スタイロフォームってなに?特徴から使い方まで基礎知識を解説

スタイロフォームと呼ばれる断熱材をご存知でしょうか?施工性・断熱性にも優れており、一般住宅を始め多くの建物に住宅建材として使用されています。そんな優れた断熱材が、今DIYとして注目されています。ここでは、スタイロフォームの特徴から使い方まで詳しく解説します!

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目次

  1. 1スタイロフォームとはどんな製品?
  2. 2スタイロフォームの特徴
  3. 3スタイロフォームの使い方
  4. 4スタイロフォームを使う際の注意点
  5. 5優れた断熱材のスタイロフォームをDIYに使おう

スタイロフォームとはどんな製品?

出典: https://www.okabe.co.jp/

スタイロフォームは、 発泡プラスチック系の断熱材の一種です。尚、『スタイロフォーム』というのは商品名であり、一般的な名称は「押出し発泡ポリスチレン」と言います。

ポリスチレンを主原料に発泡成型したボード状の断熱材で、吸水性・透湿性・熱伝導率が小さく、主に一般住宅の床や土間・外壁などに用いられています。

スタイロフォームの断熱性能は業界内でも高く評価されており、最近では気軽にホームセンターやネット通販でも手に入ることから、DIYの材料としても広く活用されています。

スタイロフォームは優れた断熱材

出典: https://myhome.nifty.com/

断熱材は快適な家づくりに欠かせない住宅建材です。壁に断熱材が入っていることで、寒さや暑さといった外気の気温を遮り、室内を快適な温度に保つことができます。

断熱材にはいくつもの種類が存在しますが、中でも『スタイロフォーム』の性能が凄い!と評判です。先に少し触れましたが、スタイロフォームとは「押出し発泡ポリスチレン」と呼ばれる断熱材の名称です。

「押出し発泡ポリスチレン」とは、製造過程において押出機という機械を使っていることに由来されており、他の製法と比べ粒が細かいため、断熱性能が非常に高いのが特徴です。

出典: https://www.dupontstyro.co.jp/

断熱効果は「熱伝導率」で判断することができます。熱伝導率は数値が小さいほど断熱性能が高く、画像の通り、スタイロフォームの熱伝導率は「0.022」と他の断熱材と比べても高い断熱性能を持っていることが分かるでしょう。

スタイロフォームの外気を遮断する力は、冬の寒さはもちろん、夏の暑さにも効果を発揮します。温度を一定に保つことで冷暖房のエネルギー消費を抑え、光熱費削減にも繋がります。

そんな優れた断熱材「スタイロフォーム」は、今DIYの素材としても注目されています。ここでは、スタイロフォームの特徴から使い方まで基礎知識を詳しく解説します。

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スタイロフォームの特徴

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スタイロフォームが断熱材として優れていることが分かったところで、次はスタイロフォームの硬さ・重さ・厚みなど、その特徴を見ていきましょう。また、スタイロフォームの防音効果についても触れているので、是非チェックしてみて下さい。

特徴①硬さと重さについて

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スタイロフォームは、発泡スチロールの一種なので硬さはなく非常に軽いです。水の重さの約1/30の軽さでありながら圧縮強さに優れ、極めて丈夫です。軽くて丈夫な材質の為、住宅の壁や屋根にも安心して使用することができます。

スタイロフォームにはいくつか規格があり、企画によって1立方メートルあたりの重さや熱伝導率も異なります。

【スタイロフォームの主な規格】

規格 重さ(1㎥辺り) 熱伝導率
スタイロフォームIB 27(kg/m³) 0.040~0.035
スタイロフォームB2 28(kg/m³) 0.034~0.029
スタイロエース-Ⅱ 30(kg/m³) 0.028~0.023
スタイロフォームAT 31(kg/m³) 0.028~0.023
スタイロフォームEX 35(kg/m³) 0.028~0.023
スタイロフォームFG 36(kg/m³) 0.022以下

特徴②厚みについて

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 断熱性能は、その断熱材の密度や厚みによって大きく左右されます。スタイロフォームでは、規格によって重さや熱伝導率と同様、厚みも異なります。

日本では、地域や住宅構造によって断熱材の厚みが決められています。関東を例に挙げると、木造の一般住宅での厚みは、薄いところで15mm、屋根等の最も厚い部分で170mmとなっています。

スタイロフォームを製作している会社のHPで、地域ごとのスタイロフォームの規格の厚さを調べることが出来るので、参考にしてみて下さい。

【建築物省エネ法 断熱厚み一覧表はこちら↓↓】

断熱厚み一覧表 | スタイロフォーム・ウッドラックのデュポン・スタイロ

特徴③単体では防音性能はない

それだけ断熱性に優れているのであれば「防音にも効果があるのでは?」と思う方が多いですが、スタイロフォーム単体では防音効果はありません。

スタイロフォームは発泡スチロールの一種で「独立気泡体」の素材の為、単体での「防音効果」「吸音効果」は望めないのです。防音効果を機能させたいのであれば、防音性のあるボードやシートを併用するようにしましょう。

スタイロフォームの使い方

出典: http://seishonaruda.madoshop.jp/

優れた断熱効果を持っているスタイロフォームは、水を吸収しない為結露防止にも役立ちます。その為、今DIYとしても人気が高い素材となっており、住宅の天井断熱材や床断熱材をDIYでリフォームする方も増えています。

他にも、窓やドアに貼ったり、じゅうたんやマットの下に敷いたりするのもおすすめです。スタイロフォームは、ホームセンターやネット通販で手軽に手に入れることができます。

ここからは、スタイロフォームの使い方をご紹介していきます。住宅の断熱、結露、隙間風防止に是非お役立て下さい。

使い方①切るのに便利な道具

スタイロフォームは、発泡スチロールの一種なので軽く、カッターでも切ることができ、施工したい場所のサイズに合わせて使用できます。

カッターでうまく切れないという方や、カット面をキレイに仕上げたいという方は、発泡スチロール専用のカッターを使うと良いでしょう。

こちらの発泡スチロールカッター『白光 251-01』は、電池式でスイッチを押している間だけ発熱してカットするタイプです。 女性やお子様にも使いやすい設計で、発泡スチロールを使った立方体な工作や造形などにもおすすめです。

電熱タイプのカッターを使った切り方を動画でチェック

おすすめの発泡スチロールカッター『白光 251-01』を使った切り方を動画で確認してみまょう。スイッチを押している間だけヒーター線が熱くなり、力を入れなくてもキレイに発泡スチロールをカットすることができます。

カッターではできない、曲線加工も簡単にでき、様々な作品作りに役立つアイテムです。

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使い方②ボンドでの接着

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スタイロフォームは固定テープや両面テープでも接着することが可能ですが、「発泡スチロール用ボンド」を使用するのが一般的です。

スタイロフォームを製作している会社では、スタイロフォーム専用のボンドも販売されているのでチェックしてみると良いでしょう。

使い方③グルーガンでの接着

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スタイロフォームをグルーガンを使って接着する方法もあります。グルーガンとは、接着剤の代わりとして使える便利な工作道具です。「グルースティック」という特殊な樹脂をグルーガンに挿入し、溶かして接着します。

最近では、100均でも手頃なグルーガンも販売されており、工作や手芸、アクセサリー作りなど幅広く使われています。

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スタイロフォームを使う際の注意点

最後は、スタイロフォームを使う際の注意点をご紹介します。便利で優秀な素材でも、知識を知らなかったり、使い方を間違えると思わぬ事故に繋がることもあります。注意点をしっかり踏まえた上で正しく使用しましょう。

注意点①火気に注意

スタイロフォームは熱は伝えにくい素材ですが、燃えない素材ではありません。保管、施工、特に溶接溶断に当たっては火気に充分注意して下さい。

溶接等で発生した火花によってスタイロフォームが溶融・着火の恐れがあるため、不燃材の鉄板や不燃シートなどで養生して火気に触れないようにしましょう。

注意点②隙間を作らない

出典: http://reborn-nagano.co.jp/

これは、スタイロフォームに限らず全ての断熱材に共通することですが、施工の際は隙間を作らないよう注意して作業しましょう。断熱材と断熱材の間に隙間があると、熱が逃げてしまい断熱効果が下がってしまいます。

また、隙間があると部屋内側の壁や壁内に結露が発生する可能性もあります。断熱材は小さな隙間が命取りになります。自分でDIYする場合は、隙間の無いようしっかりと充填しましょう。

優れた断熱材のスタイロフォームをDIYに使おう

優れた断熱材「スタイロフォーム」いかがでしたか?スタイロフォームは、 夏場は熱気を遮り、冬場は冷気の緩和、他にも結露や隙間風防止にも役立つ画期的な住宅建材です。

ホームセンターでも手頃な価格で販売されており、お店によっては希望のサイズにカットしてくれることもあります。ご自宅の断熱や結露、隙間風にお悩みの方は、思い切ってスタイロフォームを使ってDIYリフォームにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
kayo7110

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