火を消す道具「火消し壺」と「消し炭」とは?基礎知識から使い方まで詳しく解説!

火消し壺は焚き火やバーベキューの炭を簡単に火を消すことができるアイテムです。キャンプやアウトドアで使った炭の火を安全に消し、消し炭はまた次回に使えます。便利でエコな火消し壺の基礎知識や、消し炭再利用方法などをチェックしてみましょう。

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目次

  1. 1火消し壺と消し炭の基礎知識
  2. 2火消し壺を使うメリットとは?
  3. 3火消し壺の選び方
  4. 4火消し壺の使い方
  5. 5安全でコンパクトなおすすめの火消し壺③選
  6. 6火消し壺は自作も可能
  7. 7火消し壺と消し炭を使って安全で快適なアウトドアを

火消し壺と消し炭の基礎知識

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焚き火やバーベキューの後、炭を消火するためのおすすめアイテムが火消し壺です。使い終わった消し炭は正しく処理しなければいけないのはご存知でしょうか。

近年では炭を放置したり砂に埋めるなど、危険性の高い処理方法で問題になることもあります。楽しいキャンプをするために、火消し壺の正しい基礎知識を把握して炭の後処理をしっかり行うことがキャンパーのマナーでもあります。

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火消し壺とはその名の通り、火を消すためのアイテムです。バーベキューなどで使っていた炭を入れることで酸素がなくなり、簡単に消火できます。近年ではこの火消し壺を愛用するキャンパーも増えています。

火消し壺で炭の後処理をスマートに

おしゃれでテンションが上がる焚き火はキャンプでのバーベキューや暖を取るのに人気ですが、炭の後処理はどうしてますか。消し炭を放置したり砂に埋めることは火事やヤケドの原因になります。

炭はしっかりと鎮火させることが必須で、水を張ったバケツに入れるなどの方法があります。しかし火消し壺を使えばスマートな後処理ができます。完全に消火できるだけでなく、消し炭を次のキャンプで利用することもできるようになります。

火消し壺の種類にはどんなものがある?

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火消し壺は色々なメーカーから複数の種類が購入できるようになっています。シンプルに炭を消すだけのものや火起こし機能付き、底部分に脚があるものは芝生サイトなどを傷めないようになっています。

同じメーカーの火消し壺でも大きさが違うものや、アルミ、スチールなど本体の種類も色々です。

消し炭とは何?

火を消したあとに残った炭が消し炭と呼ばれるものです。消し炭は薪から火起こしするよりも火が付きやすいので、着火が早いのがメリットです。

新品の炭で火起こしすると時間がかかりますが、消し炭は着火しやすいので火起こしが楽になります。大きな消し炭を廃棄するよりも、火消し壺で再利用するほうがお金もかからずエコに繋がります。

火消し壺を使うメリットとは?

火消し壺は必ずしも必要なアイテムなのでしょうか。火消し壺をキャンプに持っていくとなると荷物になるから面倒、と考えもあります。

しかし焚き火や炭でバーベキューをするなら必須といっても過言ではありません。車に積んでも邪魔にならないコンパクトサイズもあります。まずは使ってみると分かる火消し壺のメリットをチェックしてみましょう。

魅力①安全に消火

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大きなメリットとして炭を安全に消化できることです。炭を水に入れたり、直接水をかける方法は水蒸気によってヤケドする危険性や完全に消化できていなかった場合、火事の原因にもなります。

また、水をかけることで急激な温度変化が起こり、グリルやコンロが変形することもあります。しかし水をかけずに消火するのでコンロやグリルを傷めることなく、ヤケドの危険性も減って安全に消火できます。

魅力②片付けが楽

楽しいキャンプですが、意外と時間がかかるのが後片付けです。炭はジリジリと燃焼しているので消火までに時間と手間がかかり、完全に消化するまで待っているとどんどん時間が経過してしまいます。

そこで火消し壺の出番です。炭を入れるだけで安全に消化できるアイテムなので、就寝前に炭を入れておけば翌日にはしっかりと消化できます。炭の消火を開始してから他のものを片付ければ効率アップにもなります。

魅力③消し炭を利用できる

消し炭は次回焚き火をするときに使うことができます。炭の元となる薪も毎回キャンプのたびに購入すれば意外と高くつきます。しかし消し炭を利用すれば薪の量も減らせるので安上がりになるだけでなく、エコにも繋がります。

消し炭は薪から火を付けるよりも短時間で着火できるので、早く火起こしできます。まだ大きな炭を捨てるのはもったいない、と思うなら火消し壺で消し炭を再利用しましょう。

消し炭の使い方は焚き火だけじゃありません。きれいに洗って煮沸消毒、天日干しでしっかり乾燥させた消し炭を冷蔵庫や靴箱の消臭剤に、タンスに入れることで除湿剤として使うことができます。砕いてガーデニングに使うのもおすすめです。

たまにしかキャンプで焚き火をしない場合でも、火消し壺で消し炭を作っておけば室内の色々な場所で活躍してくれます。

消し炭を利用するために気を付けること

消し炭を再度利用するためにはいくつかの注意点があります。消し炭は火を起こすものなので、湿気は嫌います。そのため消し炭を完全に乾燥させなければ火が付きにくくなります。

湿気を避けるためには消し炭の保管に気をつけなければいけません。消し炭が湿気っていたり、水に濡れていると火がつきにくいので注意してください。水で消火するタイプのもので消し炭を再利用する場合は、しっかりと天日干しして乾燥させるようにしましょう。

消し炭を濡らして使う方法

消し炭を濡らした状態で使うこともできます。しっかりと火の付いた炭のなかに濡れた消し炭を入れ、立ち昇る水蒸気でお肉を調理すれば短時間でもしっとり柔らかに焼き上がります。

家庭では簡単にできる水蒸気調理、キャンプでは濡れた消し炭を使って挑戦してみましょう。濡らした消し炭を焚き火などに入れるときは、火が消えないように気をつけてください。また、水洗いして煮沸消毒した消し炭を飯盒に入れて炊くのもおすすめです。

火消し壺の選び方

安全に消火できて片付けの時間短縮もできる便利な火消し壺ですが、なにを基準に選ぶかは使う人やキャンプの人数などで違ってきます。大きさや素材、機能性を考慮した選び方を紹介します。

メーカーごとに火消し壺の価格帯の幅は広く、機能性だけを重視して低価格の火消し壺を購入する人も少なくありません。

選び方①素材

まずは本体素材を基準とした選び方を紹介します。基本的に本体の素材は金属製が多いですが、陶器のものもあります。アルミ素材やステンレス、スチールなどの金属素材の場合は熱伝導率が高く、使用時に周囲が熱くなることがあります。

金属素材を選ぶときは持ち手があるのもがおすすめです。軽量ならアルミやスチールを、耐久性ならステンレスがいいでしょう。陶器は金属素材よりも重いですが、容量が大きくデザイン性が高いものが多めです。しかし破損しやすいデメリットもあります。

火消し壺の選び方を素材で決めるなら炭を入れる量や耐久性、デザイン性をチェックするといいでしょう。キャンプに持ち運ぶものを金属素材、自宅で保管するなら陶器と使い分けるのもおすすめです。

選び方②サイズ

キャンプに持ち運ぶならサイズで選ぶ方がほとんどです。必須アイテムとまではいきませんが、消火に使える火消し壺はできるだけコンパクトサイズがおすすめですが、キャンプ人数によってはコンパクトな火消し壺では足りない場合もあります。

特にグループキャンプやファミリーキャンプでは炭の量も増えるので、消し炭を入れる火消し壺が小さいと一度に消化することが難しくなります。サイズで選ぶなら、キャンプ人数によって火消し壺の大きさを決めましょう。

選び方③蓋がしっかり閉まるもの

火消し壺は蓋がしっかり密封できるものがおすすめです。多くのメーカーはロック機能があり、容易に開かないようになっています。火消し壺はキャンプなど、持ち運びすることを想定しているからです。

特に車に積んでいるときに蓋がしっかり閉まっていなければ、振動で倒れてしまいます。フタによっても選び方が異なりますが、蓋のタイプは引っ掛けてロックするものやネジなど色々あるので、使いやすいものを選ぶようにします。

選び方④火起こし機能が付いているか

デフォルトで火起こし機能付きもおすすめです。火起こし機能が付いていれば消し炭を入れたまま火起こし可能、手早く準備ができます。火起こしがセットになったものは、キャンプでよく焚き火をする方には使いやすくなっています。

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火消し壺の使い方

炭を手早く簡単・安全に処理するためには、正しい使い方を知らなければ危険が伴います。火消し壺を使用する前には、蓋や容器が破損していないかをチェックしてください。

特に陶器製の場合はひび割れたり、欠けていると隙間ができるので完全に火消しできない、時間がかかることもあります。もちろん金属製でも破損しているものはできるだけ使わないようにしましょう。

安全な使い方

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火消し壺は安全な使い方をすることでヤケドや火事を防ぐことができます。炭を入れるときは、一度に全部ではなくトングを使ってひとつずつ炭を入れるようにします。炭を入れたあとは蓋をして、消火までには時間がかかるのでそのまま放置しておきます。

安全に使うためには火消し壺に触らないようにすることです。炭を入れた火消し壺は本体が熱くなり完全に冷めるまでは時間がかかります。脚無しのものはスタンド上に置くようにして、子どもやペットが触らないように注意してください。

代用できるものは?

色々なアウトドアメーカーから発売されている火消し壺ですが、他のもので代用することも可能です。代用品を使う場合は蓋がしっかり閉まるもの、耐熱性があるものを利用しましょう。また、持ち手があると持ち運びに便利です。

お菓子の金属缶

火消し壺の代用として使われるのが金属素材のお菓子の缶です。少し大きめサイズの蓋付き缶であれば代用可能ですが、周囲に紙のラベルが張ってある場合は剥がして使うようにしましょう。

 

ペール缶

お菓子の金属缶以外に代用できるものはペール缶です。ペール缶とはペンキなどの塗料や潤滑油、溶剤などを入れる缶のことを指します。ほとんどが鋼鉄製で蓋や取っ手があるので代用品としてもおすすめです。

ペール缶を火消し壺の代用にする場合、使用済みのペンキ缶など中身の入っていたものを使わないようにしてください。きれいに洗ったつもりでも、中身が残っていると引火する危険性があります。

ペール缶はホームセンターなどで未使用のものが販売されているので、そちらを利用しましょう。ペール缶で代用するときは、蓋に小さな空気穴を作るようにします。炭を入れて密閉性の高い蓋をしっかり閉めてしまうと熱膨張で缶が破損したり、蓋が開きにくくなります。

空気穴を開けない場合は、蓋を少しだけずらしておくのもおすすめです。ペール缶もお菓子の金属缶や火消し壺の同様に、炭を入れたあとは熱くなるので注意してください。ペール缶に水を入れて、炭をひとつずつ入れる方法もあります。

安全でコンパクトなおすすめの火消し壺③選

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お菓子の金属缶やペール缶で代用できる火消し壺ですが、やはり火消し専用のほうが安心感があります。安全でコンパクトなおすすめの火消し壺を紹介します。

おすすめ①ロゴス ポータブル 火消し壺

人気アウトドアブランドのロゴスにはブラックカラーのスタイリッシュでおしゃれなポータブル火消し壺があります。ロゴスの黒い火消し壺は2種類ありますが、こちらのポータブルはコンパクトサイズでファミリーキャンプにもおすすめです。

4~5人用グリルの炭が入るサイズで17×21.8cm、重量は約1.5kgとかなり軽量です。蓋はネジ式でしっかり閉まるので、持ち運びのときも中身がこぼれる心配もありません。

おすすめ②ユニフレーム 火消し壺

国内ブランド・ユニフレームの火消し壺はステンレス製で重量約1.7kg、本体サイズは18×18cmです。メッシュカゴ付きで、水で消火するタイプの火消し壺になります。メッシュカゴに炭を入れた状態で水を入れた壺にそのまま沈めて消化します。

持ち帰ったあとはカゴのまま天日干しすれば消し炭を再利用することも可能です。壺の中に水を入れずに直接炭を入れて消火することもできますが、熱膨張で蓋が開きにくくなります。その場合は蓋にあるシリコンパッキンで空気圧を変えてください。

おすすめ③GREEN LIFE火おこし兼用火消しつぼ

火起こし機能が付いたグリーンライフの火おこし兼用火消し壺は、優れた機能性なのにコスパが良いのでおすすめです。口コミでの評価も高く、火消しだけでなく初心者でも簡単に消し炭に火を付けることができます。

筒状で上下に蓋があり持ち手はらせん状になっているので、熱が伝わりにくく持ち運びも簡単です。サイズは15×2.5cm、重量約1kgと軽量でコンパクトなサイズになっています。

火消し壺は自作も可能

お菓子の金属缶やペール缶などでも代用できる火消し壺は、材料を揃えることで自作も可能です。自作するときの材料は百均にあるものでもOK、ソロキャンプに市販よりもコンパクトな火消し壺が自作できます。

ホームセンターでペール缶を購入して木製ノブを取り付けるだけの簡単自作方法もあります。木製ノブを付けるのは蓋が熱くなりすぎないため、ノブと蓋の間にナットを挟むと火消し壺本体に熱が伝わりにくくなります。

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百均で自作したものを動画で紹介!

こちらの動画では材料を百均で揃え、火消し壺と火起こし器を作っています。収納タイプにしているので、持ち運びにも便利です。材料はオイルポットと灰皿、作り方は灰皿の下部側面に空気穴を開けて網部分を広げて中に入れます。

上部には持ちやすいように取っ手を付け、オイルポットの油をこす網は中に入るように淵を切って折りこんでいます。あとは蓋をなくさないために金具で連結、たったこれだけでコンパクトな火消し壺と収納可能な火起こし器の完成です。

 

火消し壺と消し炭を使って安全で快適なアウトドアを

アウトドアで焚き火をするなら持っておきたい火消し壺、使い終わった消し炭は次回使うときの着火剤としても優秀です。代用品を使用したり自作することも可能ですが、アウトドアメーカーの火消し壺でもあまり高くないものもあります。

火消し壺の基礎知識や使い方を理解し、キャンプやバーベキューで楽しんだあとは火消し壺を使って安全で快適なアウトドアライフを送ってみませんか。

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この記事のライター
-asagi-

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