ウツボってどんな魚?釣り方から美味しい食べ方まで詳しく解説!

ウツボは、ウナギ目ウツボ亜目ウツボ科に分類される海水魚で温暖な地域の浅瀬に生息しています。ウツボは、鋭い歯を持っていることから「海のギャング」とも呼ばれ、危険生物としても知られています。ここでは、そんなウツボの生態や釣り方、美味しい食べ方など詳しく解説します!

ウツボってどんな魚?釣り方から美味しい食べ方まで詳しく解説!のイメージ

目次

  1. 1ウツボってどんな魚?
  2. 2ウツボの釣り方のコツ
  3. 3ウツボの上手な捌き方
  4. 4ウツボの美味しい料理
  5. 5見た目は怖いけど美味しいウツボを食べてみよう

ウツボってどんな魚?

ウツボは、ウナギ目ウツボ亜目ウツボ科に分類される海水魚です。世界中の熱帯や温帯に2亜科・15属・約200種が存在すると言われており、日本では、南西諸島に多くの種類が分布しています。

体は細長い円筒型で、その全長は20cm~4mと種類により差がありますが、1m前後のものが多くなっています。また、胸びれや腹びれはなく左右に平たいのが特徴で、鋭い歯と大きな口をもつ大型肉食魚でもあります。

体の色は派手な紋様を持つものや鮮やかな体色をしているものなど、種類によって異なりますが、多くの種類は保護色として地味な色をしています。

和名である「ウツボ」は、見た目が矢を入れる容器の「靫(うつぼ)」に似ているからという説や、岩穴に潜む習性から空洞を意味する古語「うつほら」から変化したという説があります。

ウツボの気になる生態とは

2亜科・15属・約200種が存在するウツボですが、すべての種類が温暖な地域の浅瀬に生息していおり、サンゴ礁や岩礁を好み住処にしています。肉食魚であるため、タコやイカなどの頭足類などに加え、魚やエビ・カニなどの甲殻類をエサにしています。

夜行性のため昼間は巣穴で獲物を待ち伏せしていますが、夜になると巣穴から出て海底近くを泳ぎ回ることもあります。

また優れた嗅覚をもち、獲物を見つけるのが得意なウツボは、臭いを頼りに潮だまりまで出てくることもあるようです。

ウツボは皮膚呼吸ができる特殊な魚

ウツボは、表皮が湿っていれば粘膜を介して「皮膚呼吸ができる」という特殊な体質を持っており、水中でなくても30分ほどは活動が可能です。

そのためウツボを釣りあげた後に、磯に放置しておくと噛まれる恐れがあり大変危険ですので、釣りあげたらすぐに締めるようにしてください。

釣りあげたウツボを持ち帰りたい時は、氷をたくさん入れたクーラーボックスに入れておくと簡単に締めることができます。

毒を持つ種類のウツボ

出典: https://zukan.com/

約200種類が存在するウツボの中には、毒を持つ「ドクウツボ」という種類がいます。毒を持っているといっても、触れた時や噛まれた時に毒に侵されるわけでありません。

ドクウツボは体内に「シガテラ毒」を持っている個体が多く、その毒が人間の体内に入ると食中毒をおこすことからその名前が付けらたようです。

出典: https://www.zukan-bouz.com/

シガテラ毒の致死率は低いものの、体内に入ってから1時間~8時間ほどで「吐き気」「下痢」「不整脈・血圧低下」「めまい」「腰痛・筋肉痛」などさまざまな症状を引き起こします。

これといった治療法は見つかっておらず、完全に回復するには数週間かかることもあるので注意が必要です。

ウツボの豊富な栄養素

見た目がグロテスクなウツボですが、実は豊富な栄養素が含まれています。

スタミナアップ効果のある「アミノ酸」や衰えた肌を若返らせる効果がある「コラーゲン」、そのほかにも「良質のたんぱく質」や「各種ビタミン」「鉄分」など多くの栄養素が含まれており、上品な味わいが魅力な魚なのでぜひチャレンジしてみて下さい。

ウツボの釣り方のコツ

ここまではウツボの生態や栄養素など、ウツボについて詳しく解説してきました。ここからは、ウツボの釣り方のコツをチェックしていきましょう。

釣り方①穴釣り

ウツボの釣り方として、もっともポピュラーなのが「穴釣り」です。穴釣りとは、組まれたテトラポットや護岸の隙間を狙い仕掛けを落として釣る方法です。難しい仕掛けやテクニックも必要ないので初心者でも簡単にチャレンジすることが可能です。

穴釣りのタックル

ウツボの穴釣りには、1.6m~2m程度の固めの竿が適しています。竿が長すぎると移動の邪魔になったり、抜き上げにくくなるので短めの竿を使うようにしましょう。

リールは中型のものを用意しナイロン6~8号のミチイトを巻いておき、5~8号の中通しおもりに16~18号の丸セイゴ針かタチウオ針を用意するのがおすすめです。

釣り方②泳がせ釣り

ウツボの釣り方続いてご紹介するのは「泳がせ釣り」です。泳がせ釣りとは、生きた魚をエサにして泳がせて釣る方法です。生きた魚を使用してるため、ルアーを動かして魚を誘う必要がなく初心者でも大型魚を狙うことができます。

泳がせ釣りのタックル

餌には、コアジやコイワシ・コアサバなどを使います。竿は穴釣りと同じく2m前後のもので中型のリールにはナイロン6~8号のミチイトを巻いておくと良いでしょう。先には、ハリスワイヤーで枝針を作り、捨ておもりを組んでおくようしてください。

噛まれることのないよう注意

ウツボは大きな敵が近づいてきた時、大きな口を開けて威嚇しそれでも敵が去らない場合には噛みついてきます。

毒性はないものの、歯は鋭く顎の力が強いため人が噛まれると大きな傷を負うので、噛まれることがないように注意してください。

特に釣り上げたウツボを針から外す時が危険になるので、十分注意して針を外すようにしましょう。

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ウツボの上手な捌き方

ここまでは、ウツボの釣り方をご紹介してきました。ここからは、ウツボの上手な捌き方をご紹介していきます。

捌き方①ヌメリを取る

ウツボ捌き方①まずは表面のヌメリを取っていきます。ヌメリは「たわしでこすりながら取る」か「体に塩を揉み込こんでからこすり取る」ときれいに取り除くことができます。

表面のヌメリが臭みの原因となるので、しっかりと取り除くようにしてください。

捌き方②捌き方の手順

出典: https://tosabushi.com/

ウツボ捌き方②表面のヌメリが取れたら、捌き方の手順をみていきましょう。はじめに、頭を目打ちでしっかり固定します。

次に、ウナギやナマズを捌くように背中から開いていったら、内蔵と中骨を除去します。続いて、背ビレと腹ビレの付け根にある骨も除去していきます。

ウツボの皮はとても固く身がブヨブヨしていて、捌きにくくなっているので、できるだけ切れ味の良い包丁を使って捌くようにしましょう。

捌き方③骨抜きの方法

捌き方③最後に骨抜きの方法をみていきましょう。ウツボは下半身にいくほど細かい骨がたくさんあります。

見えている骨は、包丁を使い表面を薄くそぐように骨抜きしていきます。細かい骨は、骨の周りの身ごと削ぎ取っていくとより多くの小骨を取り除くことができます。

毛抜きや骨抜きを使っても取り除けますが、手間がかかるため包丁を使うがおすすめです。

ウツボの捌き方を動画でチェック!

こちらの動画では、ウツボの捌き方を詳しくご紹介しています。文章ではわかりにくいところも動画でわかりやすく解説しているのでぜひ参考にしてください。

ウツボの美味しい料理

ここまでは、ウツボの上手な捌き方をご紹介してきました。ここからは、ウツボの使った美味しい料理をチェックしていきましょう。

料理①ウツボの干物

【作り方】

ウツボのヌメリを取る。
ウナギやナマズを捌くように背中から開き、内臓・中骨を取り除く。
※小さなウツボの場合はそのままでもOK。大きなウツボの場合は半身にする
濃いめの塩水を作り、15分~20分程度漬ける。※時間は魚の大きさによって調整
時間が経ったら塩水から出し、キッチンペーパーで水分を拭き取る。
干し網を準備し、表面の水分がなくなるまで外干しすれば干物の完成!
※雨の日に干すとカビてしまうので天候には注意!

ウツボの美味しい料理1つ目は「ウツボの干物」です。作った干物は、弱火で皮に焦げ目が付くくらいじっくりと焼き上げれば、皮まで美味しくいただけます!

料理②ウツボのたたき

出典: https://www.tosakatsuo.com/

【作り方】

ウツボのヌメリを取る。
ウツボを3枚におろし、できるだけ骨をきれいに取り除く。
②を網の上に乗せ、表面に多めの塩をふりバーナーを使って炙る。
全体に火が通ったら、冷蔵庫に入れて冷ます。
食べやすい大きさにカットすれば、ウツボのたたきの完成!

ウツボの美味しい料理2つ目は「ウツボのたたき」です。表面を炙る際は、皮が硬いので少し焦げ目がつくくらいにしっかりと炙ってください。お好みで、ぽん酢やわさび醤油を付けていただきましょう!

料理③ウツボの煮つけ

【作り方】

ウツボのヌメリを取る。
ウツボを3枚におろし、できるだけ骨をきれいに取り除いて食べやすい大きさに
カットする。
鍋に、醤油1/4カップ・水1/2カップ・みりん1/4カップ・酒1カップ・しょうか1片
を入れ、ひと煮立ちさせる。
煮立ってきたら、ウツボの切り身を入れて15分ほど煮詰めれば完成!

ウツボの美味しい料理3つ目は「ウツボの煮付け」です。最後、1度火を止めてよく冷ましてから、再度温めると味が染み込んで、更に美味しくなります!

見た目は怖いけど美味しいウツボを食べてみよう

鋭い歯を持ち、噛まれると怪我をしてしまうことから「海のギャング」とも呼ばるウツボですが、アミノ酸・コラーゲン・たんぱく質など豊富な栄養素を多く含んでいます。

上手く捌くにはコツが必要ですが怖い見た目とは違い、上品な味わいをしているウツボを食べてみてはいかがでしょうか。

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