。コンパクトなのでツーリングにも最適で、長期保管用のストリージバッグも付属しています。
THERMAREST(サーマレスト) アウトドア用マットレス
表面に施されたアルミ蒸着加工により、重量増加することなく保温性をアップしています。低温下でも快適に過ごすことができます。
ARAI TENT(アライテント) 撥水テント
防水加工をしていないため、結露が少なく冬の時期などにおすすめのモデルです。開閉は片側ジッパーで、スタンダードで利用しやすいタイプです。
PETZL(ペツル)
300ルーメンの明るさと、ミックスビームを備えたアウトドアに最適のモデルです。目をくらませることなく周囲を明るく保つ、赤色光です。ヘッドバンドには反射材も付いており、緊急時使用できるホイッスルも付属しています。
ユタカ シート
耐久性に優れており、シートと同一素材でハトメを成型・溶着したことで高強度を実現したモデルです。剥離、脱落することもありません。
注意点をしっかり守ってツーリングで野宿しよう!
ツーリング野宿についての基礎知識や注意点、おすすめスポットやおすすめ商品など様々な視点からご紹介しました。野宿の危険性や、他では味わうことのできない魅力などをたくさん知ることができたのではないでしょうか?野宿できるおすすめスポットも、何を重視するかで選び方も変わってくると思います。ツーリング野宿に挑戦する際に、こちらでご紹介している様々な情報をぜひ参考になさってください。楽しいツーリング野宿になりますように。