ヒートガンってどんな事ができるの?使い方の基本からおすすめ8選まで

ヒートガンという工具をご存知でしょうか。ドライヤーに似たフォルムで、先端から熱風が噴き出る工具ですが、使い方次第で非常に便利なアイテムとなります。ヒートガンの基礎知識から上手な使い方や選び方のコツ、最後におすすめのヒートガンを厳選して8品ご紹介いたします。

ヒートガンってどんな事ができるの?使い方の基本からおすすめ8選までのイメージ

目次

  1. 1ヒートガンとは?
  2. 2ヒートガンの上手な使い方
  3. 3ヒートガンの選び方のコツ
  4. 4おすすめのヒートガン8選
  5. 5ヒートガンでDIYの作業を効率的に!

ヒートガンとは?

ヒートガンの外見はドライヤーとよく似た形をしています。どちらも熱風を出すためのアイテムなので形が似てくるのは当然なのですが、一番の違いは噴出する熱風の温度です。

ヒートガンは塗装を乾かしたり、はんだづけを行ったり、熱で収縮するチューブを加工する為のアイテムなので、噴出する熱風の温度が高いのです。もちろん、100均で販売されているグルーガンとも別物です。

ヒートガンの上手な使い方

使い方①素材で温度を調整

ヒートガンの使い方で大切なのは、素材に合わせた温度調節を行うことです。温度調整機能が付いていないヒートガンもありますが、その場合は距離やノズルを変えることで調節が可能です。

【素材別反応温度】※製品により多少異なります

塩ビ(曲げ) 60℃~80℃
熱収縮チューブ 100℃前後
低温はんだ 140℃前後
シュリンクフィルム(PVC) 140~160℃
アクリル(曲げ) 160℃
はんだ 350℃前後

使い方②安全を確保する

ヒートガンはノズルから高温の温風が噴射されるので火傷への注意が必要です。取り扱いには十分に気をつけましょう。

小さなものは風圧で飛ばされないように固定して使用します。手で押さえると熱くなってしまい危険なので、両面テープやマスキングテープを使います。

また使用時には軍手や皮手袋を装着します。火傷防止のためですが、ビニールや化学繊維の手袋だと熱で溶ける恐れがあるので避けてください。

使用後のヒートガンや素材は、非常に熱くなっているので、火傷防止のため直接触らないようにします。同じ理由で、使用後すぐのヒートガンを収納するのも避けましょう。熱でケースを溶かす恐れがあるので、冷却機能を使うか、しばらく放置して冷まします。

使い方③パイプ等の加工に

出典: https://www.rakuten.co.jp/

ヒートガンは塩ビチューブ(パイプ)を折り曲げたり、アクリル板を熱加工する際に用いられます。

塩ビチューブの場合、溶接するなら280℃くらい、曲げるだけなら80℃くらいで加工が可能です。アクリル板の場合も160℃くらいの温度であぶれば曲げることが可能なので、曲げ加工だけなら低温出力のみのリーズナブルなヒートガンでも十分です。

使い方④熱収縮チューブでの施工に

出典: https://www.rakuten.co.jp/

ヒートガンは熱収縮チューブの施工にも使えます。この熱収縮チューブというのは、ハーネスや電線などの耐熱や絶縁、防水、結束等に使うチューブの事で、このチューブに動線を通し、ヒートガンであぶるだけなので、簡単に加工できます。

ヒートガンには熱収縮チューブ用のかぎ状のノズル(切欠きノズル)が付いているはずなので、そちらを使うと便利です。

出典: https://www.rakuten.co.jp/

なお、熱収縮チューブにも種類があり、低温タイプのチューブは70℃くらいで収縮します。ドライヤーやハンダゴテで温めている方は、ヒートガンを使った方が作業時間も短縮でき、格段に楽に作業出来ます。

使い方⑤シール剥がしにも便利

出典: https://www.rakuten.co.jp/

ヒートガンはDIYだけでなく、日常的な用途でも使い方があります。例えばガムテープや、ラベル、ステッカーといったシール類を外す時に、汚れやシール跡を残さずに剥がすにはドライヤーが有効というのは有名な話です。

このドライヤーの役割をヒートガンに任せれば、瞬時に温まるので素早く剥がれます。ただし温度を上げ過ぎると逆に剥がしにくくなるので注意が必要です。また、ドライヤーのように髪に使うのも厳禁です。

ヒートガンの選び方のコツ

選び方①用途に合わせて調整できるもの

出典: https://www.rakuten.co.jp/

ヒートガンは対象を熱して曲げたり溶接する工具ですが、噴出する熱が高温過ぎると、曲げるつもりだった塩ビパイプが溶けてしまったり、ハンダ付けをする際に、周りのものを破損する恐れがあります。

風量も、細かい作業をしたい時に強い風量だと、繊細な作業が出来なくなります。吹き出し口と対象物との距離で温度や風量を調節することも可能ですが、多用途に使用したい場合は、温度調節・風量調節の出来るヒートガンを選ぶ事をおすすめします。

出典: https://www.rakuten.co.jp/

温度調節は「低・高」の2段階だけのものから無制限のものまで、値段によって差があります。また温度がデジタル表示できるものもあり、こちらは温度確認が容易なのでおすすめです。

選び方②セットされているノズル

出典: https://www.rakuten.co.jp/

ヒートガンにはノズル一体型の安価のものでなければ、大概はノズル一式がセットで付いてきます。しかし、付属品のノズルはそれぞれの商品により微妙に異なるので、自分が必要とするノズルが付いているかどうかは、必ず購入前に確認しておきましょう。

用途に合わないノズルで無理矢理作業を進めると、意図していない場所を損傷させてしまう場合もあります。

選び方③自立するものが便利

出典: https://www.rakuten.co.jp/

ヒートガンの吹き出しノズルを上向きにして、机に自立させることが可能な商品もあります。机に縦向きに置くことが出来ると、両手を使って塩ビパイプを曲げる作業等を行えるので非常に便利です。

自立の安定性を高める別売りのスタンドがあるものや、自立フックやスタンド付きのもの、机との接地面が多いので安定性が高いものなど、形状は様々ですが、この機能は付いている方が便利なので、選び方に迷ったら自立の可否で決めるのも手です。

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おすすめのヒートガン8選

おすすめ①リリーフ ヒートガン 1500W

送風機能付きで、加熱後の冷却が便利なタイプのヒートガンです。熱風の温度は60℃~550℃、カーペット・シール・塗装剥がし、板金などのパテの乾燥、塩ビの曲げ加工などの様々な用途で使用可能です。

4種類のノズルと3種類の掻き出しスクレーパーが付属しており、1500Wの高出力と、作業効率の高まる商品です。
 

本体サイズ 275×80×190mm
重量 0.7Kg(コード含む)

おすすめ②WEIMALL ヒートガン 1800W

ウェイモールの強弱2段階切り替え可能、アタッチメント付きヒートガンです。温度と風量の切り替えが一緒になっており2段階のみな為、3175円という低価格な商品となっています。

しかし安価ながら1800Wの高出力な上、グリップ下部にフックが付いているため、自立可能となっています。ソフトグリップで握り心地が良く疲れづらいのもポイントです。

またノズル4種、スクレーバー1種がアタッチメントとして付属しているので、ノズルが使用用途に合っているなら最初の1台におすすめのヒートガンです。

出典: https://www.amazon.co.jp/

サイズ 26×20×7cm
コード 約140cm
電源 110V 50/60Hz
電圧 1800W

おすすめ③白光 工業用ドライヤー ヒーティングガン

工業用ドライヤーというだけあって、ドライヤーのような形の温度風量可変タイプのヒートガンです。ローエンドよりのミドルクラスの商品で、12960円と価格もそれなりにします。

ただ価格がそれなりなだけあり、温度は50度〜530度の間、風量は0.15~0.25㎥/minの間で微調整が可能です。

ただし、このヒートガンにはノズルが付属していません。別売りのノズルを購入する必要があるのですが、本当に必要なノズルだけを揃えれば良いというメリットもあります。

出典: https://www.amazon.co.jp/

お得なポイントはキャリーケースが付属している点で、別売りのノズルを収納可能になっています。「本格的なDIYをするけど、予算がない」という方にもおすすめのヒートガンです。
 

サイズ 幅240×奥行70×高さ190mm
重量 600g
電力 AC100V(50/60Hz)
消費電力 1000W

おすすめ④リョービ ホットエアガン

熱風温度50℃~550℃で、無段階の温度調節が可能なホットエアガン(ヒートガン)です。自立可能で温度の立ち上がりもスムーズで早いので作業効率が上がり、おすすめです。

4種類のノズルと2種類のスクレーバー、キャリーケースが付属で付いているのでお得です。
 

コード 2m
重量 0.58kg
電源 単相100V
消費電力 1200W

おすすめ⑤GOOMAND ヒートガン 300W

ハンドクラフトで利用されることが多いペンシルタイプのヒートガンです。ドライヤータイプよりも軽くコンパクトで持ちやすい為、女性やお子様でも取り扱いやすくなっています。
 

重量 270g
サイズ 225(長さ)×47(直径)mm
コード長さ 約200cm
温度範囲 最高温度200℃
電源 110V

おすすめ⑥DETLEV PRO ヒートガン

9段階の温度調整に冷却機能付きで、初心者でも迷わず使える優秀なヒートガンです。風量が強く、塗装の乾燥が早く済み、操作ボタンも押しやすいので作業中の切り替えが簡単にできます。

また現在の使用モードが一目で分かるLED温度インジケータが裏側に付いているのが非常に便利です。付け替えノズルが4種、スクレーパーが1種と付属品も充実しており、機能性・パワー・操作性と全てが優秀です。
 

重量 1.15kg

おすすめ⑦パオック Power sonic ヒートガンセット

温度設定ダイヤル付き、風量2段階調節のヒートガンです。温度の上がるスピードが比較的早く、使用時の温度が一目で分かる仕様になっています。最高650℃の温風を出せるので、500℃以上の高温作業に適しています。

特筆するような特徴はありませんが、総合的に大変バランスの良いヒートガンです。
 

定格周波数 50-60Hz
定格時間 30分
電源コード 2.5m

おすすめ⑧SURE 熱風加工機 プラジェット標準タイプ

送風と温風の切り替えのみで温度調節は出来ないヒートガンです。熱風の温度は450℃までですが、大概の作業には支障をきたしません。

ノズルが付いていないので、別途ノズルを購入する必要がありますが、石崎電機製作所は小型軽量タイプや溶接専用と、様々な専用機種があるので、目的に合った選び方を出来るのがおすすめポイントです。

工業用のヒートガンなので信頼性の高さはお墨付きです。
 

サイズ(mm) 213×70×191

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ヒートガンでDIYの作業を効率的に!

ヒートガンは、これまでライターの火であぶったり、温度や風力の調節が効かないドライヤーで行っていた作業を、飛躍的に効率アップしてくれる工具です。

ぜひヒートガンをDIY作業のお供に取り入れて、作業効率を上げてみてください。

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この記事のライター
櫻 樹
神社巡りと刀剣鑑賞、カフェ巡りが好きなアニメ・ゲーム・2.5次元ヲタクです。

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