リンドウ(竜胆)の強い花言葉とは?特徴から由来まで詳しく紹介!

リンドウは秋の代表的な花として知られ、日本のではよく見られる馴染みのある植物です。古くから漢方薬にも使われているということを知らない方も多いのではないでしょうか。美しい姿とそれにまつわる花言葉の由来など、リンドウの新たな魅力を紹介します。

リンドウ(竜胆)の強い花言葉とは?特徴から由来まで詳しく紹介!のイメージ

目次

  1. 1仲秋の季語で詠まれるリンドウ(竜胆)とは
  2. 2リンドウにまつわる伝説と花名の由来
  3. 3リンドウの強い花言葉
  4. 4リンドウの主な種類
  5. 5リンドウは育てても贈っても素敵な花

仲秋の季語で詠まれるリンドウ(竜胆)とは

リンドウ(竜胆)は、日本の山や野原に自生する多年草で、登山やトレッキングでの山道、アウトドアレジャーの野原などで気軽に出会える私たちの身近にある花です。

主に本州から奄美地方で見られますが、近い種類を含めると日本全国の地域に分布しているため、日本では古くから人々に馴染みがある植物でしょう。

世界では、リンドウの仲間になる種類の植物は約400種類もあると言われています。日本ではそのうちの約18種類が見られます。

変種や亜種が多く、さらには園芸用に改良されたものもあり、それらを含めるとさらに多種類のリンドウと呼ばれる植物が存在します。

リンドウの基本情報

科・属名 リンドウ科リンドウ属
学名 Gentiana scabra
和名 リンドウ(竜胆)
英語名 Gentian
原産地 日本、中国、朝鮮半島、シベリア
開花時期 9月、10月、11月
誕生花 8月31日、9月13日、10月23日、11月25日
県花 長野県、熊本県
薬効(根茎) 食欲不振、消化不良 生薬名「竜胆(りゅうたん)」

リンドウの花の特徴

リンドウ(竜胆)は、30~100cmほどの茎の上部にラッパのような筒形の花を複数つけます。

最初に1つ目の花がついた後、その下に次々を枝を出すように花がついていきます。このような花のつき方を集散花序といいます。

花冠は4~5cmほどの長さで、花弁は5枚です。多くは紫色や青色ですが、中にはピンクや白色の花も存在します。

リンドウは花弁が大きく開かず、つぼみのままのように見える控えめな姿が印象的です。種類によっては、花弁が反り返るように大きく開くものもあります。

リンドウの花は陽が当たると花が開き、夜は閉じるという習性があります。太陽光の少ない曇りや雨天時は花は開きません。

リンドウの葉の特徴

リンドウの葉は、先の尖った平たく細長い披針形(ひしんけい)で、それぞれの葉は向かい合わせに対になって生えるのが特徴です。

葉脈が3本あり、表面は触るとざらざらしています。アサマリンドウなど、種類によっては葉の縁が波打つ形になっているものもあります。

リンドウにまつわる伝説と花名の由来

リンドウの根茎は古来より薬効があることでも知られており、食欲不振、消化不良に効果がある漢方薬として利用されています。

この薬効が不思議な力として信じられていた時代には、リンドウは霊的な力を持った植物だと考えられていたようです。

そんな言い伝えがリンドウという名前の由来ともなっています。

役小角とうさぎの伝説

リンドウにまつわる伝説のひとつに役小角(えんのおずぬ)の話があります。

役小角は、霊山を修行の場として過酷な苦行を行い超人的な力を身につけて人々を救済することを目指す修験道の開祖です。

ある雪の日、山道を歩いていた役小角が一匹のうさぎに出会います。うさぎは病気の家族のために雪の中からリンドウを掘り出していました。

それを見た役小角がリンドウを病気の人に飲ませ、優れた効き目があるとわかったということです。そのうさぎは神だったと信じられ、それ以来リンドウは日光の霊草になりました。

花名の由来

リンドウの名を漢字で書くと「竜胆」です。「竜胆」の音読みの「リュウタン」から「リンドウ」に変わったのが名前の由来だと言われています。

根茎には薬効があると言われるリンドウですが、その根茎の汁が非常に苦味が強く「竜の胆のように苦い」と表現するために名前に「竜」の字が当てられたということです。

また、リンドウの学名の「Gentiana(ゲンティアナ)」というのは、薬としての効果を見つけた「Gentius(ゲンティウス)」の名から来ています。

ゲンティウスは、紀元前2世紀の古代ギリシア・ ローマ時代に、現在のバルカン半島の西側に存在したイリュリア国の最後の国王です。

リンドウの強い花言葉

リンドウにつけられた花言葉は、どれも清々しく力強いものばかりです。

それは、花色の青紫色の上品さや、日の光に向かって咲く姿、または薬となる不思議な力が人を助けるものであることから来ていると考えられます。

リンドウの花にその花言葉を添えて贈り物にすれば、受け取った人に気持ちを伝えることができるでしょう。

花言葉①全般

リンドウの花言葉には「正義」「勝利」「誠実」「的確」と清廉な言葉が並びます。リンドウの根茎が薬であり「病気に勝つ」ということから「正義」や「勝利」の花言葉がつけられているようです。

また「あなたの悲しみに寄り添う」という花言葉も持っています。これは1本の茎にたくさんの蕾をつけたリンドウのように、1人に皆が寄り添う姿をイメージさせるからです。

花言葉②紫色

リンドウは、色により違う花言葉もつけられています。紫色の花のリンドウには「満ちた自信」という意味もあります。

1本で太陽に向かってスッと立つ紫色のリンドウの姿は凛とした気高い美しさを感じさせ、この花言葉がぴったり当てはまるでしょう。

また、日本では紫色は昔より高貴な色とされていることから、青紫色の花を持つリンドウに上品さや気高いイメージを感じたのかもしれません。
 

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花言葉③白色

白い花を持つ可憐な姿のリンドウは「貞淑」「貞操」という花言葉を持っています。

上品さや気品と共に純粋さや優しさを感じさせる白いリンドウには、まさに「貞淑」という花言葉がぴったりです。結婚などのお祝いのブーケや贈り物に似合うリンドウです。

花言葉④西洋

世界中で愛されているリンドウの花言葉は海外にもあります。「固有の価値」とという花言葉には、日本の花言葉と近いニュアンスが含まれているでしょう。

また「愛らしい」という花言葉もあり、群生して咲く様子が寂しがりで可愛らしい花と受け取られているようです。

日本の花言葉と同じ「悲しんでいるあなたを愛する」という花言葉もあります。国が違ってもリンドウのたたずまいから受ける印象には共通するものがあるのです。

リンドウの主な種類

世界中に約400種類があると言われているリンドウの中から、日本で見られるリンドウをいくつかご紹介します。

山野で見られるリンドウから、園芸品種にもなっていてフラワーショップで気軽に見られるリンドウまで、身近に触れられるのがリンドウの魅力のひとつでもあります。

お気に入りのリンドウを、育てたり、飾ったり、撮影したりあなただけの楽しみを見つけましょう。

種類①エゾリンドウ

北海道から近畿地方に分布しているのがリンドウの中では大型の『エゾリンドウ』です。

蕾は段が重なるように付き、秋の始めくらいから開花しますが、花は大きくは開きません。一見蕾のままのようにも見えるほどです。

山野でよく見られる花ですが、園芸種としても栽培されています。特徴の細い葉と、大きめでボリュームのある鮮やかな青紫色の花は、切り花にもぴったりです。

種類②キリシマリンドウ

『キリシマリンドウ』は、薄い青紫色の花が特徴の小型で清楚な印象のリンドウです。草丈はあまり高くならず、茎の先に2~3輪ずつ花を咲かせます。

開花すると花びらが反り返り大きく開くので、とても華やかで可愛らしいのが特徴です。キリシマリンドウも園芸用として広く栽培されている種類のリンドウです。

種類③オヤマリンドウ

関東地方から四国地方に自生している『オヤマリンドウ』は、やや高山帯の湿地や草地に生えるリンドウです。

開花期は8~9月頃です。草丈は15~60cmほどで、茎の先に1~7個ほどの花をつけます。

花は大きくは開きません。白い花のタイプもあります。ガーデニングや鉢植えなどで楽しむ人も多い種類のリンドウです。

種類④アサマリンドウ

『アサマリンドウ』は、近畿地方や四国地方などの暖かい地域に自生しているリンドウです。色は薄いブルーで透明感のある雰囲気は、他の花とも調和しやすいのでブーケや花束に向いています。

リンドウは育てても贈っても素敵な花

リンドウは山野以外にも、フラワーショップや庭先で出会えるとても身近な花です。

冠婚葬祭や、贈り物などの花束などどんな花ともよく調和する上に、リンドウだけでも華やかにお部屋を彩ってくれます。

日本の風土にあったリンドウは育てやすいので、ガーデニングや鉢植えで楽しむのもおすすめです。鮮やかな紫色のリンドウはいつもの庭を明るく演出してくれることでしょう。

様々な場面で華やかに彩ってくれているリンドウを気軽に生活に取り入れてみましょう。新しいリンドウの魅了に気づかされるのではないでしょうか。

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noccoshi design.

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