渓流釣りにはテンカラ釣りがおすすめ!初心者にも簡単な基礎知識を徹底解説!

日本に古くから伝わる伝統的なルアーフィッシングの「テンカラ釣り」は渓流釣りにおすすめです。テンカラ釣りの魅力から必要な道具、仕掛けに使う結び方、他の渓流釣りとの違い、釣り方まで、初心者でも分かる簡単な基礎知識を詳しくご紹介いたします。

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目次

  1. 1渓流釣り入門に適したテンカラ釣りとは
  2. 2テンカラ釣りの魅力
  3. 3テンカラ釣りに必要な道具
  4. 4テンカラ釣りの仕掛けに使う結び方
  5. 5テンカラ釣りと他の渓流釣りとの違い
  6. 6テンカラ釣りでの釣り方
  7. 7テンカラ釣り初心者におすすめの管理釣り場
  8. 8テンカラ釣りで渓流を満喫しよう

渓流釣り入門に適したテンカラ釣りとは

テンカラ釣りとは、日本で昔から行われていた、毛鉤を使って行われるルアーフィッシングのことです。主に羽虫や水生昆虫を模した毛鉤を使って、ヤマメやイワナなどの渓流に生息する魚を釣るための釣りの一種です。

テンカラ釣りの仕掛けはとてもシンプルで、毛鉤とラインと竿だけで仕掛けの道具が構成されています。「伝統的」であったり「日本古来」からであったりと、とても難しいように聞こえますが、実態はとてもシンプルで、だからこそ奥深い釣りの形態です。

最近はテンカラ釣りと似た形態の、「フライフィッシング」の発祥の地でもある欧米をはじめ、海外でも注目され密かなブームとなっています。

フライフィッシングよりお手軽で、渓流での毛鉤釣りの入門編としても楽しむ事ができるのがテンカラ釣りです。
 

テンカラ釣りの魅力

魅力①キャンプに適したシンプルで軽い道具

テンカラ釣りの第一の魅力は、必要な道具が少ないことです。テンカラ釣りに必要な道具は「毛鉤」と「竿」と「ライン(かハリス)」の3つのみです。これならザックやコンテナに入れても邪魔になることなくキャンプなどにも持っていけます。

少ない道具で釣りが楽しめるのがテンカラ釣りの素晴らしいところです。

魅力②水中に見える魚との静かな戦い

テンカラ釣りのもう一つの魅力は、魚が針にかかる所を見ながら釣りができるという所です。

石の陰から出てきた魚が毛鉤に食いついて反転する姿、その瞬間をしっかり自分の目で見れるというエキサイティングな行動は、気分が高まること間違いなしです。このワクワク感からテンカラ釣りにはまる方も多く、釣りの入門編としてテンカラ釣りは最適と言えるでしょう。

魅力③自然の素晴らしさを体感できる渓流

テンカラ釣りの3つ目の魅力は、渓流という場、そのものです。豊かな緑と清らかな流れ、美しい景色の中で、鳥のさえずりを聞き、季節の移ろいを肌で感じながら竿を出すことは、それだけで心が癒されます。

テンカラ釣りに必要な道具

テンカラロッド(竿)

テンカラ釣りの竿は、テンカラの毛鉤を飛ばしやすいようにテンカラ釣り専用の竿を使います。テンカラは数秒の間にキャストを繰り返す釣りなので、竿は「軽くて取り回しの良いもの」「正確に振り込めるもの」「丈夫であること」の3つが重要になります。

テンカラ釣りに向かない竿では、竿を振っていて疲れるうえに、毛鉤を正確に狙った場所へキャストできないため、テンカラ釣り自体が成立しません。

このように、テンカラ釣りで使う竿で最も重要視するのは「調子」です。

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テンカラ釣りはラインの重みを利用して毛鉤を飛ばす釣りなので、バックキャストでスムーズにラインを後方へ誘導し、次のフォワードキャスト時はしなやかな反発で毛鉤を狙った場所へ送り込める「調子」の竿が必要になるのです。

具体的には7:3から6:4の割合で胴に乗る調子のものがテンカラロッドの主流です。

餌釣り用の渓流竿では硬過ぎてバックキャストでラインを引き込めず毛鉤を上手く飛ばせません。だからといって5:5くらいの柔らかい胴調子だと振った際の遊びが多過ぎて正確なキャストが出来ません。

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これからテンカラ釣りを始めるという方は、専用の竿を用意するようにしましょう。

竿の長さは釣り場の規模で決めます。通常の渓流域では3.4~3.8mが使い勝手が良く、源流域のようにヘッドスペースが狭い場所では3.1~3.4m、川の幅が広い本流域なら使う仕掛けも長くなるため、4.4mがおすすめです。

ライン(太い糸)

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テンカラ仕掛けの一番特徴的なパートがラインです。エサ釣りなどの釣りの仕掛けでは道糸の部分ですが、テンカラ釣りでは、軽い毛鉤を飛ばすため、ラインの重量を利用します。

テンカラ釣り用のラインには「ストレートライン」「レベルライン」「テーパーライン」の3種類があります。

どれもハリスよりも太くて重みを持たせたものです。フロロカーボンの単糸で出来たレベルラインは、現在のテンカララインの主流です。適度な重みがあり毛鉤を飛ばしやすく、傷んだ時の交換も楽に行えます。

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テンカラ釣り用に市販されているレベルラインの多くは、視認性を高めるため、オレンジやイエローに色付けされています。レベルラインは3~3.5号が標準です。これより太いと、かえって毛鉤が飛ばなくなります。

レベルラインは大変優れたラインなのですが、唯一「巻き癖が付きやすい」という欠点があります。仕掛けは普通、持ち運びの際に円形の仕掛け巻きに巻いておきますが、釣り場でそれを引き出した時に、カール状の癖がついてしまい、太い糸程、この傾向が強くなります。

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テンカラ釣りの上級者はこれをしごいて真っすぐにして使用しますが、これを知らないとカールしたままラインを使ってしまい、毛鉤が飛ばないということになってしまいます。

そんなフロロカーボンの欠点をなくしたのがストレートラインです。ストレートラインは新素材を編み込んでコーティングした組糸なので、仕掛け巻きから引き出した時でも、すっと真っすぐなままです。

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比重は1.41で、1.14のナイロンと1.78のフロロカーボンの中間の重さです。現在はまだあまり普及していませんが、毛鉤を飛ばし易くトラブルも少ないので、今後テンカラ釣り用ラインとして普及していくと言われています。

ちなみにテーパーラインは、ナイロンなどのモノフィラメントラインを縒り合わせたものですが、木の枝に毛鉤が引っかかって引っ張ったりすると、ヨリが緩んでユルユルになってしまうのが欠点で、現在はほとんど使われていません。

なおラインの長さは竿の丈一杯が標準です。

ハリス(細い糸)

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ハリスは、ラインの先に繋いで毛鉤を結ぶ糸で、主にフロロカーボンとナイロンの2種類が使われています。

フロロカーボンは張りのある性質で、直進性に優れ、毛鉤が着水する直前にまっすぐ伸びるような感覚があります。サラッとしておりナイロンのような粘つきがないので、水面で糸が重なり合っても絡まりにくく、すぐほどけます。

号数はヤマメやイワナを狙う一般的な渓流釣りでなら、0.8号で問題ありません。長さは1mくらいから始めてみましょう。

警戒心の強い渓流の魚を狙う場合、遠くからアプローチするほうが有利です。そうすると、ラインやハリスは長い方が良いことになりますが、仕掛けが長くなるほどキャストが難しくなります。

アプローチの距離と扱いやすさを考えると、竿のグリップエンドにラインの端がきて、そこにハリスを1m結んだ長さぐらいが、最もバランスが取れます。

毛鉤(毛針)

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テンカラ釣りの毛鉤は、フライフィッシングのように複数の針を付け替えるということをしません。

これはテンカラが職業だった時代に、針を変えずに効率良く釣りをする名残だったり、渓流域の速い流れの中では、魚が餌の判別をあまりできないという所に理由があります。

テンカラ釣りの仕掛けに使う結び方

テンカラ釣りの仕掛けは、リリアン(竿の先から出ているとライン、ラインとハリス、ハリスと毛鉤をそれぞれ結節していくのですが、その結節の仕方はそれぞれに方法があります。

3つの結び方を動画で見て学ぼう

3点の結節の結び方をゆっくりと、大変分かりやすく撮った動画になります。結び方は人それぞれなのですが、おそらくこの動画の結び方が、一番初心者でも結びやすい方法ですので、しっかりとマスターしてください。

テンカラ釣りと他の渓流釣りとの違い

エサ釣りとの違い

一般的に「釣り」と言った時にイメージするのが、このエサ釣りになります。糸の先に重りと針を付け、エサを針にセットして水に垂らします。ちなみに渓流釣りのエサは、ミミズやイクラ、現地で調達した虫になります。

川の濁りや増水などのコンディションンに左右されず、安定した釣果を得られるのがエサ釣りの特徴です。ただし、虫が苦手な方にはエサ付けが最大の難関になるのも、このエサ釣りです。

ルアーフィッシングとの違い

ルアーフィッシングは、糸の先に魚を模した疑似餌を付けます。この疑似餌をルアーと言います。ルアーを川に向かって放り投げ、リールで引っ張って、疑似餌が泳いでいるように見せて魚をおびき出します。

ルアーには様々な種類があって、その時々で使い分けます。ルアーは購入すると価格が高めなので、釣り上級者ともなると手作りして使っている方も多いです。

フライフィッシングとの違い

フライフィッシングは、テンカラ釣りと非常によく似た釣りの形態なため、よく比較される釣りの種類です。テンカラ釣りとの一番の違いはリールがないことです。

フライフィッシングはリールがあるので、糸の長さに変化を付けられ、幅広いポイントを狙えますが、テンカラ釣りはリールがないので、どうしても狙えるポイントに制限が出ます。

しかしテンカラ釣りは、素早くキャストでき、フライフィッシングよりはるかに早く、高回転率でポイントを攻めることができる利点もあります。

次にリールがあるなしにかかわりますが、竿の長さとラインの長さが釣れる範囲とイコールで繋がっているので、テンカラ釣りの竿の方が、フライフィッシングより長くなっています。

テンカラ釣りの竿が3~4mなのに対し、フライフィッシングの竿は2.3m程度です。

最後に、同じ毛鉤を使うテンカラ釣りとフライフィッシングですが、毛鉤に対する考えが違います。フライフィッシングは釣り場の生態を調べ、そこに生息している水生昆虫などを模した毛鉤を選びます。そのため、釣る場所や釣りたい魚によって細かく針を取り換えます。

これに対し、テンカラ釣りは漁としての効率を重視し、2~3種類のシンプルな逆さ毛鉤で、あらゆる状況に対応します。

ただし最近は、テンカラ釣りとフライフィッシングの融合化が進んできて、テンカラ釣りでフライフィッシングのような毛鉤を使うようになってきています。

テンカラ釣りでの釣り方

毛鉤の流し釣り

テンカラ釣りで釣る対象となる魚は、水面近くに流れてくるエサを狙って定位している魚になります。水面近くを広い視野でぼんやりと眺め、エサが流れてくると上昇してひったくるように咥えて、元の位置に戻ろうとします。

この過程で第一に重要なのは、毛鉤が自然の川の流れに沿って流れることです。不用意にラインを引っ張ると、流れてくる他のエサと違う動きをしてしまいますから、魚は警戒して、最悪の場合、魚が反応しなくなってしまいます。

まずは川の流れに対してどう自然に毛鉤を流すかに注力してください。

毛鉤の沈め釣り

毛鉤はハックルが水を吸ってゆっくりと沈んでいきます。基本的には水面から水面下0~10cmを自然に流していれば良いのですが、魚の動きが悪くなってくると、水面近くの食いつきが悪くなってきます。このような時は、毛鉤を沈める釣り方が有効になります。

まず、水面が盛り上がっている場所を見つけます。石などの障害物に当たって出来るそのような場所は、水は障害物に沿って下に流れていくため、毛鉤も容易に深く沈めることが出来ます。

また、魚も流れに沿ってエサが落ちてくるのを待ち受けるポイントにしていることがあるので、そこに毛鉤をキャストし、ラインを少し緩めながら流れにうまく乗せるようにします。

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テンカラ釣り初心者におすすめの管理釣り場

管理釣り場というのは、人工的に川や池を作ったり、川の一画を区切った所に定期的に魚を放流し、料金を払って釣りをする釣り場の事を指します。自然の環境を残しながら、売店やトイレ、魚の処理場、レストハウスなどの施設が整っています。

比較的軽装で気軽に楽しめるので、テンカラ釣りを始める環境としては十分です。客層は会社でバーベキューを兼ねて来ている団体から熟練の釣り人まで様々です。

また、管理釣り場には常駐しているスタッフがおり、分からないことがあった時に、色々と教えてくれる所が多くあります。

管理された施設の中に、放流された魚が泳いでいるので簡単に釣れると思いがちですが、自然とは違った習性を持った魚もいて、その独特の習性を読み、攻略するのが釣り場の楽しみ方です。

管理釣り場の形状は、大きく渓流型とポンド型に分かれています。渓流型は自然の川を区切って作ってある水流のある釣り場を指し、ストリーム型とも呼ばれます。

河川を利用して、20m間隔くらいに岩で緩やかな流れの区画を作ってあるタイプが一般的です。場所によっては、自然の渓流そのままだったり、区画を貸し切ることができる所もあります。

渓流型は水の流れがあるため、夏でも水の温度が低くなっています。底のストラクチャーが多く、魚が隠れられる場所が確保されていたり、ベイトが豊富で魚が生存しやすい環境のため、活性も比較的安定しています。

魚が溜まりやすい場所がだいたい決まっていて、流れの脇や中にある石やくぼみの中に隠れていることを覚えておけば、初心者でもポイントは選びやすいでしょう。

また、水の流れを考慮して、基本的に魚が頭を上流に向けて泳いでいることを意識した釣り方を心がけましょう。

ポンド型は池の形をしている止水タイプの釣り場です。日本国内の管理釣り場の多くはこのポンド型になっています。

ポンド型の釣り場は一定水位に保たれた大きな池にたくさんの魚が放流されているタイプで、水の流れの影響をほとんど受けません。中には水車や噴水で、水の流れを作っている釣り場もあります。

広いポンドでは要点を押さえた釣りを心がけます。基本的には、水が動いていて流れ込みの周辺を狙うのが、魚を釣れる一番の近道です。

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テンカラ釣りで渓流を満喫しよう

テンカラ釣りは釣りの入門編としては、少々難しいかもしれませんが、エサ釣りがダメな方には向いていますし、何より、ルアーやフライフィッシングより、初期費用がかかりません。

キャンプに行く時に近場に川があるようなら、一度テンカラ釣りに挑戦してみてはいかがでしょうか。魚が釣れても釣れなくても、きっと渓流の素晴らしさを満喫できるはずです。

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この記事のライター
櫻 樹
神社巡りと刀剣鑑賞、カフェ巡りが好きなアニメ・ゲーム・2.5次元ヲタクです。

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