葉牡丹(ハボタン)とは?種類や育て方など詳しくご紹介!

葉牡丹と言う植物はとても縁起の良い花言葉があるので、贈り物にも最適です。それだけではなく、種類も豊富で育て方や植え替え方法、増やし方も非常に簡単なのが魅力でもあります。今回はそんな葉牡丹の花言葉や名前の由来、寄せ植えなどの植え替え、育て方についてご紹介します。

葉牡丹(ハボタン)とは?種類や育て方など詳しくご紹介!のイメージ

目次

  1. 1葉牡丹(ハボタン)とは
  2. 2葉牡丹の種類
  3. 3葉牡丹の育て方
  4. 4葉牡丹のお手入れ
  5. 5葉牡丹の植え替え・寄せ植え
  6. 6葉牡丹の増やし方
  7. 7贈り物に重宝!縁起のいい花言葉の葉牡丹

葉牡丹(ハボタン)とは

葉牡丹(ハボタン)という植物は、外国ではキャベツなどの野菜と同じ仲間の植物として知られています。アブラナ科の一種で、花は春の4月から5月頃にかけて見頃を迎えます。

しかし、この植物は他の園芸用の植物と異なり花を観賞することがメインではありません。この植物の見所は寒い時期に色付く葉なのです。葉牡丹の葉は11月から3月の寒い時期に、赤・ピンク・黄色・紫といった様々な色に変化をします。

色付いた葉も大体2週間前後は葉持ちするので、冬の色味の無い庭を鮮やかに見せるのに非常に役立つ植物の一つです。

葉牡丹の特徴

葉牡丹はご紹介した通り、寒い時期に葉の色合いを楽しむのがメインの植物です。そのため夏の間に種を蒔いて育て始めるのが特徴です。

この葉牡丹という植物は、本来は食用として日本に輸入されてきたという歴史があります。しかし日本人の口には合わなかったので、観賞用として品種改良されてきました。後ほど詳しくご紹介しますが、地方毎に品種改良されて作られた種類が違うのも大きな特徴です。

葉牡丹の花言葉

葉牡丹にも、もちろん花言葉が設定されています。この植物の主な花言葉は「祝福」です。とても素敵な花言葉がある植物なので、贈り物にするのにもぴったりです。

また、この植物には「祝福」以外の花言葉も付けられています。例えば「慈愛」や「愛を包む」、「利益」、「物事に動じない」という花言葉です。

葉牡丹は自分の庭でガーデニングするのにも、誰かへのプレゼントにするのにも最適な花言葉を持つ植物なのです。

葉牡丹の名前の由来

冬に色付いた葉牡丹の葉は、牡丹の花にとてもよく似ています。この葉牡丹と言う名前の由来もそこから来ています。形や色の付き方が牡丹の花にそっくりなこの植物は、まさに冬の庭を彩るのに最適だと言えます。

Thumb雅やかで魅力たっぷりの牡丹とは?花言葉や由来をご紹介!
「牡丹(ボタン)」は何重にもなった花びらと、しっかりした大輪の花が印象的です。豪華絢爛なイメ...

葉牡丹の種類

ここまで、葉牡丹の基本情報や花言葉、その名前の由来などをお伝えしました。しかし、一言で葉牡丹と言ってもとても多くの種類があるのです。

ここからは、代表的な葉牡丹について5種類ほどご紹介していきます。

葉牡丹の種類①丸葉系

出典: https://www.shuminoengei.jp/

まずご紹介するのは、丸葉系の葉牡丹についてです。この種類は江戸時代の頃から主に東京で品種改良をされていたという由来があります。

葉牡丹の中でも一番よく知られているのがこの丸葉系の種類です。しかし、近年は更に他の品種とかけあわされている事も多いので見極めが若干難しくなってきているので注意が必要です。

葉牡丹の種類②ちりめん系・縮れ葉系

出典: https://www.rakuten.co.jp/

続いてご紹介するのは、ちりめん系・縮れ葉系と呼ばれる葉牡丹です。この品種は明治の中ごろから名古屋の方で改良されたという由来があります。

この品種は、先程ご紹介した丸葉系のものと比べると目にする機会が少ない品種と言えます。葉の先端が縮れているように見えるのが特徴です。織物のちりめん加工にその形が似ている事から、ちりめん系と呼ばれるようになりました。

葉牡丹の種類③切れ葉系

出典: https://www.rakuten.co.jp/

3つ目にご紹介するのは、切れ葉系と呼ばれる種類の葉牡丹です。この種類は1977年頃に初めて登場した比較的新しい品種の一つです。

今までに紹介した葉牡丹と異なり、葉の1枚毎に長めの切れ込みが入っているのが特徴です。葉の先端にちりめん系同様の縮れがある場合もあります。

また、「くじゃく系」や「さんご系」というように切れ込みの入り具合によってさらに細かく種類分けをすることも出来ます。

葉牡丹の種類④フリンジ・ケール系

出典: https://www.rakuten.co.jp/

4つ目にご紹介するのは、フリンジ・ケール系と呼ばれる種類です。これは3つ目にご紹介した切れ葉系に連なる品種です。

フリンジ系の特徴は切れ葉系よりもさらに細かく切れ込みが入っているという点です。ケール系の種類も、フリンジ系と同様に葉の切れ込みがとても細かいのが特徴です。

冬に咲く花も実際にいくつかありますが、フリンジ型の葉牡丹があるだけでも花壇の雰囲気が華やぐのでおすすめです。

葉牡丹の種類⑤高性種

出典: https://www.rakuten.co.jp/

最後にご紹介する種類は、高性種葉牡丹と呼ばれる種類です。葉牡丹はどちらかと言えば草丈が低くなることの多い植物です。しかし、この品種は他の物と比べてとても丈が高いという特徴があるのです。

そのため、数ある葉牡丹の品種の中でも贈り物用の花束などを作るのには最適な品種であると言えるのです。また、この品種であれば花壇に植えたとしてもとてもボリュームが出るので、見ごたえのある花壇を作ることも出来ます。

葉牡丹の育て方

ここまで葉牡丹の種類についてご紹介をしてきました。葉牡丹にはとても多くの種類があり、そのどれもがとても魅力的なものであることがご理解頂けたはずです。

しかし、どんなに魅力的な植物でもその育て方が分からなければ全く意味はありません。ここからは実際に葉牡丹を育てる際の育て方のポイントをお伝えしていきます。

葉牡丹の育て方①栽培環境

まず最初にお伝えする育て方のポイントは、この植物の栽培環境についてです。この植物を育てるのに一番適した環境は、日当たりがよく風通しの良い場所です。しかし、いくら風通しが良くても北風が強すぎたり、霜が着いてしまったりするような場所は避けて下さい。

また、この植物には酸性の土壌を非常に嫌うという性質もあります。もしも庭に直接ガーデニングをする場合は石灰石などを使用して、あらかじめ土を中性にしておく必要があります。

葉牡丹の育て方②植え付け

続いてご紹介する育て方のポイントは、植え付けの方法についてです。この植物には種から植え付けて育てる方法と、苗を植え付けて育てる方法の2種類が存在します。

今回はその両方について、ポイントや注意点をご紹介します。

種まき

葉牡丹を種から育てる場合、一番気を付けたいのが種まきを行うタイミングについてです。種まきに適しているのは夏頃から9月後半にかけてです。種のパッケージには必ず発芽に適した気温が書かれているので、それを参考にするようにして下さい。

また、発芽をさせる際には日蔭の涼しい場所を選ぶことも重要です。真夏に種から発芽をさせる場合は、保冷材などを使って冷やす方法もおすすめです。

葉牡丹の種まきを動画でチェック

葉牡丹の種まきから発芽までの様子をご紹介した動画も一緒に確認をしてみて下さい。記事と併せて確認すれば、より種まきの方法を理解する事が出来ます。

苗植え

続いては苗で植え付ける方法です。苗は植え付けを行う時期が10月から11月の秋口になります。その頃になると色々な場所での販売も始まり、苗を手に入れやすくなります。

苗の場合に注意をしなければならないのは、苗の選定です。せっかくガーデニングをするのであれば出来るだけ丈夫なものを長く楽しめるようにしなければなりません。

そのためにも、買ってきた苗をそのまま植え付けるのではなく、葉付きが良かったり、元気そうな苗を選り分けて植えることが必要になります。

葉牡丹の育て方③肥料

3つ目の育て方のポイントは肥料についてです。この植物は植え付ける時に肥料をしっかり与えておけば、葉の見頃の時期に改めて肥料を与える必要はありません。その点でも手入れのいらない育てやすい植物と言えるでしょう。

また、最初に与える肥料は緩効性の化学肥料を土に混ぜるだけで十分です。必要以上に肥料を与えてしまうと、葉の色付きが悪くなってしまう可能性があるので注意して下さい。

葉牡丹の育て方④水やり

最後にご紹介する育て方のポイントは水やりについてです。水やりは植木鉢で育てる場合であれば、土が乾燥したら水をあげる程度で十分です。肥料と同様に、水も与えすぎると葉の色が薄くなってしまう可能性があるので注意が必要です。

植木鉢ではなく地植えをする場合は、基本的に根付いた後は水を与える必要はありません。雨が降らずに乾燥した日が続いてしまうような時のみ水やりを行うようにして下さい。

Thumbハボタンを育てるコツは?初心者にも分かる育て方を詳しく解説!
キャベツのようなハボタンは、寒くなると株の中心部がピンクや白、紫などの明るい色に発色します。...

葉牡丹のお手入れ

ここまで、葉牡丹の育て方のポイントをお伝えしてきました。お伝えした通り、葉牡丹は他の種類の植物と比べると簡単に育てられるのが魅力の植物なのです。

しかし、実際は育て方のポイントを踏まえた上できちんとお手入れをしていかなければ意味はありません。次は葉牡丹を綺麗に見せていく為に必要なお手入れについてご説明していきます。

葉牡丹のお手入れ①剪定

まず最初にご紹介するのは、剪定についてです。ガーデニングで花を楽しむに当たり、剪定は必須の行動になってきます。しかし、葉牡丹にはよほどのことが無い限り剪定は必要ありません。

剪定は花を綺麗に見せるために行っていくものになりますが、先程からご紹介している通りこの植物は葉の色合いを楽しむものです。そのため枯れてきた下葉を取り除くだけで良いのです。ただし、踊り葉牡丹を仕立てる場合には剪定が必要になるので注意が必要です。

踊り葉牡丹とは

踊り葉牡丹とは、育てだしてから2年目以降で枝分かれをしているような状態の葉牡丹の事を指します。この形に仕上げるには、花が咲き終わった頃に花の下で切り戻すという作業が必要になってきます。

この切り戻しをしっかりと行うことが出来れば、途中で枝分かれをして本当に踊っているような形に育てることが出来るのです。また、これは基本的には2年目以降の株で行うものになりますが品種によっては1年目から踊り葉牡丹に出来るものもあります。

葉牡丹のお手入れ②害虫

続いては、注意をしたい害虫についてお伝えをしていきます。一番最初にも少しお伝えしたように、この植物はキャベツなどの野菜と同じ種類の植物になります。日本では園芸用として親しまれていますが、外国ではこの植物を食べる文化も普通に存在しているほどです。

そのため、アオムシやアブラムシ、コナガやヨトウムシといったアブラナ科の植物に被害をもたらす害虫たちに注意をする必要があります。見つけ次第それぞれ駆除していく必要がありますが、植え付け前に殺虫剤などを用意しておくのも有効な手段の一つです。

葉牡丹のお手入れ③病気

最後に注意をしておきたい病気についてお伝えします。特に注意をしたいのはうどんこ病、立枯病、黒腐病の3つです。

うどん粉病はカビが主な原因の病気で、この植物だけではなく他のガーデニング用の植物でも注意をしたい病気の1つです。この病気は風通しを良くしたりする事で防ぐことが出来る病気です。立枯病も土を媒介にした病気なので、連作を行わなければ防ぎやすくなります。

黒腐病は、ガーデニング用の植物では無く野菜類に多く発生する病気の一つです。この病気も風通しの良さや肥料のやり過ぎに注意をすれば簡単に防ぐことが可能です。

葉牡丹の植え替え・寄せ植え

ここまで葉牡丹のお手入れ方法についてご紹介してきました。病気や害虫など、気を付けなければいけない点はありますが、これは他の植物でも同じことが言えます。

しかし、病気の発生を防ぐためにも植木鉢などでは連作を行わずに植え替えをする必要が出てきますので、次はこの植物の植え替えや寄せ植えの方法について簡単にご紹介をしていきます。

葉牡丹の植え替え

出典: https://www.shuminoengei.jp/

まず植え替えの方法についてご紹介します。基本的に植え替えを必要とするのは2年目以降に踊り葉牡丹を作る場合か、種から発芽させた葉牡丹です。苗を植え付けた際は特に植え替えをする必要はありませんし、地植えの場合も植え替えは必要ありません。

踊り葉牡丹の場合は、その後の成長具合も考慮しつつ一回り大きめの植木鉢を用意して植え替えるのがおすすめです。種から育てている場合は、一度ポリポットに移し替えてある程度苗として育ててから庭や植木鉢に植え替えるようにして下さい。

葉牡丹の寄せ植え

出典: https://www.shuminoengei.jp/

この植物は、個体によってはとても小ぶりなものがあったり、葉の色付き具合が品種によって異なったりする植物です。そのため、見栄えを良くするために寄せ植えを行うというのも一つの方法です。

ただし、販売されている苗の中には特に寄せ植えをしたくないにも関わらずいくつかの株が寄せ植えされて一つのポットに植え付けられているというケースもあります。その場合は直ぐに植え替えてやる必要があります。

葉牡丹の寄せ植えのコツ

見栄えを考慮して寄せ植えをする場合は、それぞれの丈の高さを意識するようにして下さい。あまりにも高すぎる個体であれば、地中深くから植え付けてしまっても大丈夫です。また、隙間を空けずに寄せ植えを行うと非常に綺麗なので、ぜひお試しください。

Thumbボタン(牡丹)を育てるコツは?初心者にも分かる育て方を詳しく解説!
日本に古くからある花で、女性の姿を現す言葉でも登場しています。花色も豊富で庭に植えて彩りを加...

葉牡丹の増やし方

葉牡丹についてたくさんの事をご紹介してきましたが、最後にこの植物の増やし方について軽くご説明をしていきます。

葉牡丹の増やし方①種まき

まずご紹介する増やし方は、種まきで数を増やすという方法です。この場合、注意したいのがいかに丈夫な個体を見つけるかという点です。

ポットに2粒から3粒位に分けて種をまき、発芽した芽の状態を見て丈夫そうなものを選ぶと丈夫な個体を簡単に増やすことが出来るのでおすすめです。

葉牡丹の増やし方②挿し芽

この植物には挿し芽で増やすという増やし方もあります。この場合は新芽のついている枝を切り取り、土にさすだけで大丈夫です。注意ポイントは、挿し芽から2週間くらいは日陰で水やりを続け、その後少しずつ日向に場所を移していくという作業が必要になります。

また挿し芽を行う時期として最も相応しいのは、5月から6月までの間になりますので、そのタイミングを外さないようにして下さい。

贈り物に重宝!縁起のいい花言葉の葉牡丹

「祝福」という縁起のいい花言葉をもつ葉牡丹は、贈り物に最適な植物です。また、育て方やお手入れ方法、増やし方も比較的簡単な植物ですので、ぜひ葉牡丹で冬の間のガーデニングを楽しんでみて下さい。

その他の関連記事はこちらから

Thumbガーデンシクラメンとは?初心者でも失敗しない簡単な育て方を詳しく解説!
ここ最近、ご家庭の花壇で見かけることも多くなってきたガーデンシクラメンですが、育て方にはちょ...
Thumbパンジー・ビオラを育てるコツは?初心者にも分かる種類や育て方を詳しく解説!
花の少なくなる晩秋から春にかけて色鮮やかな彩りを与えてくれるパンジー・ビオラ。パンジー・ビオ...

関連するまとめ

Noimage
この記事のライター
松本 美那子

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ