2020年04月18日公開
2020年04月18日更新
穴あけ不要!100均材料で「美術館のような額縁」の作り方【レポート】
子どもが持ち帰ってきた作品や、お気に入りのポスターや切り抜きなどを飾れる額縁の作り方をご紹介します。外出できない今、お手軽に家を美術館のようにして「おうち時間」を楽しみませんか。 とっても軽量なのでマスキングテープで壁に貼ることもできます。

「とても重要なもの」とは?
絵画と額縁はお互いなくてはならない存在です。作品は額縁によって守られ、額縁は作品を引き立たせる役目があります。でも、家で絵画や写真を額縁にいれて飾った事がある方は「せっかく飾ったのに、美術館とはなんか違うな〜」と感じた事があるのでは無いでしょうか。
それは「額装マット」を使っていないからでは?
「額装マット」は作品と額縁のとっても大事な仲介役を担っています。今回は、100円均一の材料で、額縁からマットまで作れる「本格風」の額縁の作り方をご紹介します。

材料と道具
100円ショップで購入できるものと、おうちにある道具で簡単に作れます。
材料は2つ
①カラーボードまたはスチレンボード
飾りたいものより周囲が最低3cmほど大きめである必要があります。ダイソーには450mm×300mmのカラーボードがありました。A4サイズの作品までの作品を飾るのが理想的です。
A4サイズ以上の作品を飾るには「スチレンボード」という450mm×840mmの大きなものがあるので、そちらを用意してください。厚みは5mmのものを選んでください。
②額縁柄のマスキングテープ
軽量&お手軽にするためには不可欠なアイテムです。額縁柄のマスキングテープは、SNSでも人気商品で、私は一種類しか見つけられませんでした。
黒や茶色の無地やボーダーなど、飾りたい作品にぴったりなマスキングテープをぜひ探してみてください。お気に入りのものがない場合は、自分で手作りすることもできるそうです。
必要な道具
- カッター
- カッターマット
- 定規
- ボールペン
作り方手順
手順①カラーボードをカットする
A4サイズ前後の作品の場合は、周囲2cm以上、大きな作品の場合は、2cm〜5cmほど大きめにカットします。
細かいことは気にしなくても、用意したカラーボードの上に作品を置いてみて、大きすぎなければそのまま使ってもOKです。ただ、周囲がマスキングテープの幅より狭いと作れないので、注意してください。
手順②カラーボードを切り抜く
カラーボードの中心に作品を置きます。作品より1.5cm内側に何箇所か印をつけます。その印をつないで作品より1.5cm小さい四角を書きます。
次に、線に沿って切り抜くのですが、この切り抜き方に一番重要なポイントがあります!
それは「カッターの刃を外側にに45度くらい傾けて切る事」です。すると下の写真のように切れます。慣れると、そんなに難しくありません。①の工程で切り落とした端材で練習してから挑んでください。
切り口がボソボソになったり、途中で突っかかってしまったりする時はカッターの刃を新しくしてみてください。あまり知られてないのですが、カッターの刃は、意外とすぐに切れ味が悪くなります。カッターについての動画がありましたので、参考にしてみてください。
ここまでできたら、このような感じになります。
手順③マスキングテープを貼る
4辺をマスキングテープで囲います。四角は2枚重なるように端から端まで貼ってください。
下の写真のように、AからBに向かってカッターで切れ目を入れます。カラーボードの底まで切らないように注意してください。
上の一枚をめくります。
色の濃いマスキングテープは、上のマスキングテープだけめくれば透けずに綺麗にできます。しかし、下の写真のように、薄い色のものだと下のテープの柄が透けてしまうので、二枚とも切れるくらい深めに切れ目を入れてください。
カラーボードの底まで切れなければ、少々深くても大丈夫です。
手順④作品を貼る
ここまでできたら、あとは作品を裏から貼るだけ。マスキングテープで4〜6カ所、固定してください!綺麗に剥がすことができるので、作品を変える事も可能です。
壁に貼る場合は、マステを輪にしたものを裏に4〜6箇所くらいにつけて飾ってください。輪にしたマステは下の写真のように縦向きと横向きに貼ると、重力や隙間風にも耐えてくれます。
額装マットの比較
厚紙でもマットを作ってどう変わるのか比較してみました。
左:そのまま
中:厚紙のマット+マステ
右:アートボード+マステ
厚紙でもフレームが加わるだけで印象はガラッと変わりますが、やはりカラーボードの額装が立体的になり一番”本格的”になります。
100均材料でも額縁が簡単にできる
いかがでしたでしょうか?アートボードやスチレンボードがすぐに手に入らない方は、まずは厚紙で挑戦してみてください。
また、切り抜く形は四角でなくても、丸や楕円でもいいですし、大きな額に2つ作品を入れて、二箇所切り抜くのも”本格的”な雰囲気の額装になると思います。
一度作ると、ずっと使えるのも魅力です。季節ごとに持ち帰ってくるお子さまの作品を、ぜひ家でも飾って楽しんでみてください。