2020年08月11日公開
2020年08月11日更新
究極の仕掛け「ダウンショットリグ」とは?作り方から使い方まで徹底解説!
バス釣り初心者が使い方に戸惑うことの多いダウンショットリグ。今回は、究極の仕掛け「ダウンショットリグ」の基本的な作り方から結び方、使い方まで詳しく解説します。ダウンショットリグには様々な結び方があります。基本をマスターして憧れのブラックバスを釣り上げましょう!

目次
バス釣りに効くダウンショットリグとは
釣りをする方なら一度は釣ってみたい!と憧れるブラックバス。リグにも様々な種類がありますが、その中で最もブラックバス用のリグとして使われているのが、ダウンショットリグです。
ダウンショットリグとは、フックに結んだラインの余りをリーダーとして、ソフトベイトの下にシンカーをセットする形状のリグのことです。ボトムの感知性能が高く、スイミングやシェイクなど様々な操作で使える汎用性の高いリグです。
ここでは、そんな「ダウンショットリグ」の使い方を中心に、基本的な作り方から結び方、おすすめシンカーまで詳しくご紹介していきます!
ダウンショットリグのメリット
ダウンショットリグは、シンカーがワームより下にあることで水の抵抗を受けにくく、その為フォールスピードが早くなりボトムが取りやすいのが特徴です。
一度仕掛けを作ってしまえば、ラインが損傷しない限り、そのまま付け外しできるのがいちばんのメリットでしょう。シンカーとラインのセットを数種類用意しておけば、リーダーの長さや重さの変更も自由自在です。
「プラグで広範囲を探る→ダウンショットを入れる」を移動しながら繰り返す場合でも、いちいちラインを結び直す必要がないので、スムーズにローテーションすることができます。
ダウンショットリグのデメリット
ダウンショットリグで一番ネックと言えるのが、部品が多いので移動中あちこちに引っ掛かりやすいことです。バス釣り経験の長い方は、枝やロッドへの絡まり防止策として、ハンドル部分に輪ゴムや髪留めのゴムを巻き、そこに引っ掛けて回避するなど工夫されているようです。
また、アクションさせたい場合には、フリーに動くダウンショットリグが有効的ですが、逆に止めたい場合はワームが垂れ下がってしまいます。できるだけワームを動かさず、水平にキープさせて喰わせたい場合には向いていません。
使用するシンカーには種類がある
ダウンショットシンカーには種類があります。主にラウンドタイプ(丸型)、ティアドロップタイプ(ナス型)、スティックタイプ(棒型)の3タイプです。それぞれ特徴が異なるので、状況によって上手に使い分けることが釣果を上げるコツになります。
ラウンドタイプ
「ラウンドタイプ」のシンカーは丸形で接地面積が多く、底が取りやすいのが特徴です。様々な条件下で沈下が圧倒的に速く転がりやすいため、厳しいボトムでもスタックしにくいです。
すり抜けはよくありませんが、逆にウィードの上にリグを乗せていきたいときにはラウンドタイプがおすすめです。3つのシンカーの中で最も感度が高いシンカーです。
ティアドロップタイプ
「ティアドロップタイプ」は、ナス型でラウンドタイプとスティックタイプの中間的な形をしています。両者の性質をそれぞれ持ち、底が取りやすく、根掛りしにくいタイプです。
サイズバリエーションも豊富でオールラウンダーに使用できる為、何種類が用意しておくと大変便利です。
スティックタイプ
「スティックタイプ」は棒型ですり抜けやすく、岩盤のエグレやテトラの隙間などにおすすめのシンカーです。ラウンドタイプやティアドロップタイプで攻めにくいポイントに有効で、障害物付近にいる根魚をガンガン攻めたい時に役立つでしょう。
底が取りにくいというデメリットはありますが、水の抵抗を受けにくい為、飛距離と沈下速度が優秀で初心者に最適です。
ダウンショットリグの基本的な使い方
バス釣りの定番とも言える「ダウンショットリグ」。ここからは、ダウンショットリグの基本的な使い方を解説していきます。
ダウンショットリグは、今やバス釣りだけではなく、根魚やアイナメ釣りなどにも多様されています。正しい使い方をすることで、確実に釣果をアップさせることができるので、しっかりマスターしましょう!
使い方①シェイクしながらボトムで誘う
シェイクで誘う方法は、ダウンショットリグの最も基本とする使い方です。底を感じながら、ラインをシェイクしながらボトムで誘います。シンカーの重さを感じた位置で少しラインを緩めて、小刻みに動かしながらバスにアピールします。
使い方②スイミングで誘う
こちらは、ワームを泳いでいるかのように見せてバスを誘う方法です。この方法では、中層まで浮いているバスを探ることができるので、シェイクして誘う方法と合わせて是非覚えておきましょう。
シンカーをボトムまで沈んたことを確認し、リールを巻きながら穂先を細かく動かしながらズルズルと移動してバスにアピールします。ハイシーズンはバスが浮いていることも多い為、スイミングで誘う方法が役立ちます。
スイミングでの使い方を動画でチェック!
スイミングでの使い方を動画でチェックしてみましょう。ボトムについているシンカーがなるべく離れないようにアクションすることがコツです。
底をしっかりキープした状態で、動かしていきましょう。リーダーの長さなど、仕掛けの作り方次第で中層付近にいるバスを狙うことができます。

ダウンショットリグの作り方
続いては、ダウンショットリグの作り方をご紹介します。ダウンショットリグは、糸とフックを結び、余った糸にオモリ(シンカー)を付けて作ります。詳しい方法を早速チェックしていきましょう!
作り方①準備するもの
【材料】
- フック
- シンカー
- ワーム
基本的に、この3点さえあればダウンショットリグの仕掛けを作ることができます。釣具店やネットで購入できるので用意して下さい。
作り方②針を結ぶ
まず、フック(針)をラインに結びます。端のラインの長さがリーダーの長さとなるので、この時点で好みの長さに調整しておきましょう。ダウンショットリグには、様々な結び方があります。詳しい結び方については、この後詳しく解説していきます。
作り方③シンカーを付ける
最後は、余ったラインの端にシンカーを取り付ければダウンショットリグの完成です。後は実践する前に、お好みのワームをチョン掛けにセットするだけです。
ダウンショットリグは、初心者でも比較的簡単に作ることができるので、是非チャレンジしてみて下さい!
ダウンショットリグのいろいろな結び方
フックをラインに結束させる方法は、様々な方法があり強度も異なります。最初のうちは、全て覚えてどれでも結べるようにするのではなく、数種類のみ完全に覚えて練習することから始めましょう。ここでは、代表的な4つの結び方をご紹介します。
結び方①ダブルクリンチノット
① | ラインをフックのアイの1回通す ※この時点でリーダーの長さをとる |
② | もう2回通して2つ輪っかを作る |
③ | ②の輪っかの上で、ラインをクルクル(5回程)ねじって巻く |
④ | 先端を輪っかに通し、キュッと締めて完成! |
手軽で適度に強度もある「ダブルクリンチノット」の結び方です。始めにラインをアイに通す際、先端はダウンショットリグの針下のリーダーになるので、長めに取って余裕を持っておくと後で調整しやすいでしょう。
結び方②パロマーノット
① | ラインを2つ折りにし、フックのアイに通す |
② | ラインを結び、締め込まないでフックを先端の輪に通す |
③ | 軽く締める |
④ | 余った方のラインをギュッと締め込んで完成! |
数ある結び方の中で、最も強く簡単に結ぶ方法が「パロマーノット」です。ラインが2重になっているので強度が強く、ダブルクリンチでは結束強度が不安な方は、こちらの結び方がおすすめです。
結び方③チチワ結び
① | ラインを2重にし、フックのアイに通す |
② | 端を折り返し、2重にしたまま輪っかを作る |
③ | 交差した部分を固定し、180度ねじる |
④ | ラインの先端を輪っかに通す |
⑤ | 左右から引っ張って結び目を締め、余り糸をカットして完成! |
これは様々な釣法でも応用が利く結び方なので覚えておくと便利です。チチワ結びとは、ラインを2重にして8の字結びをすることです。⑤で締めた結び目が8の字になっていればOKです。
釣り糸の結び方としては難度が高いですが、強度や糸の連結を強めたい場合に、よく用いられる結び方です。

ダウンショットリグで使うおすすめシンカー
最後は、ダウンショットリグで使うおすすめシンカーをご紹介します。ダウンショットリグにはシンカーは欠かせないアイテムです。それぞれ特徴が異なるので上手に使い分けましょう。
おすすめ①JACKALL タングステンカスタムシンカー
ストラクチャーを果敢に攻めることができる、すり抜け重視のスティックタイプのシンカーです。単価も安く、ダウンショットシンカーのエース的存在です。
おすすめ②カツイチ デコイ ダウンシンカー
ボトムが取りやすいラウンドタイプのシンカーです。ハードマテリアル採用の為感度が良く、また、比重が鉛より軽いのでフォール中のバイトも見逃しません。
おすすめ③レイン ヘビーダウンショットシンカー
高感度と使いやすさを追求した、比重18.2のレインズのダウンショットシンカーです。ティアドロップタイプなのでオールラウンダーに使用できます。最大42gのラインナップもあり、重たいシンカーを求めてる方におすすめです。
バス釣り以外にも有効なダウンショットリグを極めよう
ダウンショットリグは、バス釣り以外でも根魚やアイナメ釣りなど様々なシチュエーションで使え、かつ喰わせる力が強いリグです。
使い方も簡単で初心者にもおすすめのダウンショットリグ。是非ダウンショットリグを極めて、釣り人憧れの魚「ブラックバス」を釣り上げてみて下さい!
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