固形燃料の正しい使い方とは?基礎知識から保存方法まで詳しく解説!

アウトドアや旅館の食事などで活躍していて、最近100均にも置いてある固形燃料を、見たことはあるけれど、詳しい事は知らないという人に、種類も豊富な固形燃料についての知識をご紹介します。使い方や保存の仕方に注意事項、自作方法まで詳説するので参考にしてください。

固形燃料の正しい使い方とは?基礎知識から保存方法まで詳しく解説!のイメージ

目次

  1. 1固形燃料とその種類について
  2. 2固形燃料の正しい使い方
  3. 3固形燃料を使用するときの注意点
  4. 4100均の固形燃料の比較動画をチェック!
  5. 5固形燃料の自作の仕方
  6. 6固形燃料のおすすめストーブ・コンロ3選
  7. 7固形燃料を上手に使用して美味しいアウトドア料理を作ろう

固形燃料とその種類について

固形燃料

固形燃料というものは、いくつかの種類が市販されていて、キャンプや登山などのアウトドアで調理をする時や、旅行先の旅館の部屋で食事をする時に、一人用鍋などで活躍しています。

アウトドアや飲食店で使う固形燃料は、酢酸カルシウムとメタノールで製造されているものが大半で、手間をかけずに火が点けられ、時間が来ると勝手に消え、保存も出来るものもありますが、通常1食分の調理用で使い切りが複数食分セットで販売されています。

固形燃料は、はじめは軍事用に使用されていたもので、日本赤十字の「お見舞いセット」のような、配給品が軍で配られた時に、温かくして食べれるようにと、配慮して付属された固形燃料が、一般にも広がったことが始まりです。

固形燃料には、卓上や缶入り、タブレット、ゼリーの4種類あり、通常キャンプなどでは、どの種類の固形燃料も使われ、燃焼時間や扱い方の違いで使い方が分かれてきます。また、一度使って残っていても、そのまま保存して次に続きから使える種類も存在します。

とても便利な固形燃料

固形燃料

ソロキャンプなどで、荷物を多くしたくないけど、キャンプ場で調理をしたい時に便利なアイテムで、火力はそれ程強くはありませんが、コーヒーを飲むのにお湯を沸かす程度なら簡単に出来ます。ベーコンエッグやご飯を炊くなどの軽めの調理なら、十分対応できます。

また、キャンプに出かけた時に、暖を取るために焚き火をする時にも、固形燃料があれば失敗せずに焚き火が出来ます。焚き火の時に使う炭は、直接触るのは抵抗を感じますが、固形燃料なら、炭の横に置いておくと着火剤になり、炭に移り手を汚すこと無く燃えます。

種類①卓上タイプ

固形燃料の卓上タイプと言えば、カエンニューエースEという固形燃料が、日本で最もシェア率の高い種類で、固形燃料の代名詞的な存在で、アウトドアで非常に人気です。使い方も簡単で着火が速く火力も安定し、アルミ箔で包まれている為、片付けも楽でおすすめです。

簡単に入手できる100均固形燃料は、使い方で容量を決められますので、100均でたくさん購入して保存しておくと、非常時にも活躍します。固形燃料の種類の中で最も使い方が楽で、保存も期間が長いのが特徴の卓上固形燃料です。

種類②缶タイプ

缶タイプの種類の固形燃料は、中蓋が付いているのもあり、火を消したい時には中蓋を被せれば消えるという理想的な固形燃料です。

こちらの「ニチネン屋外用缶入り固形燃料」を含む缶入りの固形燃料は、ろうそくの原料にもなっているパラフィンが使用され、一度消して使いかけの固形燃料を、もう一度途中からの使い方が出来る種類のものは、経済的でしょう。

キャンプなどのアウトドアだけでなく、災害時の非常用にも役立つ固形燃料で、燃焼している時間も長く、保存性にも長けています。五徳も付属され、必要な時だけ使えるという使い方が、ガスが使えない避難所でも重宝する固形燃料でしょう。

種類③タブレットタイプ

タブレットのタイプである固形燃料は、一つずつ小分けされているため簡単に使うことができ、一つのタブレットの燃焼時間も均等なので、必要な量だけを使い切る事が出来て経済的です。

ただ、画像のエスビット 固形燃料ミリタリー12タブレットは、専用のストーブが必要で、ストーブとセットになっているタイプも販売されています。今までは購入先がアウトドアショップのみでしたが、最近ではネット、ホームセンターでも購入出来る様になりました。

種類④ゼリータイプ

こちらのゼリータイプは、1回分ずつ小分けにされ、1パックで27gと大変軽く、専用ストーブに2パック入ります。1パックで通常約20分燃焼しますので、鍋料理とコーヒー用のお湯を沸かす程度の使い方が出来、使用前に下にアルミ箔を敷くと、片付けが楽に済みます。

また、ゼリータイプの固形燃料は、着火剤としても重宝され、チューブ式のものもあり、容量によって燃焼時間を左右します。ゼリータイプの性質として、すぐに火力を増すため、量を加減しながら使わないと、火の勢いが強く危険を伴いますので注意しましょう。

固形燃料の正しい使い方

固形燃料料理

簡単なのが良いという固形燃料なのですが、使い方を間違うととんでもない事故を招く恐れがありますので、使い方には至極注意が必要です。着火方法やご飯を炊く時のコツなど、正しい使い方をお伝えしましょう。

固形燃料への正しい着火方法

正しい着火方法は、固形燃料を専用のストーブとかコンロにセットしてからになり、火を近づけるだけで着火する固形燃料がほとんどです。

着火アイテムを固形燃料にくっつける必要はありませんが、タイプによっては、鍋を置いてからでは固形燃料への着火が難しい時もありますので、安全のため、100均などで購入できるロングライターやマッチを使いましょう。

固形燃料で炊飯をするときのコツ

固形燃料で炊飯をする時のコツは、自宅でご飯を炊くのとほぼ同じですが、米を洗って水量を計り、約30分はそのままほ放置して、しっかりと水を米に吸わせます。米1合で、炊飯時間は約20分から25分ですが、風が強いと火が安定しませんから、風よけをしましょう。

因みに炊飯には、通常は飯盒を使いますが、最近はメスティンというご飯だけでなく料理にも活用出来る優秀なアイテムもあり、固形燃料をセットする五徳やストーブに安定していますので、固形燃料で美味しいご飯の作り方にも一役かうでしょう。

固形燃料の保存方法

固形燃料は、自然発火を起こしやすい物体ですから、直射日光が当たらない所で、高温多湿にもならず、風の通りが良い場所に保存するのが望ましいです。

また卓上とかタブレットの固形燃料は、揮発性も高いため、保存時には直接ラップを巻いた上で、ジップロックに入れて保存するか、密封性の高い食品保存容器に入れて保存しましょう。

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固形燃料を使用するときの注意点

固形燃料は、基本火気ですから、使用上の注意は十分必要なのはご存じでしょうが、キャンプや登山などのアウトドアに出かけると、意外と見逃す事もありますので、改めて、固形燃料を扱うという事をもう一度確認として注意事項等を記載しましょう。

注意点①鍋と固形燃料との隙間が必要

注意する1つ目は、屋外の調理で、鍋料理をしようと固形燃料を使うなら、固形燃料を設置した五徳やストーブなどと、鍋との隙間を少し作ると、点火が楽にできます。隙間を空けることで空気が入り、酸素が確保でき、不全燃焼を起こしにくく、異臭防止に繋がります。

注意点②食べ物と混ざらないよう気を付ける

注意する2つ目は、キャンプなどに固形燃料を持参する時には、荷物の中で食品と一緒に入れる事を避けます。見た目の形や色で、子供がお菓子と間違えかねませんから、食品とは別の所に入れるか、道具専用のバッグを別に用意するなど、分けるよう注意をしましょう。

固形燃料、メスティンはまた飯盒、点火用ライター、ポケットストーブ、風防などを、100均などで購入したバッグにひとまとめにし、自作の調理セットを作り区別して保管することがおすすめです。

注意点③ふきこぼれ

注意してほしいこと3つ目は、調理をしている時に目を離さないのは家庭でも同じで、屋外での調理では、特に風の影響をかなり受けます。また、火力もちゃんと注意しておかないと、大きすぎると、ふきこぼれることもありますから、目を離さず注意しましょう。

ふきこぼれが生じた時に起こることは、最悪消火です。もちろん火力も不安定にもなりますが、完全に消えてしまえばまだいいのですが、中途半端な状態だと、異様な匂いも発生しますので、調理の最中のふきこぼれには、くれぐれも注意が必要です。

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100均の固形燃料の比較動画をチェック!

100均のダイソーとセリアで手に入れた固形燃料の比較ですが、種類は卓上タイプです。結果はどちらの100均も燃焼している時間はほぼ同等で、セリアの方が燃えカスが綺麗だったというものでした。

100均ダイソーの25gと、100均セリアの30gの固形燃料ですが、この5gの差が燃焼時間に比例しないのは、何が原因なのかは不明ですが、100均の固形燃料でもしっかり表記時間は、クリアするという事ですので、100均の固形燃料でも役目は果たします。

固形燃料の自作の仕方

続いて、自作固形燃料の作り方に移りましょう。固形燃料を自作できるという事をご存じない方も居るでしょうが、意外と安易に自作出来ますので、準備するものや作り方を詳説しますから、是非、一度自作固形燃料を作ってみて下さい。

固形燃料の作り方

固形燃料は、材料が揃えば意外と簡単に自作出来ますので、自作なら好きな形にも作れます。作り方の種類も豊富ですが、火力を使わない作り方が自作には安全ですので、そちらを詳説します。材料も、薬局や100均で揃う物を使用します。

固形燃料の作り方をひとつマスターすれば、他の作り方にも挑戦してみると、どの作り方が一番理に叶っているかを比較できますから、今後のアウトドア生活を満喫するためにも、コストを抑え、自作の固形燃料を多数保存して、活かしてみましょう。

用意するもの

自作の作り方で用意するものは、酢酸カルシウム、エタノール、精製水を薬局で、アルミカップなど固形燃料の形を作るカップと、撹拌に使えるビーカーなどを揃えます。カップは市販されている固形燃料の卓上タイプの種類と同じくらいの大きさにしましょう。

作り方

上記の材料なら、嫌な匂いがしませんので、安心して使える自作品になります。自作固形燃料の作り方のまず最初は、ビーカーなどの容器に酢酸カルシウムを10g(小さじ2.5杯)入れて、30g(大さじ2杯)の精製水を入れてかき混ぜます。

水溶液ができたら、用意した固形燃料を作るカップに入れてエタノールをカップギリギリまで、少量ずつゆっくり加えてかき混ぜる工程を数回繰り返します。後は、固まるまで待つと、自作の固形燃料、種類は卓上タイプが出来上がり、作り方が簡単でおすすめです。

天ぷらの廃油での固形燃料の作り方動画

こちらの動画は、天ぷらで使った油を再利用した、固形燃料の作り方で、材料は缶詰などの空き缶、油の凝固剤、天ぷら油の廃油、油を温める時に使うガスバーナー、空き缶の高さに合わせてカットした段ボールを用意します。

作り方は、空き缶に廃油を入れて、ガスバーナーで熱しながら凝固剤を投入し、溶けたら火を止めます。ガスバーナーから降ろした缶に、カットしている段ボールを丸めてゆっくり差し込みます。

一気に流し込んだら油が溢れますので、段ボールに油を染みこませるように、そっと入れていきます。このまま約1時間放置し、固まったら完成です。ゴミになる廃油を、簡単にリサイクルできるエコとしての使い方になりますから、一度試してみるのも良いでしょう。

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固形燃料のおすすめストーブ・コンロ3選

ここからは、固形燃料を使う時に必要な、おすすめのストーブやコンロをいくつか挙げてみます。携帯に便利で、小さいけど確実に役に立つ優れものばかりですので、一つは確保しておくと良いでしょう。

おすすめ①ソト ミニ焚き火台 テトラ

こちらのおすすめのミニ焚き火台テトラは、超小型で薄いですが、組み立てるとがっしりして安定感のある焚き火台です。ただ、とにかく小さいジーンズのポケットにも収まる大きさですので、ガッツリキャンプを行う時には向きません。

固形燃料やアルコールストーブを使うのに最適で、アルコールストーブの時には、底板を外せばしっくりハマります。組み立ても分解も簡単にでき、例えばベランダでお湯を沸かしたい時など、手軽なところがポイントです。

おすすめ②エスビット ポケットストーブ

こちらのエスビットのポケットシトー部には、タブレットの固形燃料が付いています。開くだけで五徳にも風防にもなる便利なものですが、エスビットの固形燃料はススが多く発生しますので、気になる方は固形燃料を他のものに変えても良いでしょう。

おすすめ③Lenzai 固形燃料ストーブ

こちらの固形燃料ストーブは、固形燃料をセットして点火すればすぐに使え、コンパクトなので持ち運びも楽です。10枚のアルミが材質の折り畳み風防板が付属されていますので、風のある屋外でも安心です。

開くと五徳になり、直接メスティンやケトルなどを乗せれます。ソロキャンプなどでは、固形燃料を小枝の点火剤にして暖を取る事も出来るストーブで、調理も出来、暖も取れるストーブは、アウトドアには必需品でしょう。

固形燃料を上手に使用して美味しいアウトドア料理を作ろう

固形燃料は100均でも手軽に入る時代になり、自作も出来るので、アウトドアが楽しくなります。キャンプをする場所によっては、荷物を軽くしたい時に、固形燃料はコンパクトで重宝しますので、上手く利用して美味しいアウトドア料理を作ってみましょう。

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この記事のライター
駒崎雅代

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