2020年03月03日公開
2020年03月03日更新
座間味島・阿嘉島旅行!冬の沖縄おすすめスポットをご紹介【体験レポート】
沖縄といったら「夏」をイメージすると思いますが、冬は閑散期のため空いていて自由でストレスフリーな旅行ができます。座間味島・阿嘉島は穴場で、商店や集落も少なくとても静かで海が美しいです。普段の喧騒を忘れて、冬の沖縄へ癒されに行きましょう!

座間味島・阿嘉島とは?
慶良間諸島は5つの有人島と大小いくつもの無人島からなり、「ケラマブルー」と称される青く美しい海と雄大な自然をもち、国立公園に指定されています。
座間味島・阿嘉島は、沖縄本島からフェリーざまみで90〜120分ほどの離島です。高速船を使えば50〜60分と、離島でも気軽に行けるスポットです。泊まりだけでなく日帰りでも来れるので、国内外問わず多くの観光客が訪れます。
フェリーざまみ | ||||||||
便 | 泊発 | 阿嘉着 | 阿嘉発 | 座間味着 | 座間味発 | 阿嘉着 | 阿嘉発 | 泊着 |
1 | 10:00 | 11:30 | 11:45 | 12:00 | 14:00 | 14:15 | 14:30 | 16:00 |
クイーンざまみ(高速船) | ||||||||
便 | 泊発 | 阿嘉着 | 阿嘉発 | 座間味着 | 座間味発 | 阿嘉着 | 阿嘉発 | 泊着 |
1 | 9:00 | ー | ー | 9:50 | 10:00 | 10:10 | 10:20 | 11:10 |
2 | 15:00 | 15:50 | 16:00 | 16:10 | 16:20 | ー | ー | 17:10 |
座間味島の魅力
那覇市の西方約40㎞の慶良間諸島のほぼ中央に位置し、村役場もある座間味村の主たる島です。青く美しく輝くビーチ、いくつもある展望台からの眺望は素晴らしく、いつまでも眺めていられます。1〜3月の間はホエールウォッチングの時期で、ツアーに参加すれば高確率でクジラに出会えます。
また、映画「マリリンに逢いたい」の舞台として知られており銅像が建てられています。阿嘉島の雄犬シロが、対岸の座間味島にいる雌犬の恋人マリリンに逢うため海を泳いで渡り何度も通った実話が基となっています。
座間味島のおすすめスポット5選
①マリリンの像
②阿真ビーチ
③女瀬の崎展望台
④稲崎展望台
⑤古座間味ビーチ
①マリリンの像
座間味島の阿真ビーチの手前には、映画「マリリンに逢いたい」の雌犬マリリンの像があります。彼女は、恋人のシロを待つようにいつも阿嘉島を眺めています。
②阿真ビーチ
阿真ビーチは座間味港から徒歩圏内で、遠浅の海・白い砂浜が続く静かで美しいビーチです。夏場はここで、エサを食べにくるウミガメに高確率で出会えます。シュノーケリングすると、一緒に泳ぐこともできます。
③女瀬の崎展望台
阿真ビーチから少し先にある展望台です。駐車スペースもあるので、レンタカーやバイク・自転車などを使うと効率よく島の各所にある展望台を巡れます。
ベンチのある東屋で、眺めを楽しみながらランチなんていかがでしょうか。西向きに海が開けているため、夕日鑑賞にも人気のスポットです。
④稲崎展望台
別名「クジラ展望台」とも言われ、クジラの通り道である慶良間諸島と渡名喜島の海が一望できます。
1〜3月は高確率でクジラの観察ができるそうで、ホエールウォッチング協会の人達もこの展望台にある小屋から毎日観察しています。遠目ですが、息継ぎをする瞬間のしぶきなどが見られます。
⑤古座間味ビーチ
座間味島のビーチといったらまず、この古座間味ビーチをあげる人は少なくないでしょう。ミシュラン・グリーンガイドで2つ星に輝いたこともある美しいビーチです。
サンゴでできた白い砂浜に、空を映し出したような透明度の高く青い海。夏場はビーチパラソルが並べられ、マリンアクティビティのための施設・設備が整っており多くの観光客で賑わいます。
阿嘉島の魅力
阿嘉島は人口約300人ほどの小さな島で、座間味島と同じく「座間味村」ですが、集落は1つしかありません。あまり観光地化されておらずこぢんまりとしていて、商店は2つしかありません。あまりに何もないので、食う・寝る・遊ぶだけをしに行ける場所とも言えます。
亀が島に住みついているので、シュノーケリングやダイビングをすれば高確率で遭遇でき、一緒に泳ぐことも可能です。
阿嘉島のおすすめスポット5選
①真謝浜(阿嘉ビーチ)
②天城展望台
③クシバルビーチ
④北浜ビーチ
⑤前浜ビーチ
①真謝浜(阿嘉ビーチ)
見た目は観光客が訪れるような浜ではないのですが、泳げばすぐに美しいサンゴとカラフルな魚たちに出会うことができます。ここにはウミガメが住んでいるため高確率で遭遇でき、一緒に泳いだりもできちゃいます!
②天城展望台
阿嘉島の集落の西端にあり、港から歩いても20分前後なので気軽に来れる絶景スポットです。阿嘉島と慶留間島を結ぶ阿嘉大橋や集落を望む、青々とした海峡の風景を楽しめます。手前の砂浜から陸続きに見える砂白島方面も見渡せ、表情豊かなビュースポットです。
③クシバルビーチ
島の最西端にある、プライベート感満載の天然ビーチです。手前には後原展望台もありますが、展望台からだと木が邪魔なので新しい踏み跡のある草むらから顔を出して、眺めを楽しみます。
ただ、ここまでの道のりはアップダウンが激しく徒歩や自転車ではかなりハードですので、レンタルバイクか宿に送迎などをたのみましょう。
④北浜ビーチ
海の透明度は慶良間諸島随一、沖縄でも有数の美しさです。夏場は大人気で多くの観光客がいますが、冬はほとんどいません!この素晴らしい景観を独り占めできちゃいます。
⑤前浜ビーチ
集落のどこから来るにも徒歩約1分の前浜は、東屋があるのでそこに座ってランチをしたり、海を眺めたりと、のんびりするのにおススメです。
おすすめのアクティビティ
2・3月はホエールウォッチングの時期
1〜3月のうち2・3月はホエールウォッチングのハイシーズンで、ツアーに参加すればかなりの高確率でザトウクジラに遭遇できます。座間味村ホエールウォッチング協会のツアーは、約2時間の乗船で1人6000円です。
午前〜昼過ぎ出発の1日2ツアーの他にオプショナルツアーもやっているそうなので、ご都合に合わせて参加してみましょう。
自転車・バイクで島巡り
座間味島ではレンタカーがあるので移動手段はあまり縛られないのですが、阿嘉島にはありません。数に限りがありますが、120㏄バイク・50㏄バイク・自転車を借りることができます。
橋でつながる島々を巡ったり、数か所あるビーチへのアクセスに使いましょう。クシバルビーチの道中は長く急坂の繰り返しなので、自転車はオススメできません。
シュノーケリングでウミガメと泳ぐ!
阿嘉島の阿嘉ビーチにはウミガメが住んでいますので、高確率で出会うことができます。驚かさないように、静かに一緒に泳ぎましょう。
宿などで安く借りれるフィン、シュノーケルで充分楽しめますよ。事故防止のため、ライフジャケットなどの浮力体は必ず着用してくださいね。
行ってきました!座間味・阿嘉島レポート
令和2年1月下旬頃、大学時代の友人夫婦4家族8人で座間味と阿嘉島を2泊3日楽しみました。北は盛岡、南は福岡から集まった仲良しメンバーです。
座間味島・阿嘉島は気心の知れた仲間達と遊ぶには、これ以上ないほど素晴らしいところです。こんな私達が実際、どのような感じで島旅を満喫したのかご紹介します。
初日は座間味島でホエールウォッチング!
12時過ぎ、フェリーで座間味島に到着しそのまま12:30〜のホエールウォッチングに参加しました。クジラについての基礎知識を教えてもらい、約2時間の航行。メスを2頭のオスが奪い合っている、元気の良いザトウクジラ達を見ることができました。
船酔いする人には少しつらいかもしれませんが、確実にクジラのいる場所へ連れて行ってくれるので空振りすることはまずありません。
島んちゅのユンタクに参加!
みんなで夕飯を済ませた後、座間味島のホエールウォッチングをガイドしてもらった島んちゅのお姉さんとその仲間たちにお呼ばれして「ユンタク」に参加させてもらいました。
ユンタクとはおしゃべりをするというような意味がありますが、一緒にご飯を食べたり泡盛を飲んだりしながらざっくばらんに地元の人たちと交流できるチャンスです。
レンタカーで展望台とビーチ巡り!
翌日はレンタカーを借りて移動しました。
マリリンの像
↓
阿真ビーチ
↓
女瀬の崎展望台
↓
稲崎展望台
↓
高月山展望台
↓
古座間味ビーチ
午後は阿嘉島へ
村内航路を行く小型船「みつしま」で阿嘉島まで約15分、美しいコバルトブルーの海が迎えてくれます。ホテルに荷物を置いて、すぐにシュノーケルとフィン、ジャケットをレンタルして阿嘉ビーチへ泳ぎに行きました。
シュノーケリングでサンゴの中を泳ぐ!
阿嘉ビーチは泳いで3〜40ⅿほどで広いサンゴの森、大小も色も様々な魚たちのいる楽園です。しばらく泳いでいると、ゆったりと天使のようにヒレを動かして進むウミガメさんと遭遇!座間味の魚になったような、感動のひと時です。
夜は前浜のビーチに寝転がって、真っ暗な中星空観賞をしながらおしゃべり。島に唯一ある信号機がたまにまぶしいですが、冬の大三角・天の川などがキレイに見えます。ぜひ、確かめに行ってみてください。
バイク・自転車で展望台、ビーチ、島巡り!
最終日は、バイクと自転車で素敵スポットを急ぎめに巡りました。
タキバル展望台
↓
後原展望台
↓
クシバルビーチ
↓
慶留間島へ
↓
高良家
↓
外地島へ
↓
慶留間空港
↓
阿嘉大橋
国指定重要文化財を見学!
屋敷を囲む石垣や目隠しの壁は、サンゴ石を用いた独特の積み方が見られます。近くで見ると、サンゴの化石のようになっているのがわかっておもしろいですよ。
サヨナラ座間味
このほか、阿嘉大橋から海を眺めていると、ウミガメが何度も呼吸をしに顔を出すところを見ることができました。乗船前に前浜の手前にある東屋でランチを食べて、島旅も終わりです。14:30発のフェリーで本島へ。
「何もしない」をしに行こう!
慶良間諸島の座間味島・阿嘉島観光のご紹介とレポートをしてきましたが、離島に来たら「やらなければならない」ことは何もありません。
遊ぶも良し、食べるも良し、ぼーっとするも良し、すべて思いのままにして良いんです。普段休みなく働き心身ともに余裕がなく疲れ切っているアナタ、ぜひまとまった休日をとって絶景の離島へ「何もしない」をしに行きませんか?