チェーンリングの交換方法とは?基礎知識や外し方まで徹底解説!

ロードバイクに乗っているとチェーンリングくらいは自分で交換したいと思う人も少なくないはずですが、専用の工具が必要だったりで難しいのではと敬遠している人が多いのも事実です。そこでロードバイクのチェーンリングの交換を外し方から付け方まで分りやすく解説しましょう。

チェーンリングの交換方法とは?基礎知識や外し方まで徹底解説!のイメージ

目次

  1. 1ロードバイクのチェーンリングとは?
  2. 2チェーンリングとクランクの関係
  3. 3チェーンリングの交換に必要な工具
  4. 4チェーンリングの外し方
  5. 5チェーンリングの付け方
  6. 6チェーンリング交換を動画で見る
  7. 7チェーンリングの交換は意外と簡単なので挑戦してみよう!

ロードバイクのチェーンリングとは?

チェーンリング

ロードバイクのチェーンリングとはどのパーツなのでしょうか。チェーンリングというだけあってチェーンの周りだという事は理解出来ます。チェーンリングとは、前にあるギザギザした輪っかのことです。後にあるギザギザ輪っかは、スプロケットと称されています。今回は前のチェーンリングの交換について解説します。

チェーンリングとは?

チェーンリング

前記にもありますように、チェーンリングとは前にあるギザギザ輪っかの事ですが、ロードバイクのようなスポーツタイプの自転車には、チェーンリングが2枚あり、2枚のチェーンリングの外側をアウターリング、内側をインナーリングと呼ばれてアウターが大、インナーが小の輪っかです。

この2枚の場合は二つのチェーンリングの歯数の比率で重かったり軽かったりするのですが、大きい方が重いですから、それなりの体力も必要になってきます。初心者には小さい比率の軽い方が走行しやすいでしょう。

チェーンリングを交換する理由

古いチェーンリング

市販のロードバイクにはチェーンリングは一律50×34Tというサイズが一般的で、これはロードバイクだけに限らず、ママチャリでもマウンテンバイクやシティバイクでも同じです。そこでチェーンリングを交換したいという気持ちが湧いてくるライダーたちが出て来ます。

この50×34Tというサイズは、体格や脚力によって合う人合わない人様々ですので、自分に合ったチェーンリングにして快適に走行したいと感じたライダーは、チェーンリングの交換をします。ショップで専門家に交換をしてもらう事が多いですが、自分で交換したい場合にはこのサイトを参考にして頂いて交換にチャレンジしてみましょう。

クランクとチェーンリング

ロードバイクでのチェーンリングの交換の時期が、1万km~2万㎞が目安とされる理由は、2万㎞程度で通常の走行で交換時期がきて、ハードな乗り方をした場合には、1万㎞でも交換を必要とされる場合がありますので、この交換期間の幅があります。ただ、交換時期が来ていないのに壊れてしまうケースもありますので、その場合は交換時期前でも迷わず交換しましょう。

チェーンリングを交換するメリット

チェーンリング交換

チェーンリングを交換するメリットは、自分の脚力に合わせて快適に走行出来ることです。無理して重いロードバイクを漕ぐ必要も無くなり、スピードも出せるようなチェーンリングに交換して爽快にかっ飛ばせる事が最大のメリットです。

もう一つの交換するメリットとして、チェーンリングを交換する時に、ショップでしてもらうのではなく、自分で快適だと思える調整をしながら、意外と簡単に交換できる事もメリットになっています。

ショップでの交換となるとかなり費用もかかりますが、自分で交換をするならばまず交換する作業費がかかりません。ただでさえ安くないチェーンリングやクランクを交換するのですから、出来るだけコストを抑えたいところでしょうから、自分で交換できればそれに超した事は無いでしょう。

チェーンリングとクランクの関係

チェーンリングとクランク

ロードバイクの場合は、クランクがフロントギアの役目も担っていますので、チェーンリングとセットになってクランクセットとも呼ばれます。しかしパーツは単体ですから個々に交換が出来ます。では、それぞれどのような役割があるのかを具体的に見ていきましょう。

クランクとは?

クランク

ロードバイクの左右にあるクランクはクランクアームとも言い、一般的には右のクランクとチェーンリングが一体の事が多い部品で、先にあるペダルを漕ぐことでチェーンリングを回転させます。そして後ろのギザギザ輪っかのスプロケットにチェーンで伝わり車輪が動きます。

ここは一番力のかかるパーツですので、軽くても強度の高さが求められますので、大半はアルミ合金ですが、中には軽さや強度を追求したチタン製や炭素繊維強化樹脂などの素材が使用されているのもあり、高額な部品になりますので、交換の際には素材の確認もした方が賢明です。

チェーンリングとクランクの互換性

チェーンリングやクランクを交換する時には、それぞれ専用の工具が必要になります。これは、チェーンリングもクランクも年式やメーカーによってボルトの形や大きさが違いますので、それぞれ適切な交換用の工具を選択する必要がありますが、ひとつ合うものがあればそれだけで全て交換に使えるものです。

また、年式によってはチェーンリングだけを交換すれば良いものと、チェーンリングとクランクを交換しなければならないものがあり、工具を間違えると交換が不可能になりますので、ご注意下さい。また、意外と交換に必要な工具の中には小さいものもありますから、滅多に使わない工具ですが紛失しないように管理しましょう。

チェーンリングの交換に必要な工具

前記にもありますようにチェーンリングの交換には適切な工具を揃えますが、これは年式やメーカーによって違うこともあり、いざ作業に入って使えないことのないよう、しっかりと自身のロードバイクの年式やメーカーを確認してから行ないましょう。

とはいえ、一般的なロードバイクが採用しているチェーンリングは人気のトップ3メーカーはシマノ、スラム、スギノの3社で、この3社の場合は工具もほぼ共通していますから、一つ持っていれば交換だけに限らずロードバイクのメンテナンスにも役に立つ工具のご紹介です。

工具①六角レンチ 5mm

こちらのパークツールのY型レンチは、L型レンチよりも力の入り方が圧倒的に違います。交換の際には不自然な体勢で行なう事もありますので、垂直に力をかけてもボルトの頭をなめる心配もありません。4mm、5mm、6mmと3種類のボルトに合う六角レンチで、適度な重量もあり使いやすいです。一つ持っていると簡単に交換が行なえて重宝するレンチです。

工具②トルクスレンチセット

こちらのエマーソンのトルクレンチは、ソケットが多数揃っていて、おしゃれなデザインの自転車の交換作業やメンテにも困らない薄型のロングソケットも入っています。また、締めすぎを防止するためのロックがあり、数値を合わせるだけで好きな締め具合に調整出来るのも特徴です。しっかりとした専用のケースに入っていますので、ひとつ揃えていると便利です。

工具③ペグスパナ

こちらのシマノのペグスパナは、交換やメンテナンスの際にレンチでボルトやナットを締める時に抑えの役割を果たすのがこの工具です。手で押さえるのにはなかなか難しいですから、レンチと一緒に使うと簡単に交換やメンテナンスの作業を進められます。

クランクの交換でキャップを取り外す時にも重宝します。ペグスパナの先が小さい方がボルトやナットを締める時で、大きい方がクランクのキャップ用です。格安ですので、一つあれば便利です。

工具④クランクボルト取り外し工具 シマノ TL-FC10

こちらは、シマノ製のチェーンリングの交換でクランクを取り外す時に必要な工具です。コッタレス抜きとも言われ、相当特殊なロードバイク以外はこのシマノ製で賄えます。使用時のポイントとしては、しっかり奥まで入れて使用すればコッタレスは簡単に外せます。

作業中に左右にあるボルトや、落下防止の小さなプレートなどを無くさない様に注意しましょう。このシマノTL-FC10の反対側にはソケットレンチがあり、かなり特殊な工具で、チェーンリングの交換でコッタレスを抜く時にしか使いませんが、無ければ困る工具です。

工具⑤クランクベルト取り付け工具 シマノ TL-FC16

こちらの工具は、先ほどのとは違い、チェーンリングの交換でクランクの取付が六角ボルトでないクランクや、クランクボルトの取り外しに使用する工具で、外した後は逆に回すと取付ける事も出来ます。本当に小さな工具ですので、紛失しないようにご注意下さい。

チェーンリングの外し方

チェーンリングとクランク

それではチェーンリングの交換でチェーンリングの外し方の手順を解説しましょう。一見難しそうですが、手順通りに行なえば外し方は意外と簡単に出来ますので、交換に挑戦してみる価値はあるでしょう。

ロードバイクの愛用者なら、自分でチェーンリングの交換くらいは出来るようにしておけば、走行中にチェーンが動かなくなったり、チェーンリングが壊れたりしても、難なく解決出来ますので安心して走行できます。

クランクを外す

クランクを外すには、まずチェーンリングの手前にはペダルの付いたクランクがあり、そのクランクを取り外して作業の開始です。この解説は、チェーンとペダルをすでに取り外してあると仮定して進めます。六角レンチ、クランクボルト取り外し工具を用意しておきます。左側のクランクの外し方からの解説です。

六角レンチでクランクのペダルと反対側にある両サイドのボルトをゆるめます。次にクランクボルト取り外し工具を付けてボルトを外します。ボルトが外れたら、クランクの先ほど六角レンチで緩めたボルトの間にある、脱落防止の小さなプレートを下から上に起こし、まっすぐクランクを引っ張るという外し方で、左側のクランクが外れます。

チェーンリングを外す

左側のクランクが外れたら、次に右側のチェーンリングの外し方です。左側のクランクが抜けた時点で、ある程度チェーンリングも緩んだ状態で、右側に廻ってチェーンが外れていることを確認し、チェーンリングは、ゆっくり引っ張るだけで簡単にチェーンリングも抜けます。

今回のチェーンリング交換のクランクの外し方はシマノの専用取り外し工具でしたが、クランクの種類によっては工具や外し方も変わってきます。中心にキャップがあるタイプは、コッタレスという特殊なボルトで装着されていますので、その場合はコッタレス専用の工具を使用します。前記で紹介したシマノの④の工具が適切です。

チェーンリングの付け方

チェーンリング

ロードバイクのチェーンリングはアウターとインナーの2枚ありますから、チェーンリングを綺麗にクリーニングした後や、新しいものに交換する場合の取付方を解説します。基本は外し方の逆をすれば、ちゃんと装着出来ますので、外す時に順番をしっかり覚えておきましょう。

チェーンリングを付ける

チェーンリングのアウターとインナーの表裏を間違えないように、アウターとインナーの2枚をクランクにボルトできっちりと確実に締め付けます。きっちり締め付けるのには、T30トルクスレンチを使います。

ボルトの締め方は対角線に少しずつ締めていきます。チェーンリングのボルトは4本か5本で、メーカーによって違ってきます。しっかりと締まった事を確認してから、右のチェーンリングの付いたクランクをしっかり差し込みます。

クランクを付ける

次に左クランクを右クランクとは反対の位置に取付けます。右クランクがチェーンの下に出ていたら左クランクは上に向けてセットします。シマノTL-FC16の工具で、外す時と逆に回してクランクボルトをしっかり取付けます。

先ほど起こしていたプレートを上から下に下ろしてから、横の2本のボルトを少しずつ交互に締めていきます。締め具合はクランクに書いてある数値を参考にしますが大体が12㎜から14㎜程度です。クランク全体を揺らしてみてガタが無ければチェーリングとクランクの取付は完了です。

チェーンリング交換を動画で見る

チェーンリング

ここまでの流れを見ても、交換手順を解説するには、文字のみではなかなか全体を把握するのが難しいですし、またチェーンリングのメーカーによっても外し方や取付方など交換方法が変わっていたりと、混乱の原因ですので、動画を用意しました。シマノのクランクボルト取り外し工具TL-FC10とTL-FC16の二つを使った交換方法の動画です。

チェーンリング交換動画①

このサイトの工具④を使った交換方法です。この工具は専用すぎてなかなか他では使えないものですが、必要だという事が良く分ります。また④の場合は、また専用のレンチがあった方が良さそうです。

この動画はチェーンリングが1枚の自転車の交換の仕方でした。工具④を使う場合での、チェーンリングの着脱や交換の仕方はロードバイクなどの複数でも交換の仕方は同様ですから参考になるでしょう。

チェーンリング交換動画②

とても分りやすい交換の仕方動画です。ここで使われているクランク取り付け工具はシマノTL-FC16です。着脱だけの動画で交換ではありませんが、最後の締め付けに使われているのは「KTCデジラチェ小トルクタイプGEK030-C3A」です。

これがあると、締め方が緩くて危険な事にもなりませんし、締めすぎて壊してしまうことも無いので交換やメンテナンスに便利でしょう。

チェーンリングの交換は意外と簡単なので挑戦してみよう!

チェーンリング

ロードバイクのチェーンリングの交換は、難しいようで意外と簡単だという事が分って頂いたでしょう。せっかくのお気に入りのロードバイクを、もっと軽快に乗れるようにチェーンリングの交換を考えるのもアリかも知れません。

交換には普段使わないような道具や知識が要りますが、ロードバイク愛用者としてメンテナンスも自分で出来るように、一通りの工具も揃えてチェーンリングの交換に挑戦して、より走りを楽しみましょう。

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この記事のライター
駒崎雅代

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