2020年03月30日公開
2020年03月30日更新
ハトメとは?使い方からおしゃれなアレンジ方法までご紹介!
ハンドメイドで物作りをしていると、ここにハトメを使ったらカッコ良くなるのに、と思うような場面が出てきます。その前にハトメとはいったい何なのか?という説明から、ハトメの使い方、ハトメを使ったおしゃれなアレンジ方法までご紹介します。

目次
ハトメについての基礎知識
ハトメとは?
ハトメとは、紙やビニール、布地、皮革などに開けた穴を保護するために付ける金具の事です。ハトメのサイズは様々で、直径2.6mm(#3×3)から4cm(#40)まであります。一般的に一番よく使われているハトメは4mm(#200)くらいかもしれません。
ハトメの素材の種類も様々で、ゴールド、ニッケル、アルミ、ステンレスと、ハトメを付ける素材や色によって選ぶことが可能になっています。
ハトメの種類について
ハトメは、素材の違いの他に、「片面」「両面」という種類にも分かれています。こちらもハトメをどんなデザインで、どこにどのような用途で使うのかによって、選び分けます。
ハトメは、素材や色によって、ガラリとイメージが変わるのが一番の特徴で、そこが人気の秘密でもあります。最近はハンドメイドクラフト用に、カラフルなハトメも販売されていますので、イメージにピッタリ合うハトメが見つかるはずです。
またハトメと一緒によく「カシメ」も販売されていますが、ハトメが穴を補強するのに対し、カシメは穴はふさがっていて、カシメとカシメの間に紐などをかけて封をしたりするのに使われます。モチーフ使いのカシメもあり、そちらは装飾などに使われます。
100均ダイソーでもハトメ打ちに使える道具が揃う!
ハトメを打つために必要な道具は、穴を開けるための「ポンチ」や「ハトメパンチ」、そして「ハトメ」本体です。実はこの材料全てがダイソーで揃ってしまいます。ダイソーの手芸コーナーに、おそらくまとまって陳列されていますので、見つけやすいはずです。
またハトメ本体は、ハトメパンチに何個かは一緒にパックされていますので、最初はそちらを使えば良いでしょう。100均で揃えられるなら、ハトメに挑戦するハードルが下がった気がするのではないでしょうか。

ハトメの正しい使い方
ハトメの使い方①ハトメパンチを用意する
ハトメパンチは100均でも購入できますし、通販や手芸店でも販売されています。中には、ハトメとスナップボタンの両方を付けることが出来る商品もあります。
自分でスナップボタンを付ける機会がある方は、こちらを購入すると便利です。ハトメしか使わないという方なら100均のハトメだけのハトメパンチで十分事足りますので、ご自身の使用頻度や用途を考慮して購入してください。
先に100均のハトメパンチでハトメの練習をしてから、スナップも付けられる商品を購入するというのもおすすめの方法です。
【SK11 スナップハトメ両用パンチ ハトメ穴径約4.0mm No.500】概要
スナップ穴径 | 約4.0mm |
最大取付厚 | (5mmハトメ)約2.0mm・(スナップボタン)約1.5mm |
下穴サイズ | 5.0mm |
グリップ | 黄色 |
材質 | ニッケルメッキ |
付属品 | 5mmハトメ100個・スナップボタン8個 |
ハトメの使い方②片面か両面かを選択する
ハトメ本体の片面と両面の一番の違いが何かというと、ハトメを付けた裏側の仕上がりです。両面のハトメは、裏側の座金がふっくらと厚みがあり、キレイに仕上がります。
片面ハトメの座金付もキレイではあるのですが、両面ハトメほどの厚みがないので両面ハトメ並みの仕上がりにはなりません。これが座金なしになると、ハトメの裏側は切れて広がりますので、仕上がりのキレイさは格段に違ってきます。
ただし費用の面では、やはり片面ハトメの方がかなり割安です。
選び方として、片面ハトメの座金無しは、肌に直接当たる物や、引っ掛かりやすいものを留めるのには向いていないので、ペーパークラフトなどに向いています。
片面ハトメの座金付か、両面ハトメのどちらにするかは、用途や見栄えで選ぶことになります。肌に当たる物の場合は、両面ハトメの方が良いかもしれません。
また、初心者で初めてハトメを使うという方は、両面タイプの方がキレイに仕上がるのでおすすめです。片面タイプだと、力の入れ加減が分からない内は、裏側がつぶれたりして使い物にならなくなる可能性が高いです。
ハトメの使い方③穴をあける
まずは、ハトメのコマが通るように下穴をあけます。ハトメを付ける物が紙や布の生地によっては、目打ちだけで穴をあけても構いませんが、皮革や厚めの生地などの場合、それだけではあけられない場合もあります。
そういう時はスクリューポンチという下穴をあける道具を使います。大概はセットでビニール板も販売されていますが、スクリューポンチ単体売りの場合は、保護板になるビニール板も一緒に購入します。
スクリューポンチの使い方は、まず、目打ちで穴をあけたい場所に印をつけ、その後、その場所をスクリューポンチで突き刺します。
スクリューポンチの直径によっては、それでもハトメのコマが通らないことがあるので、そんな時は目打ちで穴を広げます。広げ過ぎないように注意してください。
本体サイズ | 13cm |
刃先サイズ | 1.5mm,2mm,2.5mm,3mm,3.5mm,4mm |
重さ | 84g |
ハトメの使い方④パンチをする
ハトメのコマを穴をあけた物に通し、それをハトメパンチの台に置きます。手の感覚でちょうどはまる場所が分かるようになっています。この状態でゆっくりシッカリとパンチングして挟み込みます。
力が強すぎるとハトメがつぶれますし、弱過ぎると今度はハトメが止まらないので、本番前に何度か練習してみることをおすすめします。うまくパンチ出来ると、穴を補強するようにハトメがしっかりと留まります。
なお、初心者が起こしがちな間違いが、ハトメの表裏の付け間違いです。ハトメをパンチする前に、しっかりと確認を行えばこのミスは防げます。
また、もしもパンチに失敗してしまったとしても、ハトメは割と簡単に外すことができます。裏側から丁寧に外して、再度パンチし直してみてください。
ハトメ打ちをするときの注意点
ハトメは、比較的初心者でも簡単に取り扱えますが、それでもうまく打てないこともあります。そういった場合の原因の多くはハトメの固さにあります。ハトメには様々な素材が使われており、その素材が固い場合、女性や力の弱い人だとうまく打てない場合があるのです。
固さの大まかな順番としては、アルミ、真鍮、鉄、ステンレスの順で固くなります。腕力に自信のない方は、アルミや真鍮のハトメを利用するようおすすめします。
材質はハトメが売られている時の袋等に種類の記載があるはずなので、必ず確かめるようにしてください。なお、どんな素材でも、金色とシルバーの色は大概ありますので、安心してください。
ハトメを使ったおしゃれなアレンジ方法
アレンジ①オリジナルタグを作る
ハギレを使ってタグ🏷作り。
— Haru (@works_by_haru) August 26, 2019
ひとつひとつ違ってそれがまた可愛い♡
#タグ#タグ作り#ハンドメイド#Thank youタグ#ハギレ#ハトメ#ハトメパンチ pic.twitter.com/TVbmfH7IxJ
ハンドメイドのタグでも、ハトメが使われているとグッと雰囲気アップを狙えます。布だけでなく、紙にハトメを使っても、高級感が出て、ショップなどで扱われているタグのように見えます。シンプルなモノトーンには金のハトメがワンポイントになりっています。
逆に黒のタグにシルバーのハトメはスタイリッシュな印象になりおすすめです。またオリジナルではなくても、既存のタグの穴に合う大きさのハトメをつけるだけというアレンジ法もあります。ワンランク上のタグになりますのでおすすめです。
アレンジ②ギフトをおしゃれに
ラッピングについて🌷
— ペルシッカ𖤫𖤬くるもり雑貨店4/3~ (@persikka6) October 25, 2019
ポストタイプのピアスは
前下がり防止キャッチを
一応つけてあります*°
台紙、名刺以外は全て
ペルメイドなので
毎回差は出るかと思いますが、
全て可愛くお届けしたくて´`*♥
ハトメは毎回苦戦します←#ハンドメイド#ラッピング pic.twitter.com/rYzyXOWms5
プチギフト等のラッピングにハトメを使うと、一気に高級感が出ます。ちょっとしたおすそ分けのお菓子だとしても、ショップの可愛らしいラッピングのように見えておすすめです。
使い方としては、厚紙などにハトメで穴をあけ、そこにカラフルな紐やリボンを通して、そのまま紙袋や箱などに括り付けてラッピングします。
また、持ち手無しの紙袋にハトメで穴をあけ、太めの紐やリボンを通して持ち手付きの紙袋にリメイクするという方法もあります。小さな紙袋は持ち手がないものの方が多いので、可愛らしいショッピングバック調のラッピングバッグが作れます。
アレンジ③メッセージカードにアクセント
妹の結婚式準備を手伝わさている。
— 十三月 紅夜 (@jusangatsukouya) September 29, 2019
メッセージカードにひたすらお花をハトメ打ち。 pic.twitter.com/ciVdLkdTx6
メッセージカードに、造花などをハトメで止めると、シンプルなメッセージカードも、とても華やかでゴージャスになります。
他にも紐やリボンを通せるようにしたり、紙2枚をハトメで止め合わせ、ハトメを起点にスライド出来るカード等も製作可能です。既存のカードにハトメを留めるだけでも、雰囲気が変わるのでおすすめです。

ハトメ打ちで小物をおしゃれにアレンジしよう
単にパンチ等で穴をあけるだけでも紐やリボンを通したり出来ますが、ハトメが打たれていると、小物がワンランクアップしたようにおしゃれになります。
ハトメ用の道具は1セット持っておいて損はありません。ダイソーで購入できますので、ぜひ揃えてハトメを使ったハンドメイド品作成にチャレンジしてみてください。
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