恐ろしい魚「ダルマザメ」とは?肉食の怖い特徴から被害まで徹底解説!

世界中の海にはさまざまな魚が生息しています。そのなかでダルマザメというサメを知っているでしょうか。ダルマザメはある意味ジョーズのモデルとなったホホジロザメより恐ろしい魚と言われることもあります。そんな恐ろしいダルマザメの特徴や被害をチェックしてみましょう。

恐ろしい魚「ダルマザメ」とは?肉食の怖い特徴から被害まで徹底解説!のイメージ

目次

  1. 1深海魚「ダルマザメ」とは?
  2. 2ダルマザメはなぜ怖い?
  3. 3ダルマザメの捕食の特徴
  4. 4ダルマザメは人食い魚?
  5. 5ダルマザメは光る!
  6. 6ダルマザメに関するSNS
  7. 7肉食の恐ろしい深海魚・ダルマザメの生態をもっと知ろう!

深海魚「ダルマザメ」とは?

あまり馴染みのない名称のダルマザメ、一見すると可愛らしい印象を受けるかもしれませんが、実は怖い魚として知られています。ダルマザメは深海魚なので、一般的に目にすることはほとんどありません。そんなダルマザメの生息域や特徴を見てみましょう。

ダルマザメの基本情報

ダルマザメはヨロイザメ科に属するサメの仲間です。体長は30~50cmほどで、サメとしてもあまり大きくありません。身体は細長い流線型で、その形から別名「葉巻ザメ」とも呼ばれています。

サメの仲間ですが背中は茶色く腹は白、全体的にヒレが小さいのが特徴です。深海魚であることから目が大きく前方にあり、小さな口には特徴的な歯が並んでいます。サメの仲間としては比較的珍しい部類に入り、自然界で見ることは稀です。

ダルマザメはどこにいる?

ダルマザメは先程も記述したように深海魚、普段は水深1000mよりも深い場所に生息しています。日中は深海にいるダルマザメですが、夜になると85mと比較的浅い場所までやってきます。これはエサを捕食するためですが、海面に出ることは稀です。

世界中の暖かい海、熱帯や暖帯の外洋に生息していることがほとんどで、ハワイやブラジル南部、オーストリア、ニュージーランド、ガラパゴス諸島などの海外はもちろん、日本沖合など各地にいます。主に小型の個体は南側に、大型個体位は北側に生息しています。

日本国内では茨城県の鹿島灘、東京都の伊豆諸島や小笠原諸島、太平洋西部の東シナ海など比較的温暖な海で発見されています。

ダルマザメはなぜ怖い?

深海魚でめったに海面に出てこないダルマザメ、ではなぜ怖いと言われているのでしょうか。画像を見ても小型のサメで、大型のサメのように大きな口があるわけではありません。しかしダルマザメを知る方の多くはダルマザメは怖い魚だという認識があります。

見た目が怖い

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/

サメの仲間であるダルマザメ、小さなサイズと侮ってはいけません。ダルマザメが怖いという方は見た目が怖いと言う場合もあります。しかし、上記の画像を見て疑問に思うかもしれません。見た目だけではサメに見えず、どこが怖いのか分からないでしょう。

しかしアップになった画像を見ると身体のサイズに似合わない大きくギョロッとした目や、鋭い牙が怖い魚です。深海魚は元々グロテスクな姿のものが多く、ダルマザメも例外ではありません。また、怖いよりも気持ち悪いという印象を抱く方もいます。

自分よりはるかに大きい生物を捕食する

ダルマザメが怖いのは見た目よりもその捕食にあります。体長わずか30~50cmですが自分よりもはるかに大きな魚を捕食することもよくあります。常食するのはイカなどですが、他に捕食対象となるのはカジキやマグロ、イルカ、クジラなどの大型生物です。

ダルマザメが自分よりはるかに大きい生物を捕食するのは、エサの少ない深海で生息するダルマザメが生き残るための必要な戦略です。自分より大きな生物を捕食することで対象生物は致命傷にならず、エサが枯渇することを防いでいます。

ダルマザメの捕食対象は同族であるサメにまで及びます。同じサメの仲間であるホホジロザメが被害にあったという報告もあり、大型生物であればすべてが捕食対象になってしまうようです。

ダルマザメの捕食の特徴

自分よりも大きな生物を捕食するダルマザメ、その捕食方法はかなり特徴的です。ダルマザメの捕食方法が判明したのは1971年頃、それまではバクテリアによる感染症や寄生虫の仕業とされていました。

対象生物を死に至るまで捕食しないため、殺さないヒットマンなどとも呼ばれています。ダルマザメに捕食された対象生物には、ひと目で分かる食害痕があります。その特徴をチェックしてみましょう。

英名ではクッキーカッターシャークと呼ばれている

ダルマザメは英名「Cookie-cutter shark(クッキーカッターシャーク)」と呼ばれています。これはダルマザメが捕食した痕を見ると、まるで型抜きしたクッキー生地のように丸く穴があいてえぐり取られているからです。

エサの枯渇防止の戦略も、複数集まれば異なります。陸に打ち上げられたクジラに無数の丸い穴がある画像もあり、まさに型抜きしたあとのクッキー生地のような無残な姿になっています。

ダルマザメの捕食方法が確認されるまでは、「クッキーカッターシャーク」ではなく身体の形状から「葉巻ザメ・cigar shark」と呼ばれているときもありました。

しかし丸い捕食痕がダルマザメの仕業だと判明したことで「クッキーカッターシャーク」がメインになりました。

ダルマザメはどうやって穴をあけている?

丸い穴をあけて捕食するダルマザメ、小さな身体でどのように穴をあけているのでしょうか。ダルマザメの唇は伸縮する吸盤状になっていて、捕食対象を見つけると吸盤になった口を使って獲物に身体を固定します。

固定したまま細い上の歯を支えにして、鋭く並んだ下の歯でえぐり取ります。捕食後にできる特徴的な穴は捕食対象となった生物が逃げたり振り払う力を利用して、自身の身体を回転することでできる穴だといわれています。

ダルマザメは人食い魚?

「殺さないヒットマン」や「クッキーカッターシャーク」と呼ばれるダルマザメ、その捕食方法はかなり特徴的で、大型生物にできた穴は見るだけでも怖いと感じてしまいます。

実際に日本の海でも目撃情報があるダルマザメ、そこで気になるのが人食い魚なのか、ということです。

ダルマザメが人を襲うことはあるの?

ダルマザメがエサとして捕食するのは主に大型の海洋生物です。普段は水深1000~3000mに生息する深海魚、そのため昼間の海水浴で遭遇する確率はかなりレアなパターンになります。しかし夜になれば海面までは現れないものの、浅瀬には現れます。

これまで人食い魚として認識されていなかったダルマザメですが、過去にはダルマザメに襲われた被害も確認されています。特にダイバーや難破船の生存者など海に潜っている状態で被害に合っています。

このように捕食対象は海洋生物であろうと人であろうと関係ありません。深海魚ということもあり、未だ解明されていない部分もあるダルマザメ、人を襲った実例があることから人食い魚として恐れられています。

ダルマザメは光る!

深海生物のなかには身体が発光する特徴を持つものも多くいます。深海魚であるダルマザメも同様に、腹面に発光器があり、淡い緑色に光ります。この発光はサメのなかでもかなり強力で、水揚げされてから3時間も発光していた記録もあります。

身体の発光ではありませんが、浅い場所にやってきたときに光を反射した目が光って見えることもあります。沖縄の一部地域では「ミーヒカヤーグヮ」と呼ばれ、「ミー(目)」が「ヒカヤー(光っている)」という意味があるそうです。

カウンターイルミネーションで自分の影を消す

深海魚が光る理由は色々あり、防御や捕食のために発光します。ダルマザメの場合はカウンターイルミネーション効果による発光で、これは近付くときに自分を隠すためだそうです。他にも発光によってできた影を利用して大型生物をおびき寄せるとも考えられています。

カウンターイルミネーションは海面からの光を背に、腹面からは光を発光させことで背景と同化し、魚影を隠す深海魚に多く見られる仕組みです。

ダルマザメに関するSNS

一般的に見ることが珍しいダルマザメですが、SNS上ではさまざまな情報を見ることができます。また、メディアで取り上げられたこともあるので、以前よりは若干認識度は上がっているようです。ダルマザメに関するSNSをまとめてみました。

自然界で見ることが難しいダルマザメですが、動植物を扱う施設では稀に展示公開されている場合があります。主に標本での展示がほとんどですが、実際にその姿を見ることができます。

ダルマザメそのものを見ることは難しいですが、釣り上げた魚や海岸で見る魚に捕食痕が残っていることもあります。

見た目が怖い、人食い魚として恐れられるダルマザメですが、海洋生物や深海魚、サメが好きな方からは密かに人気を集めています。どこか謎のある生態や見た目と捕食方法のギャップが人気の秘密なのでしょうか。

剥製などを展示している施設やネットショップでは、数は少ないもののダルマザメのグッズを販売しているところもあります。

人や海洋生物を襲うダルマザメ、過去には潜水艦の電線やソナードームのカバー、漁網などを食いつく被害も確認されています。

肉食の恐ろしい深海魚・ダルマザメの生態をもっと知ろう!

出典: https://ja.wikipedia.org/

肉食で自分よりもはるかに大きい大型生物を捕食する深海魚・ダルマザメは知れば知るほどその恐ろしさがよく分かります。ダルマザメの生態を知り、サメや深海魚の知識を増やすのもおすすめです。

その他の関連記事はこちらから

Thumbコバンザメとは?生態や大型生物に張り付く吸盤の仕組みなど詳しく紹介!
他の大型生物に張り付いて生活するコバンザメですが、実はサメ類とは無関係ということを知っている...
Thumb手漕ぎボートで海釣りする楽しみ方とは?基礎知識から注意点まで徹底解説!
海釣りでおすすめなのが手漕ぎボートです。手漕ぎボートは貸しボート屋で安価に借りることができる...

関連するまとめ

Noimage
この記事のライター
-asagi-

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ