散歩のついでに摘める!身近な食べられる雑草まとめをご紹介【レポート】

「山菜」と言うからには、名前の印象から何となく山に行かないと採れないと思われがちです。しかし、実際は田んぼのあぜ道や公園などの身近な場所でも食べられる植物は生えているのです。 この記事では日々の散歩やちょっとしたお出かけの際にも見つけられる身近な食べられる野草を探し方・見分け方などと合わせてまとめました。

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目次

  1. 1雑草を食べる楽しさ
  2. 2野草を採って食べるときの注意点
  3. 3身近に生える食べられる雑草たち
  4. 4普段の散歩がもっと楽しくなる!

雑草を食べる楽しさ

一口に雑草と言っても様々な種類があり、皆さんが普段の生活で何気なく目にしているものの中にも古くから食用にされていたり、薬草として利用できたりするものがあります。

また、名前の印象から、なんとなく山奥にでも入っていかなければ採れないものと思われがちな「山菜」も、そのような身近な場所に生える「雑草」の中に紛れていたりするのです。

今回の記事では散歩のついでにでも採れるような身近な食べられる野草たちを紹介していきます。実際に食べなくても、名前を覚えるだけで見つけるのが楽しくなるので参考にしてみて下さいね!
 

野草を採って食べるときの注意点

食べられる野草の紹介に入る前に、まずは植物を採取する際の注意点に触れておかなければなりません。

当たり前だと思うようなことでも、実際に採取に行ってみると熱中してしまい、忘れがちになってしまうため、しっかり頭に入れておいてください。

 

注意点①:その場所が私有地でないかどうか

市町区が管理する公園や国が管理している山林など、進入すること自体は可能な場所でも植物の採取が禁じられているような場所も多々あります。

里山などであれば進入自体が禁じられている場所でなければ大抵は国有林(国が管理する山林のこと)ですので、個人で食べるために採取するだけなら問題ないとは思いますが、特に規模の大きい「自然公園」のような場所では雑草を抜くだけでも許可が必要になったりします。

採取を行ってよい場所、ダメな場所に関する詳細は「自分の住んでいる都道府県+自然環境保全地域」と、Googleで調べれば出てくると思います。多くの公園では原則禁止になっているので、事前に調べることをおすすめします。
 

河川敷は植生も豊富で見ているだけでも楽しいです。
河川敷は植生も豊富で見ているだけでも楽しいです。

しかしその一方で、多くの人が散歩コースとして選ぶであろう小さな川沿いや、河川敷などは「河川法」と言う法律によって基本的には国民共有の財産に定められているため、特に気にすることなく採取を行うことが出来ます。私のような山菜好きからすればちょっとした食べ放題みたいなものです。

(※河川敷であっても農園や竹林があるような場所は一部私有地になっていることがありますので、気を付けましょう。)
 

注意点②:農薬・除草剤が散布されていないことを確認する

こちらも上で書いたことに関連して注意すべき点ですが、河川敷などは放っておくと雑草だらけになるため1年間に2回ほど、一斉に除草作業をするタイミングがあります。

大抵の場合は周辺の人家や農場に配慮して機械で草を抜くだけのことが多いですが、除草作業はその辺の道路わきや農道で採取を行う場合には除草剤がかかっている可能性もあるため、気にしておいた方が良いでしょう。

また、特に河川敷の除草作業は企業への外部委託で行われていることも多いため、河川敷名で検索をかければ除草剤を使用しているか否か知ることもできます。

 

注意点③:似た毒草と間違えていないか

毒草であるトリカブトによく似た”ニリンソウ”。間違えると余裕で死ねます。
毒草であるトリカブトによく似た”ニリンソウ”。間違えると余裕で死ねます。

当然のことながら雑草の中にも毒があるものが生えていることがあります。今後、当サイトでも毒草のまとめ記事を書こうと思っていますが、毒草に似た山菜類がありますので、誤食例も多い「トリカブト」・「スイセン」・「ドクゼリ」に注意して採取を行いましょう。

何事もそうですが慣れ始めた頃が一番危ないです、食べる前には常にしっかり特徴を見比べてからにしましょう。「言っても雑草食べたくらいで大したことにはならないだろう」と高を括っていると、確実に痛い目にあうので注意が必要です。

 

身近に生える食べられる雑草たち

大阪府内の公園に生えるノビル(画像手前)
大阪府内の公園に生えるノビル(画像手前)

さて、前置きが少し長くなってしまいましたが、いよいよ本題である「身近な食べられる雑草」の紹介に移ります。

出来るだけどこにでも生えていて、かつ、山菜に親しみのない人でも食べられる美味しいものをご紹介するので参考にしてください。
 

①シャク

まず一発目は山菜としてもマイナーである「シャク」。大きな図鑑にしか載っておらず、あまり知られていないがゆえにライバルも少なく、しかも群生することが多いのでそこそこ量も採れるという、初心者にとっては優秀な山菜です。
 

河川敷などの肥沃な土地では上の画像のようなビッグサイズになることも多く、セリ科で香りも良いためメインに使わずとも飾りつけや薬味としても使えて便利で、私もちょくちょく採りに行っては食べています。

ただ、一部地域には似た植物に「ドクニンジン」というのがあり、名前からも分かる通り結構強めの毒を持っているので注意が必要です。「ドクニンジン」は悪臭があり、茎の部分に血を散らしたような赤紫色の斑紋を持つため採取する際にはしっかり特徴を確認しましょう。

 

②タンポポ

次は皆さんもよくご存知のタンポポです。テレビなどでも何度も紹介されているので、食べられることを知っている人は多いのではないでしょうか。

本種にはザックリと分けて外来種の「セイヨウタンポポ」と日本原産の「カントウタンポポ」があるのですが、どちらも食べることが出来ます。食べ方としては火を通すお浸しや天ぷらなどが一般的ですが、海外の一部の国では生のままサラダにすることもあるそうです。

私も一度試したことがありますが、生で食べる場合にはアクの少ない日陰に生えているものを選びましょう。慣れてないと生で食べるにはキツイかも知れません。
 

③ナズナ

「ペンペン草も生えない」という表現にも使われるぐらいどこにでも生えているこの植物。本種はアブラナ科の仲間であり特有の風味と高い栄養価から古来より食材として使われてきました(春の七草の一種でもあります)。

ただ他の植物と混生できないので、群生する場合には本種のみが生えているポイントを探さないといけないため、沢山採るのは意外と難しいかもしれません。数本程度ならば空き地や道路わきなどでも見つけられますが、目に付いたら採るくらいがちょうどいいと思いますね。

 

④ノビル

これは以前の記事でも紹介していますが、可能なら何度でも紹介したいほど群を抜いて優秀な山菜です。

まず本種は他の多くの山菜類と違って真夏の一部の時期を除いて年中生えており、かつ、一度認識した後は本当にどこにでも生えていることが分かります。また、本種はネギの仲間ですが、実際に食べて見ると茎は九条ネギのような甘味を持ち、香りも非常に強く、ネギを買う必要あるか?と思ってしまうレベルで美味しいです。
 

毒草であるスイセン。多くは低山や河川敷などにあるが、稀に山の中に生えていることもあるため注意が必要。
毒草であるスイセン。多くは低山や河川敷などにあるが、稀に山の中に生えていることもあるため注意が必要。

ただ前文にわざわざ「一度認識した後は」と注を入れてある通り、雑草に紛れて生えているので探すのが難しく、「スイセン」・「タマスダレ」など、同じヒガンバナ科に間違えやすい毒草が数種あるのが多少のマイナスポイントです(どちらもネギの香りの有無で見分けられる)。

まだ見つけていない人は、これを探すことを目的に散歩してみるのも楽しいと思いますよ。
 

⑤ミツバ

薬味としてスーパーなどでも普通に売られているミツバ。実はこれも探してみると結構その辺に生えている「雑草」の一種なのです。

というのも、私もつい最近までは水のきれいな一部の場所にしかないと思っていたのですが、つい先日、近所の河川敷に行った際に上の画像のような大きな株を見つけてテンションが上がった覚えがあるので、田舎の多少湿り気がある場所ならどこでも生えている可能性はあります。

これも春先から秋ごろまでかなり長い間楽しめるので、焦らずじっくり探してみましょう!

 

⑥ヨモギ

最後は誰でも一度は見たことがあるであろう「ヨモギ」。犬のおし〇このイメージしかないという人もいるとは思いますが、ある程度住宅街から離れた場所であれば安全に採取することが出来ます。

本種は春菊などと同じキク科の仲間なので、天ぷらやお浸し、ヨモギ餅など基本的な料理のほか、しっかり水にさらせば鍋物に入れて利用することも可能です。

ただし、毒草である「トリカブト」に見た目が少しだけ似ているので、採取する際には特有の香りがあるかどうか、葉の裏面が白く産毛が生えているかの2点をしっかり確認しておきましょう。

 

普段の散歩がもっと楽しくなる!

散歩中、小川沿いで採った大きいノビル
散歩中、小川沿いで採った大きいノビル

本記事では「身近な食べられる雑草」というテーマでどこにでも生えている山菜たちを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

私自身、山菜やらキノコやら「自然の恵みを採って食べる」ことを趣味としているので、他の人より外を歩く機会が多いと思うのですが、目に付いた植物の名前や利用方法がパッと分かるというのは本当に楽しいものだなと最近は特に思います。

春の山菜代表である「タラノメ」も、もう芽が膨らみ始めています。
春の山菜代表である「タラノメ」も、もう芽が膨らみ始めています。

これから春~初夏に向けてどんどんいろいろな植物が生えてきますので、この記事を少しでも面白いなと思っていただけた方は、ぜひ一度、身近な植物を意識しながら外を歩いてみて下さい。そして、出来れば食べるのにも挑戦してみて下さい。

きっと世界が違って見えることでしょう。
 

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この記事のライター
ry0

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