手作り石鹸の作り方!簡単な基本のレシピと道具・材料を詳しく紹介!【レポート】

手作り石鹸の作り方は思いのほか簡単です。石鹸を手作りするプロセスと熟成させる楽しみととろける使い心地はとても楽しく、ワクワクするものです。赤ちゃんからお年寄りまで安心して使える手作り石鹸の作り方とメリット・デメリットなどを紹介します。

手作り石鹸の作り方!簡単な基本のレシピと道具・材料を詳しく紹介!【レポート】のイメージ

目次

  1. 1手作り石鹸は肌にいい
  2. 2手作り石鹸の材料、道具を紹介
  3. 3手作り石鹸の作り方を紹介
  4. 4手作り石鹸のメリット・デメリット
  5. 5安心・安全な手作り石鹸は簡単に作れる!

手作り石鹸は肌にいい

手作り石鹸を作り始めて十数年たち、今も定期的に作っています。初めて石鹸を使った後の肌のしっとり感は今も忘れられません。洗顔の後のスキンケアをきちんとすればお肌はもっちりスベスベ。もちろん洗顔後に肌がつっぱることもありません。

お菓子作りのように材料を量り、タイミングを見極めて型に流し、熟成させてできた石鹸を使うときのワクワク感はたまりません。

材料や香りを変えれば自分でいろいろな石鹸を作れるのも面白いところです。お肌に安心して使える石鹸を手作りしてみませんか。

手作り石鹸の材料、道具を紹介

石鹸を手作りするのにそんなにたくさんの道具や材料はいりません。基本的にはキッチンで使うものばかりです。基本の作り方さえマスターすれば自分好みにアレンジし放題。作るときの気分で色や香りを変えてみるのも楽しみのひとつです。

材料について

石鹸の材料は「オイルと苛性ソーダと水」です。その中でも大切なのがオイルです。よいオイルを使うことがよい石鹸をつくる第一歩になります。手作り石鹸の使い心地はとても良いのですが、それには理由があります。

それは天然のグリセリンがたっぷりと含まれているからです。天然グリセリンはとても肌にやさしい保湿剤と、油溶性の汚れも水溶性の汚れもきれいに落とす洗浄剤の働きがあります。

市販の石鹸はこの天然グリセリンを取った残りの石鹸分だけを固めたものが多くあります。その点手作りすれば、汚れ落ちがよくて豊かな保湿力のある石鹸ができるのです。

オイルミックス

オイルはさまざまな種類がありますが、おすすめは「オイルミックス」。レシピに必要な複数のオイルをあらかじめ計量してパックしたものです。オイルミックスは牛乳パック1個分なので、オイルが余る無駄がありません。

気軽に短時間に仕込みができる優れもので、複数のオイルを計量したり、それぞれを湯煎にかける手間がありません。
 

今回はこのオイルミックスを使って手作り石鹸を作ります。マカダミアナッツオイルはさらっと肌なじみがよく、べたつき感がない人気のオイルです。さらに加齢とともに減少していくパルミトレン酸を20%も含んでいます。

そして美容と健康によいオリーブオイル、泡立ちのためのココナッツオイル、固さを持たせるパームオイルという、いずれも食用グレードのオイルをブレンドした石鹸づくりにぜひ一度使ってほしいおすすめのオイルミックスです。

マカダミアナッツオイルの配合
オリーブオイル ・・・ ・・  210g
マカダミアナッツオイル ・・ 140g
ココナッツオイル   ・・・・ 120g
パームオイル・・・・・・    150g

苛性ソーダ

苛性ソーダは学校の授業で一度は聞いたことのある水酸化ナトリウムです。劇薬に指定されているので、購入時は印鑑が必要です。18歳以上なら誰でも薬局で購入できます。

苛性ソーダは主にフレーク状で常温の時は無色無臭ですが、水を加えると「強アルカリ」になり発熱します。水溶液が肌につくとやけどをしてしまうので、取り扱うときは必ず手袋をします。刺激臭も発生するのでコツをつかむまではマスクの着用をおすすめします。

 

石鹸をつくる工程で一番気をつけなければいけないのが苛性ソーダの扱いです。フレーク状の時も水溶液のときも決して肌につかないように注意してください。

石鹸づくりの時も保管する場合も、小さな子どもやペットが届くようなところには置かないようにしてください。

精製水

精製水も薬局で購入できます。苛性ソーダを溶かすのに使用します。水道水やミネラルウォーターは硬水を含んでいる場合があり、手作り石鹸には向いていません。安価で買えるものなので、石鹸を作るときは精製水を使いましょう。

エッセンシャルオイル

手作り石鹸の香りづけは、天然の香料として、エッセンシャルオイルを使います。エッセンシャルオイルは植物の花や葉、果皮、樹皮などに含まれる揮発性の芳香成分を抽出したものです。

たくさんの種類があり、香りだけでなく、抗菌作用や疲れた神経への働きかけなどさまざまな効用を持っています。石鹸を作るときにエッセンシャルオイルを入れると、香りだけでなくその効能までも取り入れることができます。

 

必ず入れないといけないものではありませんが、自分の好きな香りがする手作り石鹸は格別にリラックスできます。エッセンシャルオイルは単独で使うより、複数を組み合わせた方が、香りも効能も補強しあって効果が高まります。

自分好みの香りを探していろいろ試してみてください。あくまで目安ですが3,4種類のエッセンシャルオイルを各5,60滴ほど入れます。多いと思われるかもしれませんが、決してそんなことはなく、外国製の香水石鹸のような香りにはならないので安心してください。

必要な道具とは?

手作り石鹸を作るのに特別な道具はほとんどありません。主にキッチンにあるものばかりです。劇薬の苛性ソーダを使うので、料理用と手作り石鹸用と分けないといけないと思われるかもしれませんが、ちきんとしっかり洗えば共用することができます。

気になるようでしたら少しお金がかかりますが、手作り石鹸用に道具を用意しておくといいですね。

手作り石鹸の道具

 

ボウル2個 ガラス化ほうろうの1ℓの液体が余裕で入る大きさのもの。苛性ソーダは鉄やアルミを腐食させるので使用不可。
計量カップ 精製水、油を正確に量る。
ボウルが入る大きさの鍋。オイルを湯煎にかけて温めるのに使用する。
はかり 料理用デジタルはかりが必要。苛性ソーダを正確に量る。
スプーン 必ずステンレスのスプーンを使う。苛性ソーダを量るときに使用する。
泡立て器 ステンレスの泡立て器を使う。
ガラスびん 750cc程度のもの。ふたに穴をあける。
温度計 料理用温度計を使う。オイルと苛性ソーダ水溶液の温度を計る。
ゴムべら 石鹸のタネを型に流しいれるのに使う。
氷、保冷剤 苛性ソーダ水溶液を冷やすときに使う。
石鹸のタネを流し入れる。市販の型でも牛乳パックで作ったものでもよい。アルミは不可。
料理用たこ糸 牛乳パックの型に流し入れた場合、重みで真ん中が膨らむので、形を整えるために使う。
焼き串、箸 ステンレスか木製のもの。苛性ソーダと水を混ぜ溶かすときに使う。
発泡スチロールや段ボール、木製の箱。
手袋、眼鏡、マスク 苛性ソーダを扱うときの防護用。

手作り石鹸の作り方を紹介

手作り石鹸の作り方はいたってシンプルです。量って混ぜて型に流し入れる。約2日後型から外し、熟成するまで4~6週間。熟成の時間が長く感じますが、日に日に表情が変わるのを見ながら待ち続けるもの楽しみのひとつです。

①精製水と苛性ソーダを量る

オイルミックスに書いてある通りの分量を量ります。材料の分量は最適の使い心地を計算して割り出されたものなので、正確に計量します。

苛性ソーダ・・・・82g
精製水・・・・・・242g
 

苛性ソーダは素手で触るとやけどをするので手袋をします。万が一こぼしてしまったら、かけらが乾いているうちに素早くスプーンなどで拾い上げます。

苛性ソーダは空気中の水分を吸って、すぐべたべたになります。そうなるとキッチンの材質によってはシミになってしまうこともあるので、こぼしたら後回しにせずにすぐ拾いましょう。

②苛性ソーダを精製水で溶かす

苛性ソーダと精製水を合わせると独特の刺激臭がするので、マスクの着用をおすすめします。苛性ソーダが入ったびんに精製水を入れ、手早くステンレスの焼き串でかき混ぜます。
 

水が透明になったらかき混ぜるのをやめて、温度計を入れます。このとき温度計は60℃~80℃をさしているはずです。ガラスびんごと水につけ、38℃~40℃になるまで冷まします。

③オイルと苛性ソーダ水の温度をそろえる

マカダミアナッツオイルミックスを使うので、オイルを計量する手間が省けてとても便利です。材料のオイルの良さを守りながら、けん化の反応をスムーズに引き起こすための丁度よい温度が38℃~40℃です。

オイルミックスが固まっている場合は湯煎で溶かし、苛性ソーダ水と同じ38℃~40℃になるように調節します。

④オイルと苛性ソーダ水を合わせ20分かき混ぜる

オイルと苛性ソーダ水を合わせることで石鹸ができはじめます。細く長く苛性ソーダ水を混ぜ込んでいくことで、ムラのないきれいな石鹸のタネが出来上がってきます。

オイルのなかの脂肪酸と苛性ソーダの結びつきを促進するために、よくかきまわします。最低でも20分間かき混ぜ続けると、あとは自動的にどんどんけん化が進んでいきます。

 

泡立て器でかき混ぜているうちに、オイルの黄金色がどんどん白っぽくなっていきます。電動の泡立て器はタネが飛び散って危険なので使わないようにしましょう。

20分たったら、泡立て器を入れたままラップをして型入れどきを待ちます。なお、かき混ぜる時間は余力があれば、30分でも40分でも大丈夫です。混ぜれば混ぜるほどタネの出来上がりまでの時間は短くなります。

⑤タネを型に入れるタイミングを見極める

泡立て器を持ち上げて、したたるタネで絵が描けるくらいがベストです。例えるなら、シュークリームのカスタードクリームくらいのかたさです。

この型に入れるタイミングが結構重要なポイントですが、多少待ちすぎたくらいは大丈夫です。一番避けたいのは早すぎること。型の中でタネが分離してしまい、失敗になるので気をつけましょう。

今回は、丁度いい硬さになるまで約18時間ほどかかりました。
 

⑥型に入れる

アクリルの石鹸の型を使っています。底が取り外せるので石鹸を型から取り出しやすく重宝しています。もちろん牛乳パックの型でも十分です。

その時は牛乳パックの下にたこ糸を3本しいてから、タネを型に流し込みます。ゴムベラで残っているタネもすくい入れます。タネが手につかないように注意してください。タネの重みで型の中央が膨らむので、たこ糸でしばって形を整えます。

⑦保温箱に入れて固める

ボウルの中で進み始めたけん化の反応を一気に進ますため、保温箱に入れます。1日おくだけでクリームのように柔らかかったタネが、しっかりと固まります。

⑧型から出し切り分けて乾燥させる

型出しは保温箱で1日寝かしてから箱から出し、さらに最低1日おいて乾かします。季節によって型から出すタイミングが変わります。

型から出せるくらい固まったら取り出します。中身はまだ柔らかいので慎重に扱います。

包丁で好みの大きさに切り分けます。木箱などに並べて、陽の当たらない風通しのよい場所で、最低4週間熟成させます。

手作り石鹸は市販に比べて使用期限が短くなっています。熟成期間が過ぎてから半年~1年で使い切るようにしましょう。

異臭がする、油っぽい匂いがする、色が変わっている、カビが生えているなどが見られたときは腐っているので使わないようにしましょう。

手作り石鹸のメリット・デメリット

市販の石鹸にも良い石鹸はもちろんあります。ですが、手作りならではの安心感が違います。それに作る楽しさ、熟成させている間の愉しみ、出来たてを使うワクワクがあります。

洗いあがりのしっとり感もやみつきになります。高い洗浄力と豊かな保湿力が最大の魅力だといえます。

手作り石鹸のメリット

手作り石鹸のメリットはたくさんあります。ひとつは「色や香りを自分好みにできること」。毎日使うものだからこそ、お気に入りの香りに包まれたいですよね。オイルやエッセンシャルオイル、クレイやスクラブなどを入れて、自由に好きなように作ることができます。

もうひとつは「形、大きさを決めれること」。タネを流し込む型はアルミ以外の材質ならだいたい大丈夫です。100均のお菓子の紙製の型なども使えます。

型にタネを流し入れるタイミングが遅すぎて、型に入れられなくなったときは、手袋をした手で丸くボールのように丸めることもできます。色んな形の石鹸を作ってみるのも楽しいですね。

 

手作り石鹸のデメリット

手作り石鹸は市販の石鹸に比べて、溶けやすいです。なのでお風呂で使う場合は、その都度持ち出すことをおすすめします。

またオリーブオイルだけの石鹸は泡立ちがあまりよくありません。洗顔ネットを使うと泡立ちがよくなります。泡立ちのためのココナッツオイル、固さを持たせるパームオイルがあらかじめ配合されているオイルミックスを使うと、溶けやすい、泡立たないという点がなくなります。

安心・安全な手作り石鹸は簡単に作れる!

手作り石鹸には失敗しないためのコツが4つあります。
・分量を間違えない
・オイルと苛性ソーダ水の温度を38℃~40℃に合わせる
・最低20分かき混ぜる
・タネを型に流し入れるタイミングを見極める

この4つさえ守れば簡単に作ることができます。作り方はシンプルなので、何度か作るとすぐコツをつかめると思います。

慣れてくれば、色をつけたり、クレイやハーブを入れたり、香りを楽しんだり、好きなように作ることができます。洗いあがりはびっくりするくらいしっとりで、きっと手作り石鹸のとりこになると思います。

材料も形も香りもすべて自分好みに作れる手作り石鹸をぜひ楽しんでください。
 

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この記事のライター
アカシミサ
ガーデニングが趣味です。自作の寄せ植えやハンギングバスケットを眺めて癒されてます。

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