2020年03月07日公開
2020年03月07日更新
パタゴニアのR2ジャケットとは?機能性が優れた人気の定番ジャケットを徹底解説!
アウトドアブランドのパタゴニアからは、フリースを素材に使ったジャケットが多く出ていますが、中でもR2はトップクラスの性能を持っていると話題です。今回は、そんな高い人気を誇るパタゴニアのR2ジャケットの性能や機能についてを解説します。

目次
人気のパタゴニアのR2ジャケットとは
パタゴニアと言えば、クライミングやサーフィン、スキーにフライフィッシングといった多種多様なアウトドアに適応するアウトドアウェア、ギアを取り扱っているアウトドアブランドの1つとして、他の有名ブランドと肩を並べています。
パタゴニアで取り扱っているウェア等は、デザイン性の良さや品質の高さが評価されており、またパタゴニアの環境に対する取り組みも相まって世界中にユーザーを持っています。そんなパタゴニアから、R2という人気ジャケットがラインナップしています。
パタゴニアのR2はどんなジャケット?
パタゴニアからラインナップしている人気のジャケット「R2ジャケット」は、「レギュレーター・インサレーション・システムと呼ばれるR2独自の通気性と保温性とを両立したジャケットで、パタゴニアのRシリーズに於けるモデルの1つです。
R2ジャケット自体はパタゴニアから1999年に登場しており、初めての登場から現在までの20年以上の間、パタゴニアユーザーに支持され続けているジャケットです。人気の高さから、パタゴニア側もR2ジャケットをブランドの代表アイテムの1つとして推しているのです。
パタゴニアのR1,R2,R3,R4は何が違う?
R2は、前述した通りパタゴニアのRシリーズと呼ばれるジャケットのシリーズの1つです。「R2」があるのですから、他のR1やR3といったモデルも存在する訳ですが、R1は最小限のデザインが特徴であり、フード付きやプルオーバーなど豊富なデザインがあります。
R3は最小限の重量で最大限の保温性を発揮し、極寒での使用に対応、R4は防風ラミネートを施してアリ、最高レベルの保温性を発揮します。そんな中でR2は、短毛のフリースを素材に使って動きやすさや長時間の着用を可能としたジャケットなのです。

パタゴニアのR2ジャケットの魅力
パタゴニアのRシリーズと、その中のR2ジャケットについて簡単にではありますがご紹介しました。それぞれの特徴とR2の立ち位置、大まかな特性についてはお分かりいただけたでしょう。
しかし、他のアウトドアブランドからも登山やキャンプ向けのジャケットは登場していますし、Rシリーズの中でもR2以外に魅力的なモデルがあります。そんな中にあって、R2が人気を集めている理由は何なのか、その魅力をご紹介します。
魅力①速乾性がある
R2ジャケットの1つ目の魅力は、速乾性に優れているという点です。元々、R2が当たるようなアウトドア用のミドルレイヤーはインナーが吸い込んだ汗を更に吸い、水分を外へと逃がす事が求められる性能なのですが、R2はその点が非常に優れています。
登山中や作業中に、R2の表面が汗でじっとりと濡れてきたとしても、気づいた頃には乾いているほどです。加えて洗濯物に出した時にも、どの洗濯物よりも早く乾いてくれます。
魅力②肌触りが良く着心地抜群
保温性を有している様なジャケットは、内側のインナーに硬めの素材が使われており、些か着心地に難があったというケースもあります。パタゴニアのR2ジャケットはアウト側も柔らかいフリースですが、裏返した内側も同じように柔らかいのです。
R2のインナー側に柔らかい素材が使われているという事は、それだけR2は肌触りが良く着心地が優れているということの証左にもなります。首元の直接肌とR2ジャケットが触れ合う部分も勿論柔らかい生地の為、不快感を感じる事もありません。
魅力③動きやすさ
フリースのジャケットと言っても、様々なモデルがあり、それぞれ保温性はあるけれど肩が凝ってしまう、腕を伸ばしにくいといった異なる着心地です。そんな中で、R2ジャケットは着てからの動きやすさにも配慮されています。
R2の袖口部分は伸縮性を持たせており、腕にフィットするような設計になっている他、R2の脇の下もストレッチ素材である為動かしやすさについてはしっかり考えられています。保温性がありつつ動きやすいのは、アウトドアに於いてベストな機能と言えます。
魅力④軽量コンパクト
R2ジャケットは持ってみると思いのほか軽量で、またコンパクトである事も魅力の1つです。保温性に優れているジャケットというと暖かさを優先したために重くなりそうなイメージがあるかもしれませんが、R2は着ていても重さを感じさせません。
更に着ない時には非常にコンパクトなため、ザックなどに収納できます。元々R2はミドルレイヤーとしての立ち位置であったため、通気性を確保すべく目は詰まらせないように設計されている事が、軽さとコンパクトさに繋がっています。
魅力⑤抜群の保温性
R2の肝心の保温性能についてはどうなっているかというと、これも十分に備わっています。R2の見た目からして非常に暖かそうですが、暖かく出来ていればそれに越した事は無いという訳では無く、熱を逃がす機構もあるのです。
保温性能に依って熱が溜まり過ぎ、通気性が確保されていないと着心地は悪くなってしまいます。そうならない様、R2は保温性能と通気性の2つの要素を兼ね備えており、結果として暖かく且つ熱のこもらないジャケットに仕上がっています。
魅力⑥豊富なカラーバリエーション
ここまででもR2は様々な機能を備えた実用的なジャケットであるという事はお分かりいただけたでしょうが、ファッション性も持たせたいというのもアウトドアユーザーの要望の1つです。R2は、カラーバリエーションも豊富にそろえています。
速乾性を活かして明るいカラーのR2ジャケットを選び、目立つ汚れが付いてしまっても直ぐに洗濯できる点で選んでも良いですし、大人っぽく落ち着いたカラーリングのR2ジャケットを選んで様々なスタイルに合わせる事も可能です。
パタゴニアのR2ジャケットの気になるサイズ感について
R2ジャケットの持つ様々な魅力について、それぞれご紹介しました。R2ジャケットはミドルレイヤーとしての側面が大きいと解説しましたが、しっかり着こなすにはサイズ感も大切です。続いてはR2ジャケットのサイズ感を解説しましょう。
カラーによってサイズが違うことも
実は、R2ジャケットはカラーリングに依ってサイズ感が異なる場合があります。メンズのR2ジャケットのフェザーグレー、ダークアッシュ、そしてウィメンズのテーラードグレイが該当するカラーリングのR2ジャケットです。
フェザーグレーのR2ジャケットはXLサイズのみ、ダークアッシュは小さめのXSサイズ、ウィメンズのテーラードグレイはLサイズのみ選択可能となっています。合わないサイズのR2を選ぶことのない様、カラーとサイズとは事前に確認しておきましょう。
少し大きめを選ぶのがコツ
では、いつも他の衣服を選んでいる際のサイズと同じサイズのR2ジャケットを選べばよいかというと、そうでもありません。実際に購入した方のレビューでは、ピッタリのサイズだと厚手のインナーを着た際に動きにくくなるという声もあります。
このサイズ感のずれというのは、パタゴニアが規定している体型と、個々人の体型との差に依るものです。もしR2ジャケットを無理なく着こなしたいのであれば、普段のものよりも1周り大きめのサイズを選ぶことをおすすめします。
パタゴニアのR2を着用する際の注意点
吸湿速乾性能、通気性、保温性と様々な機能を備えたR2は、正にパタゴニアのハイエンドなフリースジャケットであるといえます。サイズ感に気を付ければ、非常に実用的な機能をアウトドアで発揮してくれることでしょう。
但し、実際にパタゴニアのR2ジャケットを着用して使用するのにあたって、2点程注意してほしい事があります。これらの注意点を事前に把握しておくことは、R2ジャケットを安全に着こなすうえで大切な点ですので、よく覚えておきましょう。
注意点①火気に気を付ける
まず1つ目の注意点は、R2ジャケットを火元に近づけさせない事です。天然素材を用いたジャケット等であればそれほど注意点として大きくはなりませんが、R2ジャケットの素材であるポーラテック・サーマルプロ・ポリエステルは、石油繊維を原料としたものです。
石油が原料である為に、火に近づけると燃焼しやすい性質を持ってしまっています。長時間火の近くに置くと発火して危険な状態になる事が考えられる為、着用する際は火器を用いない事を事前にしっかり留意しておきましょう。
注意点②防風性能は期待できない
もう1つが、パタゴニアのR2ジャケットは防風に関してはあまり過度な期待はしない方が良いという事です。魅力の中でご紹介した通り、保温性能に関しては非常に優秀なのですが、ミドルレイヤー向けジャケットである為に、ダウン程の防風は期待できません。
樹林の中の様な風の無い環境でR2を使うというのならさして問題にはなりませんが、風邪の強い場所になると体温が思っている以上に低下してしまいます。その場合、パタゴニアのR2とハードシェルとを組み合わせて使うことをおすすめします。
アウトドアにも普段着にも使えるパタゴニアのR2
パタゴニアのR2ジャケットは、アウトドアはもちろんの事、普段着としても扱える汎用性の高いモデルです。秋冬の寒くなる時期には、R2ジャケットを着こめば快適に過ごせることでしょう。
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