植物の天敵!「マメコガネ」とは?適切な駆除対策やその生態を詳しく解説!

「マメコガネ」という昆虫をご存知でしょうか。マメコガネとは集団で植物を食い荒らす昆虫で、日本でも害虫として扱われています。ここでは、そんなやっかいなマメコガネから植物を守る為の駆除・予防方法をご紹介します。効果的な対策を行い、大切な植物を守りましょう!

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目次

  1. 1マメコガネはどんな虫?
  2. 2マメコガネの駆除方法
  3. 3マメコガネの予防方法
  4. 4マメコガネの捕獲トラップの作り方
  5. 5マメコガネを上手に駆除して元気な作物を育てよう

マメコガネはどんな虫?

コガネムシは聞いたことがあっても「マメコガネ」という名を知っている方は少ないのではないでしょうか。マメコガネとは、コガネムシ科に分類される甲虫の一種で、名前に「マメ」とあるように、植物食の小型のコガネムシです。

マメコガネは、マメ科の植物全般を食草とし植物の生育に大きな影響をもらたす為、害虫としてみなされており、農家を営む方の間では悩みの種となるやっかいな昆虫です。

植物の被害を防ぐには、マメコガネに効果的な駆除・予防方法が必要不可欠です。まずは、マメコガネについて詳しく見ていきましょう。

マメコガネの特徴

マメコガネは体長1cmほどの小型種で、日本在来種の昆虫です。頭と胸は光沢のある緑色、羽の部分は赤銅色で見た目はとても美しい虫です。

しかし、その美しい見た目とは裏腹に、多くの植物の葉や花を集団で手当たり次第に食い荒らすとてもやっかいな害虫です。

日本各地どこでも見かける昆虫ですが、一般的な夜行性のコガネムシと違って、日中によく活動します。日当たりの良いところを好み集まってくるので、お天気に良い日にふと植物を見ると、多数のマメコガネが仲良く葉を食べている様子を目にすることもあるでしょう。

マメコガネの英語名

マメコガネは英語圏で「ジャパニーズ・ビートル」と呼ばれています。ジャパニーズ・ビートルを直訳すると「日本のカブトムシ」になります。マメコガネは日本在来種で、カブトムシと同じコガネムシ科なことからこの英語名がついたようです。

19世紀初め頃、植物の輸入品にまぎれて日本からアメリカへ侵入し、爆発的に繁殖、定着したと言われています。現地の農作物に重大な被害を与えました。当時は「ジャパニーズ・ビートルの北米侵略」と騒がれ深刻な問題となったようです。

マメコガネの被害

マメコガネのことを日本で「ジャパニーズ・ビートル」と英語で呼ぶことはありませんが、重大な被害を受けたアメリカの農家からは大変嫌われており、その防除費だけで年間400憶は超えていると言われています。

これだけ嫌われているマメコガネは、植物にどういった被害を与えるのでしょうか。

出典: https://www.boujo.net/

成虫は年1回、夏季に現れ、大豆などの豆類、アスパラガスやタラノキ、モロヘイヤといった野菜、バラやダリアなどの花、リンゴ、ブドウ、柿などの果実、さらにレンコンやサツマイモなど、多くの植物の葉や花、果実を集団で食害します。

また、マメコガネの幼虫も害虫として扱われています。マメコガネの幼虫は食欲旺盛で、植物の根を次々と食い荒らし、農作物に大きな被害をもたらします。

マメコガネのやっかいなところは、複数のマメコガネが集団となって植物を食い荒らすので、その被害はあっという間に広がってしまうことです。

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マメコガネの駆除方法

マメコガネの繁殖力は相当なもので、発生したらすぐに駆除しないと植物や農作物の生育に大きな影響を及ぼしてしまいます。いくつかの駆除方法をご紹介するので、マメコガネの被害に悩んでいる方は是非参考にしてみて下さい。

駆除方法①水につける

こちらはマメコガネの幼虫に効果のある駆除方法です。植物が鉢植えの場合は、バケツに水をはって、その中に鉢ごと水に浸しましょう。しばらくすると苦しくなった幼虫が土から出てきます。もし出てこなくても、土の中で窒息するので効果が期待できます。

しばらく水に浸けて、全ての幼虫を取り除いたら新しい土に植え替えればOKです。幼虫とはいえ、植物の根を食い荒らす害虫です。発見次第早急に対応し、被害を抑え成虫になるのを防ぎましょう。

駆除方法②農薬

幼虫の駆除

出典: https://www.nouyaku-tsuhan.jp/

マメコガネの駆除には農薬を使用するのも有効です。マメコガネの幼虫には、オルトラン粒剤やダイアジノン粒剤の農薬が効果的です。植物だけでなく、土の中にもぐって潜んでいることもあるので、対象の植物とその周辺の土にも散布しましょう。

成虫の駆除

出典: https://www.rakuten.co.jp/

マメコガネの成虫には、オルトラン水和剤やスミチオン乳剤、マラソン乳剤などが効果的です。これらを散布することでマメコガネを駆除することはできますが、再度飛来して被害に合う場合もあります。

マメコガネの動きが活発になる夏は、1週間に1度ほど、定期的に散布することをおすすめします。

駆除方法③殺虫剤

幼虫の駆除

出典: https://www.sc-engei.co.jp/

殺虫剤はできればあまり使用しない方が無難です。それは、殺虫剤の成分が植物に悪影響を与えてしまうからです。植物の為に駆除しても、そのせいで植物がダメになってしまっては意味がありません。

また、幼虫には殺虫剤が効きにくく、使用しても100%の効果は得られないでしょう。薬剤で駆除したい場合は、先にご紹介した農薬の使用をおすすめします。

成虫の駆除

マメコガネの成虫の駆除も同じです。成虫には殺虫剤に有効とされていますが、植物についているマメコガネに直接噴射すると植物に影響を与えてしまうのでおすすめできません。

しかし、殺虫剤はマメコガネの駆除効果を十分に持っているので、使わない手はありません。成虫を発見したら、ピンセットや割り箸でつまんで植物から離し、別の場所で使用しましょう。

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マメコガネの予防方法

マメコガネの駆除は何かと手間がかかり大変です。いちばん良いのは、マメコガネが寄生しない、発生しないことです。次は、マメコガネの予防方法をご紹介します。マメコガネの飛来に不安がある方は、しっかりと対策をして寄せ付けないようにしましょう。

予防方法①防虫ネット

出典: https://www.ajtex.com/

防虫ネットを使用すれば、マメコガネに限らず様々な飛来する害虫を予防することができます。支柱に引っ掛けるだけのシンプルなものから、農作物用のトンネルタイプまで、色んな種類の防虫ネットがあるので、育てている植物にあったタイプを選びましょう。

マメコガネは飛来する害虫なので、防虫ネットで保護すればほぼ確実に予防することができます。ただし、既に土の中にいる幼虫には当然効き目がないので、ネットを使用する前は幼虫の有無をチェックするようにしましょう。

予防方法②農薬を土に混ぜ込む

マメコガネの成虫を駆除したり、防虫ネットで予防しても、土の中に幼虫が潜んでいる場合もあります。また、植物を育てる「たい肥」などに混ざって幼虫が混入されることもあります。

幼虫の予防方法は、先にご紹介した「幼虫の駆除方法」と同じ農薬です。オルトラン粒剤やダイアジノン粒剤の薬剤を土と一緒に混ぜ込んでおきましょう。こうすることで、マメコガネの幼虫駆除&予防が同時に行えます。

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マメコガネの捕獲トラップの作り方

マメコガネの成虫駆除には「農薬」「殺虫剤」の他に、"フェロモントラップ"でおびき寄せて捕獲する方法があります。トラップと聞くと、なんだか面白そうな気がしませんか?最後は、マメコガネの捕獲トラップの作り方をご紹介します。

"フェロモントラップ"は成虫には絶大な効果を発揮しますが、幼虫には効き目はありません。しかし成虫を駆除すれば、産卵を防ぐことができ、結果的に幼虫を予防することができます。既に土の中にいる幼虫は、農薬で駆除して下さい。

簡単なマメコガネ捕獲器の作り方

出典: https://inakasensei.com/

まずはトラップをしかける為の簡単な捕獲機を作ります。用意する材料はペットボトルのみです。複数仕掛けた方が効果があるので、植物の育てている範囲にもよりますが、1つの植物に対して2~4つほどあった方が良いでしょう。

作り方はいたって簡単で、まずはペットボトルの上を1/4カッターでカットします。次にカットした注ぎ口を反対にして(注ぎ口を中に入れる)周囲をテープで留めれば「マメコガネ捕獲機」の完成です。

マメコガネをおびき寄せるトラップの作り方

次は作った「マメコガネ捕獲機」の中に入れる、"フェロモントラップ"を作ります。作り方は、1.5リットルのペットボトル3本に対して、酒200cc、砂糖200g、米酢150g、きなこ40g、ディプテレックス粉剤などの粉状殺虫剤を、全て混ぜ合わせます。

これがマメコガネをおびき寄せる"フェロモン"になります。甘い香りに誘われてペットボトルに入ったマメコガネを捕獲します。また、5倍程に薄めた乳酸飲料でも代用できます。

フェロモン液をペットボトルに3等分にして注入します。こうして作ったトラップを植物の周りに置いたり、木に吊るしましょう。フェロモン液は1ヵ月に1度新しいものに交換して下さい。

 

作るのが難しければ市販のものを使おう

フェロモントラップを作るのが面倒だったり、大変だと思う方は市販のものを活用すると良いでしょう。強力な誘引効果でマメコガネをおびき寄せ駆除します。ただし、少し高いのがネックです。効果は手作りのものと変わらないので、できれば手作りすることをおすすめします。

マメコガネを上手に駆除して元気な作物を育てよう

植物に重大な被害を及ぼすマメコガネの駆除・予防法をご紹介しました。成虫を発見した段階では、既に産卵し土の中に幼虫が潜んでいる可能性大です。成虫の駆除と併せて、必ず農薬で幼虫駆除も行って下さい。

上手に駆除&予防して、大切な植物や農作物をマメコガネから守り、丈夫で元気に育てましょう!

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この記事のライター
kayo7110

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