初心者でも簡単!サボテンを種から育てる方法とは?実生(みしょう)の基本をご紹介!レポート

植物を種から育てることを実生(みしょう)といいますが、サボテンもほかの植物と同様に種から育てることができます。土や水、適した時期や肥料の与え方など、ある程度コツをつかめばどなたでもサボテンの実生を楽しむことができます。まずは基本をしっかり学んでみましょう。

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目次

  1. 1サボテンを実生してみよう
  2. 2サボテンの実生に必要なもの
  3. 3サボテンの実生に適した時期
  4. 4種のまき方
  5. 5発芽後の管理
  6. 6実生のススメ

サボテンを実生してみよう

サボテンを育てたことがある方はたくさんいらっしゃると思いますが、ほとんどの方は園芸店やホームセンターなどで、かわいらしい鉢に入ったものを購入しているかと思います。

サボテンとて植物ですので、ほとんどの品種は花も咲けば種もできます。お気に入りの品種が見つかったら、サボテンを種から育ててみませんか? 植物を種から育てることを実生といいますが、種から育てると、なお一層に愛着がわき、そのサボテンに対する知識も深まっていくはずです。

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サボテンの実生に必要なもの

サボテンを種から育てるための準備として、いくつか必要なものがあります。こだわりだしたらきりがありませんが、まずは誰にでも簡単に手に入るものでトライしてみましょう。

サボテンの種

一番大切なものというか、これがないと始まりません。サボテンの種は、ネットで探すと簡単に見つかります。ただ、自分の好きな品種の種が常に手に入るとは限らないので、入手困難なものはこまめにチェックしておきましょう。

サボテンの実生は種の鮮度で発芽率が変わります。ご自身で種を採取できる方や、知り合いの方に譲っていただけるチャンスがある方は、かなり高確率での発芽が期待できます。

基本的には水はけがよければ、どんな土でも芽は出ます。ただ、芽が出た後の生存率が変わってくるので、清潔な新しい土を使用してください。小さなサボテンは、水が多すぎても少なすぎても枯れます。そして雑菌で腐ったり、カビが生えたりしやすいので、水はけのよい清潔な土が必須です。

一般的には川砂や細粒の赤玉土、鹿沼土など、粒状の天然用土か、バーミキュライトやパーライトなど、熱処理した土を使用することが多いですが、サボテン用に配合された市販の土でも大丈夫です。

入れ物

サボテンの種をまいて目が出るまでは、水を切らさないようにしなければなりません。小さな種は水やりの際に流れてしまったりするので、底に穴の開いたケースに土を入れ、その上に種をまき、種をまいたケースごと水を張った一回り大きなケース入れて、ケースの底から給水されると水の管理が簡単です。

ホームセンターなどで育苗ケースなども販売されていますが、大げさなものは必要なく、ペットボトルやお弁当用のプラスチックのケースでも代用できます。蓋ができるものであれば、水分の蒸散のコントロールがしやすくなります。

サボテンの実生に適した時期

サボテンや多肉植物は、成長に適した時期があり、それによって春秋型、夏型、冬型に分類されます。サボテンの仲間は夏型に分類され、気温が20~30度くらいの時期が一番元気に成長します。

サボテンの種をまく際は、この気温の時期を考慮し、5~9月頃に行うのが一般的です。 ただ、近年真夏の暑さが異常なので、小さな苗には耐えきれない場合があります。そのため地域によっては7月下旬から9月上旬は避けたほうが良いかもしれません。

もちろん適切に温度管理ができるのであれば、一年中種をまけば芽が出て成長します。

種のまき方

種をまく前に、ケースに入れた土は十分に湿らせておきます。あとは土の上に種をまきますが、このとき種の上から土はかけません。種をまいたら霧吹きなどで軽く水を与えてもかまいません。

芽が出るまでにカビが生えたり腐ったりしないように、種に防カビ処理をする方もいます。 種をティッシュで包んで、カビキラーをかけたり、種をまいた後にダコニールやベンレートなどの防カビ剤を霧吹きでかけたり、人それぞれノウハウがあるので、自分なりの方法を探してみましょう。

あまり神経質にならなくても土の上に種を置いて水をやれば、とりあえず芽は出るはずです。

発芽後の管理

ほとんどの場合、種をまけば芽が出ますが、その後の管理次第で全滅してしまうということもよくあります。種をまくときよりも、芽が出てからの方が気を使うことが多くなります。

発芽したばかりの芽は、ほかの植物のように双葉が出るものや、球体のような芽が出るものがありますが、いきなりトゲが出てくることはありません。

水の管理

サボテンというと、水をやらなくても育つという大きな勘違いをされている方がいまだに多いようですが、実はサボテンは水が大好きな植物です。水を吸ってから次にのどが渇くまでの期間が一般的な植物よりも長いというだけで、水はたっぷりと与えるのが原則です。

発芽後の小さな苗は、特に水切れに弱く、人によっては1年くらいは育苗ケースを水を張ったケースにつけておく腰水という状態で管理する方もいるほどです。

ただし、湿度が高いままの管理になると、どうしてもカビが生えやすくなったり腐りやすくなるので、土は十分に湿っていても土の上は風通しの良い状態にしておく必要があります。特に梅雨時など雨の多い時期は過失に注意してください。

温度の管理

品種によって多少の差はありますが、サボテンは比較的寒さに強い植物です。原産地の多くは、冬の最低気温が一桁台まで下がるため、日本でも寒冷地でなければ屋外で越冬できる品種もあります。

ただし、枯れないことと育つことは別なので、小さな苗のうちはなるべく寒くならないように、暑くなりすぎないようにと気を遣う必要があります。可能であれば20~30度の間で管理できると温度変化によるリスクが減ります。

肥料

サボテンを種から育てる場合、発芽後に同管理するかは人それぞれこだわりやノウハウがあります。特に水と肥料の与え方は、経験則に基づくテクニックとして百人百様です。

発芽したばかりの状態では、まだしっかりと根を張っていないので、肥料は与えない方がよいですが、ある程度しっかり根が張った状態になれば、肥料はとてもよく効きます。

ただし、サボテンたちが自生する地域は、砂や砂利、礫などを多く含むやせた大地が多いため、もともとたくさんの肥料を必要としません。肥料を与えるときは、液体肥料を薄めたものを少量スプレーしたり、ごく少量の固形肥料を与える程度でかまいません。

特に暑い時期は成長が緩慢になるので、真夏は肥料を与えないようにしましょう。

植え替え

発芽後の植え替えについても、人によって意見が分かれるところです。1年はそのままという人もいれば、1~6か月目で1回目の植え替え、その後1年後にさらに2回目の植え替えを行うという人もいます。

人によって意見が分かれるのは、住んでいる地域や置いている場所、発芽したときの気温や、1か月後にどれくらい成長したかによって苗の状態が違うからで、教科書通りにはいきません。

植え替えを行う際は、植え替える数日前から水やりをやめ、ある程度土を乾燥させておきます。ピンセットなどで丁寧に苗を抜き取り、根についている土を落とし、新しいきれいな土に植えなおします。このとき根を切り詰めるか否かも人それぞれですが、個人的にはある程度根を切り詰めてストレスを与えることで、その後の根張りがよくなるような気がしています。

植え替え後は水をやらず、数日から1週間程度明けてから水やりを再開するようにします。肥料を再開するのは、そこからさらに数週間経過したくらいで大丈夫です。植え替えを行う際は、真夏や真冬のように成長が止まる時期は避けましょう。

日当たり

サボテンの多くは、太陽がさんさんと照っている環境を好みますが、品種によっては半日陰や木漏れ日程度の日差しで十分なサボテンもあります。

特に小さな苗のうちは、あまり強い日差しに充てないように注意してください。強い日差しに充てると葉焼けしたり、土の内部の水分が熱くなりすぎて、根腐れするリスクが高まります。 夏場は直射日光が当たらない場所に置くか、ある程度遮光してください。

害虫対策

サボテンといえばトゲトゲの姿を思い浮かべる方も多いかと思いますが、中にはトゲのないものや、トゲの代わりに毛が生えたものもあります。また、小さな苗のうちは産毛程度のトゲしか生えていなかったりするので、ナメクジやダンゴムシの食害に遭いやすいです。

春から夏にかけてはアブラムシがたかったり、ネジラミやダニの被害にも遭いやすい時期なので、屋外で管理する場合には害虫対策も大切です。完全に室内で管理する場合でも、油断しないように気を付けましょう。

無事に1年を過ごせたら

春に種をまいたサボテンが、夏から秋を過ごし、厳しい冬を乗り越えることができたらほぼ親のサボテンと同じ管理で大丈夫になります。1歳になったサボテンは、まだとても小さく頼りないですが、芽が出たばかりのころに比べたらだいぶたくましく、姿もサボテンらしくなっているはずです。

室内で管理している場合は、外に出すときに急に強い日差しに当てると葉焼けすることがあるので、カーテン越しの日差しから反日蔭、半日陰から日向と、徐々に慣らしていくとよいでしょう。

実生のススメ

植物を種から育てることを実生といいますが、ほかの植物に比べるとサボテンの実生は難しいです。サボテンはもともと日本の気候風土で自生する植物ではないので、難易度が上がるのは当然です。

ここでご紹介した方法は、基本的なやり方なので、お住いの地域や、置き場所、実生を行う時期によって適した方法が変わっていくので、ただ、買ってきたものよりも種から育てた方が、愛着がわくのは確かです。ある程度サボテンの育て方に慣れてきたら、ぜひ一度挑戦してみてください。

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この記事のライター
カメレオン
サボテンや多肉植物を中心に、たくさんの植物を育てています。 そういった経験を皆さんに少しでもお分けできたらと思っ...

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