2020年02月07日公開
2020年02月07日更新
グランピングとは?基礎知識からおすすめの大型テント10選まで徹底紹介!
グランピングと言えば、豪華なキャンプというイメージがあります。その豪華なイメージから「自分にはハードルが高そう…」と諦める方も多いです。しかし、大型テントさえ揃えれば、意外とグランピングは簡単に行えます。今回は、グランピングに使用するテントを見ていきましょう。

目次
グランピングとは
グランピングは、グラマラス(Glamorous)とキャンピング(Camping)の造語です。近年、日本でもグランピングが広まっていますが、その基準はまだ曖昧で、販売されている商品やグランピングのサービスを行っている施設によってまちまちです。
一般的にグランピングは、厳選された道具を使用して贅沢性と快適性に特化したキャンプという基準のようです。「厳選された道具って?」と疑問に思った方の為に、次の見出しではグランピングの基準を歴史の観点からも見ていきましょう。

グランピングの歴史
グランピングの起源と考えられている歴史は数多く存在しますが、その1つにモンゴルの遊牧民が登場します。遊牧民といえば、牛や羊の群れを飼い、パオと呼ばれる折り畳みが可能な住居を設営して暮らしていることで有名です。
勿論、れっきとした住居なのでベットやテーブルといった家具も内部に設置されています。加えてパオは、大型のテントと同じような使用方法になるので、概念的なグランピングの始まりと推測されています。
グランピングは豪華なキャンプ
歴史の観点から、グランピングの特徴を見ていくと、通常のキャンプとグランピングの違いも見えてきました。グランピングは、キャンプの不満点をとことん消したスタイルと言えるのではないでしょうか。例えば、寝床がゴツゴツしていたりする点です。
他にも、テント内の暑さ・寒さや狭さがキャンプの不満点として挙げられます。グランピングでは、大型のテントを使用するので、スペースに困ることはありませんし、秋冬キャンプでも薪ストーブを内部で使用することが可能です。
つまり、グランピングは豪華な設備を整えて、キャンプの不満点を極限まで取り除いたスタイルといえます。
グランピングは何ができる?
あ、これはグランピングというかもうホテルのちゃんとしたスイートルームだ😌 pic.twitter.com/wlMsp1fmKF
— コンドウ@アウトドアハッカー (@k_drift785) February 2, 2020
グランピングで大型テントを使用すると、先ほど紹介した通りスペースに余裕ができ、様々な家具類を使用することが可能になります。折り畳み式のベットやストーブといった大型のキャンプギアを入れてもまだスペースに余裕を持つことができるでしょう。
大人数で料理を食べたり、ゲームをしたりとテント内での行動も自由度が大きく向上します。快適な空間で自然を最大限に体感でき、理想的な非日常を謳歌できるのがグランピングの醍醐味です。
グランピングが人気なのは日本だけじゃない
The beautiful natural scenery and modern comfort are all in Geodesic dome hotel tent for luxury glamping. https://t.co/sG7PYQKKZB #eventdometent #largeglampingtentsforsale pic.twitter.com/mFMIlFnHQm
— Yijin Resort Hotel Tent (@YijinHotelTent) February 6, 2020
元々グランピングは、海外で流行ったものが日本に伝わってきました。海外の方がグランピングが深く浸透しており、贅沢を尽くしたグランピングスポットや自然を体感できるアクティビティーを数多く取り入れたグランピングまで様々な物があります。
海外でも個人でグランピングを行っている方がいますが、それでも中々真似できるような規格ではありません。しかし、ちょっとしたオシャレなレイアウトや工夫を参考にすることはできるでしょう。SNSに投稿されているグランピングの写真を見るのがおすすめです。
グランピングテントの特徴
次は、グランピングテントの特徴を見ていきます。グランピングのテントは、どれも快適に過ごすために色々な工夫がされています。
特徴①居住空間が広い
グランピングで使用されるテントは、ベル型のテントが殆どです。ベル型のテントは内部が非常に広く、道具さえ揃えればホテルにも劣らない内装にできます。テント内で、普段使用している家具を設置するだけでも、グランピングらしいレイアウトになります。
室内で立って移動ができ、圧迫感もないので、自宅で過ごすのと大差なくくつろぐことができるでしょう。最近では、ベル型のテント以外にドーム型のテントも販売されており、そちらの購入もおすすめです。
特徴②コットン製でストーブの使用ができる
コットン製のテントは、耐火性が高いことで有名ですが、天井部分に薪ストーブの煙突を通すために通気口が付けられている場合があります。適切に薪ストーブを設置すればテント内で暖を取れるだけでなく、薪ストーブを使用して料理も作ることも可能です。
秋冬キャンプも、コットン製のテントなら内部に薪ストーブを設置して快適に過ごせます。ただし、一酸化炭素中毒のリスクがあるので、就寝時は薪ストーブの火を消してから就寝しましょう。小まめな換気と一酸化炭素警報器の併用も大切です。
特徴③おしゃれ
グランピングでオシャレをする場合、折角なら内部だけでなく外部もオシャレにしたいものです。通常のテントは、自然に溶け込みやすい地味めなカラーですが、グランピング用ならその点も問題ありません。特にコットン製のテントはグランピングで非常に映えます。
コットン製のテントはカラーが明るく周りのギアとも色合いが馴染みやすいです。明るい色合いのタープや木製のチェア・テーブルを合わせて使用することでグランピングとしての豪華な設営を簡単に行えます。
グランピングにおすすめの大型テント①〜④
次は、グランピングにおすすめの大型テントを紹介していきます。どのテントも、メーカーごとに独自の構造やアイディアが施されており、グランピングをより快適にできるよう設計されています。
デザインやカラーも大切ですが、何より機能性に注目してみると、自分がグランピングで大型テントを使用した時のメリットをイメージしやすいです。
おすすめ①ノルディスク アスガルド
コットン製テントの購入を検討する際、真っ先に候補に挙がるのがノルディスクのアスガルドです。ノルディスクは、北欧デンマーク発祥のアウトドアブランドです。幅広いジャンルのキャンプ道具や質とデザインの良さで、世界的な人気を誇ります。
ノルディスクのアスガルドに使用されているポリコットン生地は、通常のコットン生地よりも軽量ながら、耐火性に優れているのが特徴です。色合いも、周りに合わせやすいベージュ色で、グランピングのレイアウトも気軽に行えます。
おすすめ②SIBLEY 500 ULTIMATE PRO
シブレー(SIBLEY)は、世界最高水準のコットンテントを販売しているメーカーです。コットン100%の生地に防水・防カビ加工を施すことで様々な天候に対応できるようになっており、メンテナンス性にも優れたコットンテントとなっています。
内部スペースは非常に広く、大人8人が入ってもゆったりと眠れるスペースの確保が可能です。また、独自の機能で、出入り口の部分にコットン生地とメッシュ生地が使用されています。カラーは少し白みがかった黄色で、キャンプサイトでも映える色合いです。
SIBLEY 500 ULTIMATE PROを張った様子をご紹介
こちらの動画では、ふもとっぱらキャンプ場で、500 ULTIMATE PROを初張りしている様子を見れます。内装は、ウォータージャグやチェア・ラック・灯油ストーブなどなど、魅力的なキャンプ道具が沢山配置されており、快適な空間が広がっています。
ふもとっぱらの広大なキャンプサイトで富士山を眺めながらのグランピングは、キャンパーなら誰しも憧れるシチュエーションといえるでしょう。こちらの動画のレイアウトを参考にしつつ、魅力的なグランピングに挑戦してみてはいかがでしょうか。
おすすめ③ニュートラルアウトドア GEテント4.0
ニュートラルアウトドアは、2015年に株式会社エイドが始めたアウトドアブランドです。主に、グランピング関連の商品を販売しています。そんなニュートラルアウトドアから発売されたGEテント4.0は、使用者のニーズを良くとらえた素材が使用されています。
まず、テント生地には高耐久・軽量が特徴のリップストップポリエステルが使用されています。更に、高い耐水性を持っており、雨天時でも心配ありません。ポールには軽量なアルミを使用しており、全体的に軽く、携行性に優れています。
おすすめ④ロータスベル ラグジュアリーグテント
ロータスベルが販売しているラグジュアリーテントは、その形状から「玉ねぎテント」の愛称で親しまれています。屋根部分が別パーツとなっており、他メーカーのグランピングテントと比べて変わった構造になっているのが特徴です。
他メーカーを圧倒する優れた快適性を持っているラグジュアリーテントですが、重量は67㎏と持ち運び向きではありません。また、価格も30~40万円と高額です。
恵比寿や新宿で行われるグランピングイベントでは、ラグジュアリーテントが使用されています。興味がある方は、イベントに参加して実物を見学しに行ってみてはいかがでしょうか。
グランピングにおすすめの大型テント⑤〜⑦
次は、ベル型のテント以外にドーム型のグランピングテントも紹介していきます。こちらも有名アウトドアメーカーが販売しているグランピングテントばかりなので、信頼性も抜群です。
おすすめ⑤DOD ビッグワンポールテント
DODのビッグワンポールテントは、円錐形のフォルムが特徴的なグランピングテントです。他のグランピングテントとは少し違ったそのフォルムを活かして、独特のレイアウトに設営できるメリットがあります。勿論、デザインだけでなく機能性も優れています。
耐水圧は、アウターが2000㎜・フロアが3000㎜と高いので、雨天時でもテント内に雨漏りが発生することはありません。最大使用人数も8人とグランピングテント特有の広々とした空間を確保することができます。
価格は、約2万円と初心者でも入手しやすい価格になっています。カラーは、ブラックとベージュの2種類があり、いずれもキャンプサイトで非常に映えつつ、他のキャンパーと被りにくいです。
おすすめ⑥ノルディスク アルヘイム19.6
おすすめ①でも登場したノルディスクには、アズガルド以外にも魅力的なグランピングテントが多く販売されています。アルヘイム19.6は、インナーキャビンを使用することでテント内を個室化でき、プライバシー保護を重視した設営を可能にしています。
ファミリーキャンプで小殆どのグランピングテさいお子様がいらっしゃる場合も、子供部屋として使用することも可能です。複数人で利用できることがグランピングテントらしい利便性といえるでしょう。インナーキャビンを使用した独特のレイアウトに挑戦してみるのも良いでしょう。
おすすめ⑦ロゴス オクタゴンテント
ロゴスグラマラスシリーズの1つ、オクタゴンテントはワンポールテントとは違った構造が特徴です。中央にポールを使用しないのでグランピングテント内のスペースを最大限に活用することができ、キングサイズのベットを置けるほどの広々としたペースになっています。
また、別売りのトンネルタープを使用すれば同メーカーのテントと連結することもでき、設営のバリエーションが非常に幅広いです。ただし、組み立てサイズが約440×440×高さ215㎝とかなり広いので、使用できるキャンプサイトは限られるでしょう。
グランピングにおすすめの大型テント⑧〜⑩
次は、ユニークなネーミングやとことんコットン生地にこだわったグランピングテントを紹介していきます。

おすすめ⑧DOD タケノコテント
ユニークなネーミングのタケノコテントは、8角形のフォルムが特徴的です。内部の空間は8.6畳あり、最大で8人まで同時に使用することができます。名前がタケノコテントということもあり、遠目から見るとタケノコを彷彿させるフォルムが特徴的です。
屋根部分には、耐水性に優れたポリコットン生地が使用されています。加えて、壁部分に軽量なポリエステル生地を採用し、専用ケースも付属しているので携行性も抜群です。
おすすめ⑨D&R コットンベルテント
コットン100%のグランピングテントにこだわりたいという方は、D&Rのコットンテントがおすすめです。屋根・壁部分には、防水・防カビ加工が施されたコットン100%生地が使用されており、雨天時でもテントが水を吸って重くなることがありません。
また、薪ストーブの煙突を通す用の換気窓が2つ設置されており、秋冬キャンプでは、薪ストーブの設置位置を決めることができます。ボトムフロアには、耐水性の高いPVC製の生地を採用しており、コットンテントの弱点でもある雨天の対策も万全となっています。
おすすめ⑩NEUTRAL OUTDOOR ワンポールテント
遊牧民のゲルを要素に取り入れているワンポールテントです。グランピングの元祖に一番近い形のグランピングテントともいえるでしょう。高い防水性と軽量を兼ね備えたポリエステル生地が使用されており、携行性・快適性に優れたスペックです。
メッシュ窓や止水キャップなども採用されており、格式の高いデザインと高い機能性を兼ね備えたグランピングテントといえます。また、ボトムアレンジなども行えるので、仕様人数や環境に合わせて設営方法方を変更することも可能です。
テント生地には、耐水性・軽量に優れたリストップナイロン生地が使用されており、ポールも軽量性を重視したアルミポールが使用されている点も魅力的です。
グランピングは初心者でも始めやすいアウトドア!
今回は、グランピングテントの紹介を行いました。10万円以上の相場が殆どのグランピングテントですが、中には5~7万円程度のグランピングテントもあるので、初心者の方は、そちらのグランピングテントの購入をおすすめします。
価格が安くても、スペックがしっかりしているので、初めてのグランピングも挑戦しやすいでしょう。テント内を快適な空間にレイアウトして、グランピングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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