イチジクの挿し木方法とは!最適な時期や失敗しない方法をご紹介!

イチジクは生命力が強い育てやすい果樹です。イチジクは挿し木で増やすことが出来、成功率が高いのが魅力です。挿し木に最適な時期や挿し木の方法をご紹介、イチジクの保存方法も伝授します。挿し木で美味しいイチジクの木を育ててみましょう。

イチジクの挿し木方法とは!最適な時期や失敗しない方法をご紹介!のイメージ

目次

  1. 1イチジクの基礎知識
  2. 2イチジクを増やす方法
  3. 3イチジクの挿し木の方法
  4. 4イチジクの挿し木栽培の注意点
  5. 5イチジクの収穫と保存方法
  6. 6イチジクの挿し木は初心者でも成功率が高い!

イチジクの基礎知識

イチジクは栄養価が高く、独特の食感や味があり人気があります。ケーキやサラダの上にフレッシュのままのせたり、乾燥イチジクはパンやお菓子に混ぜることもよくあります。

イチジクはドライフルーツの状態で口にする機会が多く、フレッシュの状態ではあまり食べたことがない方もいるかもしれません。イチジクはどんな食べ物なのか、詳しく見て行きましょう。

イチジクとは?

イチジクは、イラクサ目クワ科イチジク属の落葉樹木です。旧約聖書に出てくるアダムとイブがイチジクの葉で作った腰ミノを身につけたとされていたり、聖書にも登場するほどで、紀元前から栽培されていた果物と言われています。

生命力が強く家の庭で育てている方も多い樹木ですが、寒さに弱いため東北などでは育てにくく、関東から西の地域では育てやすい樹木です。

イチジクの実は不老長寿の果物とも呼ばれ、栄養価が高いのが特徴です。水溶性食物繊維のペクチン、カルシウムや鉄分、むくみを解消するミネラルの一種のカリウムも含まれているため、高血圧の方や便秘症の方におすすめです。

また、実の中の赤い色はアントシアニンで、ポリフェノールの一種になります。メラニン色素を抑える効果が期待でき、アンチエイジングにもおすすめです。

イチジクは果物でも野菜でもない?

イチジクは一般的に果物として販売されていますが、正確には果物ではありません。しかしスイカのように野菜であり果物でもある、という食べ物でもないのです。では私達が食べているイチジクとはなんなのでしょうか。

正解は、花です。イチジクを切ると白いつぶつぶしたものがたくさん詰まっていますが、それが花です。実の中に花があるため、イチジクを漢字で書くと無花果と書き、花の無い果実と言われていますが、花がないわけではないのです。

イチジクの種類

イチジクの種類は収穫できる時期で分けられます。6月中旬から7月中旬に収穫できる夏果専用種、8月中旬から10月に収穫できる秋果専用種、7月中旬から10月に収穫できる兼用種の3つの種類に分けられます。

日本では市場の8割が桝井ドーフィンという品種で、こちらは兼用種になります。他にも秋果専用種の蓬莱柿、セレストという種類などもあります。

イチジクを増やす方法

イチジクは家庭でも育てやすい果樹で、人気があります。イチジクの苗木を買って増やす以外に、自分でイチジクの木を増やす方法があるんです。イチジクの木を増やす方法をご紹介していきます。

イチジクは挿し木で増やせる

イチジクを増やす方法は、挿し木です。挿し木は増やしたい木の一部の枝を切り取り、発根させて増やします。切った枝は親木と同じ品質になるため、美味しいイチジクの木ならば、それと同じ味のイチジクがなるようになります。

イチジクは生命力が強いため、挿し木の成功率が90%以上と高く増やしやすい樹木です。年数が経つと実がならなくなってきたなどの問題も出るため、同じ味を守りつつ挿し木で新しい世代に移行していく方法を取ることが出来ます。

イチジクを挿し木で増やす時のポイント

イチジクを挿し木で増やす時のポイントは、挿し木にする枝を切るときにあります。枝は芽の上2㎝のところで切り、下は芽の下1㎝のところでカットします。そして1つの枝に2芽以上の節があるよう、長さは25cmから30cm程度に切ります。

芽のある節の下から根が出てくるため、根のための節と葉が出る節の2つの節は必ず必要なのです。節が短い間隔で2つ以上あっても、ある程度枝の長さがないと養分が足りなくなるため、長さもポイントです。
 

イチジクの挿し木の方法

挿し木の成功率が高いといっても、ただ枝を土に埋めたら良いというわけではありません。挿し木に向いているタイミングや挿し木の方法があります。確実に挿し木を成功させるために、挿し木の方法を学びましょう。

方法①イチジクの挿し木の時期

イチジクの挿し木に向いている時期は、2月から3月です。4月から6月が成長期で枝や葉が一番伸びるため、その前に挿し木をします。

 

方法②イチジクの挿し木に必要な準備

挿し木にする枝の準備をもいりますが、挿し木をする土の準備があります。挿し木には栄養分がない土を使う必要があります。小粒の赤玉土か、初心者の方は挿し木用の保水性の良い土が販売されているので、そちらの使用がおすすめです。

また挿し木を植えるのは育苗ポットを使うと、地面に植えるときに取り外しやすいのでおすすめです。素焼きの鉢なら1つに数本植えることも可能です。

方法③イチジクの挿し木用の枝の剪定

挿し木にする枝は、わざわざ枝を用意しなくても、剪定した木を使えばOKです。イチジクは11月以降の休眠している時期に、混みあっている枝などを剪定をします。

イチジクは伸びてきた枝の全てに実をつけるという特徴があり、実がなりすぎると栄養が分散され、美味しいイチジクにならないのです。
 

落とした枝の中から挿し木用の枝を選び、必要な長さにカットします。挿し木をするのは2.3月なので、落とした枝は切り口が乾燥しないよう、薬剤を添付してから新聞紙やビニールにくるんで冷暗所に保存しておきます。

方法④イチジクの枝を用土に挿す

育苗ポットや素焼きの鉢に土を入れ、イチジクの枝が半分以上埋まるように穴をあけてから、枝を差し込みます。水やりをしっかりし、日陰で育てていきます。

 

イチジクの挿し木栽培の注意点

イチジクの挿し木栽培は、他の果樹などに比べて簡単で初心者にもやりやすいですが、何点か注意すべき点があります。ポイントを押さえて、ぜひイチジクの挿し木を成功させてください。

注意点①水の管理

まず注意したい点は、水の管理です。挿し木の場合は、苗のように根から水分を吸収することが出来ないため、乾燥に弱いという弱点があります。土が乾燥してしまうと発根しなくなってしまうため、水分を切らさないように注意します。

乾燥防止にビニール袋をかける方法もありますが、日中高温にならないように管理します。土の表面が乾いたら、水のあげ時です。

注意点②害虫

イチジクは他の果樹に比べてもあまり害虫が付かない樹ではありますが、カミキリムシには注意が必要です。カミキリムシの幼虫は幹の中をトンネル状に食害して空洞化させてしまう厄介な虫です。1~3年かけて食べながら成長していきます。冬は幹の中で越冬します。

成虫は主に葉を食べますが、幹を食べるカミキリムシの種類もいます。成虫は根っこに産卵をし、孵化するとイチジクの幹から食べ進んで内部に侵入するというのを繰り返します。
 

カミキリムシが付いていた場合は駆除する必要があります。また、幹に穴が開いていたら、幼虫のカミキリムシがあけた穴で糞や木くずを外に出していることが考えられます。この場合は穴から駆除剤を使う必要があります。

カミキリムシがイチジクの木1本丸ごと食べつくし、枯らしてしまうこともあるくらいなので、1匹でも見つけたら駆除していくように注意しましょう。

イチジクの収穫と保存方法

待ちに待ったイチジクの収穫ですが、イチジクはとても柔らかく、傷みが早いのが特徴です。美味しく食べるための、イチジクの収穫方法と保存方法をご紹介します。

イチジクの収穫方法

イチジクは株の下から順に成熟していきます。イチジクは果皮が色づき、実が膨らんできて中が熟れると先端部分が割れてくるので、中の紅の花が少し見えてきたら食べごろです。収穫用のハサミでカットするか、実を手で持ち上げてもぐことでも収穫が出来ます。

イチジクを収穫した際や、葉を切るときなどもと白い樹液が出てきます。この樹液は触るとかゆくなる成分が含まれれているため、軍手やゴム手袋を着用して収穫しましょう。

イチジクの保存方法

イチジクは柔らかく傷みが早いので、収穫後はビニール袋に入れて冷蔵庫に保存します。日持ちもあまりしないので、食べきれない場合はワイン煮やジャムなどにして火を入れてしまうのも手です。ジャムは栄養価も高くなるのでおすすめです。

それでも余ってしまうほど大量に収穫できた場合は、冷凍保存がおすすめです。洗ってから皮をむいて、1個づつならラップに包んで冷凍でOKですし、食べやすい大きさにカットしてジッパー付きの保存袋に入れて冷凍しても大丈夫です。

イチジクの挿し木は初心者でも成功率が高い!

美味しいイチジクの木を増やすには挿し木が簡単で、挿し木の方法は初心者でもそう難しいものではないことをご紹介してきました。イチジクの場合、挿し木の成功率が高いのが何よりの魅力ですが、挿し木で育ててから実をつけるまでが早いというメリットもあります。

イチジクを家庭でも育ててみたい方は、剪定の際に枝を分けてもらうなどでもチャレンジできます。挿し木でイチジクを育てて、美味しいイチジクを収穫しましょう。

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この記事のライター
あお

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